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インタビュー

『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』 五十嵐隼士 記者会見

『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』 五十嵐隼士 記者会見
 
日本中の誰もが知っている国民的ヒーロー「ウルトラマン」。その生誕40周年を迎えた今年、現在放映中のテレビ番組でちびっ子たちをとりこにするフレッシュなウルトラマン「メビウス」と、歴代のウルトラマンが共演を果たしたスペシャルな映画『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』が公開される。今作には、初代ウルトラマン(ハヤタ)の黒部進、ウルトラセブン(モロボシダン)の森次晃嗣、ウルトラマンジャック(郷秀樹)の団時朗、ウルトラマンA(北斗星司)の高峰圭二など、歴代ウルトラマンたちが出演! さらに怪獣たちも懐かしい顔ぶれが揃い、まさしく親子二代のハートを掴む内容となっている。

そんな大先輩に囲まれて主人公ヒビノミライを演じた、五十嵐隼士が来阪。緊張の連続だったという撮影中の裏話を語った。


__歴代のウルトラマンは観たことがありましたか?

小さい頃、初代ウルトラマンとウルトラセブンは観てました。とくにセブンが好きで、紅白帽を真ん中で折り曲げて被って、「アイスラッガー」とか言って投げて遊んでましたね。

__40周年記念作品のウルトラマンメビウス役として、オーディションに受かったときの感想は?

それはもう、うれしかったですが、プレッシャーを感じるところもすごくありました。30周年のときの「ティガ」はV6の長野博君でしたし。これからも10年、20年とウルトラマンが続いていくように、自分が次へとつなぐためにも頑張っていかないといけないなと思いましたね。

__今回は大先輩たちとも共演されていますが、印象に残ったエピソードはありますか?

一緒の撮影は2日くらいしかなかったんですけど、最初に先輩方と出会う船のシーンでのセリフがすごく長くて。毎日、近くの海に行ってそのセリフを声に出して練習していたんですが、もう緊張して緊張してガチガチになってましたね(笑)。

__そのほかに、撮影中に苦労されたことはありますか?

がれきに埋まるシーンがあって、2時間半そのままだったんですね。最初は、がれきが軽くて風で動いてしまっていたんで、重くしてもらったんですよ。すると今度は足がしびれてきて、痛くなって、そのあとまったく感覚がなくなってしまって…。立ち上がったときには、生まれたての子鹿みたいな状態になって大変でした(笑)。

__映画とテレビの撮影では、現場の緊張感にも違いはありましたか?

ドラマは同世代が多くて、ワイワイガヤガヤした雰囲気だったんですが、映画の現場は極端に年下か、年上の方が多かったんで話相手も少なかったんですよね。だから海に行って一人で練習したりもしてたんです。でも、先輩方を通して勉強になることがすごく多かったです。

__どういったところが勉強になりましたか?

いろいろ教えてもらったんですよ。「はい」という言葉一つとっても、なかなかOKがもらえなくて、先輩4人に相談したら、ルーキーっぽく「肩を使え」と言われたんですね。そして、その通りやってみると、OKが出たんです! そうやって、細かい動き一つで違うんだということを学びました。

あと、クランクインした日に食事会があって、僕が「一生懸命頑張ります!」ってみんなの前で言ったら、森次晃嗣さんに「お前に一生懸命は重過ぎる。一所懸命頑張れ。今、そこにある一つ一つを大事にしていけばいいんだ」と言われたんです。その言葉のおかげで、だいぶ気持ちがリラックスできました。


__映画全体の見どころとしては、やはりウルトラ兄弟の登場だと思いますが、五十嵐さんが個人的に注目してほしいところは?

ラストシーンのミライの笑顔ですね。はじめは緊張のあまり顔がこわばっていたんですが、何とか自然に見えるよう頑張ったので、ぜひ観てください。それから、タカトくんという男の子と水族館で話をするシーンが好きです。ミライが先輩から教えてもらったことを少年に話すんですが、僕がすごくいいなと思っている言葉なんです。「大切なのは諦めないことだ。信じる力が勇気になる」。

__ウルトラマンメビウス(ヒビノミライ)は、五十嵐さんにとってどんなヒーローですか?

自分から見たミライは少し甘えん坊なところもあるんですが、すごく人の心配をするタイプ。おせっかいやきなんですよね。でも、ちゃんと誰かのために怒れるっていう僕の一番好きな理想のヒーローなんです。ミライでそれが描かれていたことが、すごくうれしかったです。


台本を読んでいても、ミライから教わることが多いという五十嵐。とても「いい人」な主人公を見て、自分もそうなろうと思った彼は、電車で席を譲ることから始めてみたのだという。そんな生身のヒーローが持つ純粋さは、きっとテレビやスクリーンを通して、子どもたちにも伝わっていくことだろう。

子どもの頃、テレビドラマで「ビーチボーイズ」を観て、反町隆史に憧れていたという彼が、今後どんな俳優へと成長をしていくのか。まだまだぎこちないと自ら語っていた彼の、これから見せてくれる笑顔に注目していきたいと思う。



Text:今井裕紀子
五十嵐隼士 
五十嵐隼士  プロフィール
1986年、長野県生まれ。ワタナベエンターテインメントの若手俳優集団D-BOYSのメンバー。2005年には「瑠璃の島」、「花より男子」などのテレビドラマ、また2006年はWEBドラマ「ハツカレ」にも出演。9月16日には「五十嵐隼士 写真集(仮)」も発売される。若い間に、学園ドラマにも出演してみたいという意欲溢れる期待の新人俳優。

『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』

『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』