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『連弾』から4年ぶりとなる竹中直人監督の新作『サヨナラCOLOR』。初恋の人と病院で再会し、献身的な治療をする医者として竹中監督は出演も。そして、その初恋の人には原田知世。この2人でも十分豪華なのだが、そこに段田安則、中島みゆき、内村光良、そして、多くのミュージシャンが『サヨナラCOLOR』に集う。ハナレグミの曲のタイトルを使った本作に込められた想いは---。
_____この映画を撮るきっかけというのはどういうことだったのでしょう?
竹中直人監督(以下:監督)「ずっと映画撮りたくて仕方なかったんですよ。一時期何本かの映画の企画がダメになってしまって、俺ダメだなぁ(笑)なんて思っていたんです。そんな時、プロデューサーの新藤さんから竹中を役者としてイメージして書いたものがあるんだけど、と言われて本を渡されたんです。タイトルは「ミセスランプへ」というモノだったんですが、それを読んだ時に「サヨナラCOLOR」って曲が思い浮かんだんです」
_____「サヨナラCOLOR」というのは、ハナレグミの楽曲ですが、どのようにして知ったのでしょう?
監督「永積タカシくんとの出会いは、タワーレコードのポスター撮りの時だったんですが、その時、永積タカシくんがファンだったんですって近づいてきて、あんまりそういう事普段言われた事ないんで、めずらしいやろうだなぁ、なんて。そんな具合にちょっと近くなった感じがあって、それでCDとか何枚かもらったんですよ。でも、ちょうど僕が聞いていたCDには「サヨナラCOLOR」は入ってなかったんです。その後、共通の友人を通じて永積くんと会う機会がありまして、そんな感じで。で、彼が家にまで遊びに来てくれて、ギターで「サヨナラCOLOR」を弾いてくれたんです。それが始めて聴いた「サヨナラCOLOR」ですね。確か2003年の頭ぐらいに「ミセスランプへ」をもらったんですが、その少し前の出来事ですね」
_____原田さんは音楽活動もされていますが、ハナレグミの「サヨナラCOLOR」という曲についてどんな印象をお持ちですか?
原田知世(以下:原田)「サヨナラCOLOR」はすごく好きな曲ですし、スタジオなどで監督は大事な時にいつもかけてくれていたので、すごくパワーを与えてくれたというか、助けてくれましたね。全体のサントラを作る時も見たいなと思いまして、1日目行かせてもらったんですけども、皆さん本当に楽しそうで。それに、音楽をつける事で、役の気持ちというものがもっと明確に伝わって来るというのが、鳥肌が立ちましたね。撮影の現場でもサントラを作る現場でもこの映画に対する愛情が伝わってきて、それを感じる場所にいれたというのは本当に難しい事だし、貴重な事だなと思いました」
_____馬場さんの書いた脚本ですが、それからどのように変えていったのでしょう?
監督「人物設定はそれほど変えてないです。馬場さんと少し膨らましていったという感じです。イメージとしては、海に近い病院にしたいなとか、主人公が彼女に対してもっとしつこい方がいいなとか、ですかね(笑)。あと、最初は役者だけだったんですが、監督も決まってないんだったらやりたいなぁという感じで、そこから一気に企画も駆けだした感じです」
_____オープニングの車すごく奇麗ですが
監督「オープニングを車で始めたかったんですよ。その理由は免許を2年くらい前にとったんで(笑)。とにかく、『サヨナラCOLOR』という映画は、海で始まって海で終わる映画にしたかったんですよ。せっかく免許取ったんで、車を運転しているところで始めたい。そして、絶対ブルーの車で始めたかったんですよ。とにかく青がいいなと色が浮かんだんで、それが奇麗だなって思いました。あの80年代のルノーキャトルを探すのにすごく苦労しまして、みつかんないから助監督が黄色でいいじゃないですかっていうもんで、ムキになって(笑)、俺がブルーって言ってんのになんでおまえ黄色って言うんだよ!勝手なこといってんじゃないぞ!って大人げなく怒りましたね(笑)」
_____原田さんは映画では監督と初めての共演という事ですが
原田「ドラマで共演したのが初めてですね。でも、こんなに一緒に時を過ごしたのは初めてですね。最初に監督からお話しを頂いた時に1つ気になる事があって同級生なんだけど大丈夫かなぁと心配されていたんですが、まぁいいんじゃないかなと、何とかなるんじゃないかなと言ってしまいました」
_____同級生というところで、随分監督は気にされていたようですが、同窓会のシーンなどでは特に違和感などはありませんでたし、それ以上にあのシーンは素敵なシーンだなと思いますが
原田「同窓会のシーンでは竹中さんの本当の高校の同級生に集まってもらったので、すごくリアリティがあったと思います。エキストラの方ではああはならなかっただろうなって思いました。あのシーンでは、私のスピーチを真剣に聞いてくれたりしたんで、すごく役に入りやすかったです」
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竹中直人監督プロフィール
『無能な人』で鮮烈な監督デビューを果たし、これまでの役者だけではなく監督としての才能も開花させる。テレビドラマ、映画と多くの作品に出演。『サヨナラCOLOR』は監督作として、『連弾』から4年ぶりの作品となる。 |

原田知世プロフィール
大林宣彦監督の名作『時をかける少女』で女優デビューを果たし、順調にキャリアを積んでいく。『キャバレー』『黒いドレスの女』『彼女が水着に着替えたら』『傷だらけの天使』など様々な作品に出演。テレビ、CMの他にトーレ・ヨハンソンプロデュースのもと音楽活動も展開。 |
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