ヒッチコック

更新日:2013年3月29日

公開日:2013年4月5日(金)

ヒッチコック

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ヒッチコック

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ストーリー

1959年、『北北西に進路を取れ』が大反響を呼び、映画監督として大成功を収めたアルフレッド・ヒッチコック。実在の殺人鬼エド・ゲインを物語にした小説『サイコ』に心を奪われ、新作の映画製作に臨む。しかし、残虐な内容から映画会社からは出資を断られてしまう。自己資金で製作に挑むも、脚本をチェックした映倫からバスルームの殺人シーンにNGを出されるなど、問題は山積み。そんな彼の最大の味方は、優れた映画編集者であり、ひらめきに満ちた脚本家でもある、生涯ただ一人の妻・アルマだけだった。

キャラクター

  • アルフレッド・ヒッチコック(アンソニー・ホプキンス)

    アルフレッド・ヒッチコック(アンソニー・ホプキンス)
    “サスペンスの神”と謳われる映画監督。46本の作品を世に生み出した60歳にして、なお「意表を突く映画が撮りたい」と映画製作に情熱を注ぎ、新作『サイコ』の製作に取りかかる。名声を獲得する一方で、密かに一度もアカデミー賞監督賞を受賞していないことを気にしている。

  • アルマ・レヴィル(ヘレン・ミレン)

    アルマ・レヴィル(ヘレン・ミレン)
    ヒッチコックの妻。彼の一番の味方ではあるが、『サイコ』のために、広大な庭とプール付きの豪邸を担保にして自己資金で製作を行いたいという夫に対して初めは理解に苦しむ。彼の熱意に決意を固めるも、舞い込んできたある有名脚本家との共同執筆の話に夢中になるが…。

“サスペンスの神”と謳われるヒッチコックの素顔とは?

  • “サスペンスの神”と謳われるヒッチコックの素顔とは?『裏窓』(1954)『めまい』(1958)『鳥』(1963)など、これまで数多くの名作を世に送り出し、スティーブン・スピルバーグやマーティン・スコセッシ、ブライアン・デ・パルマなど、多くの映画人に影響を与え続けてきた監督アルフレッド・ヒッチコック。本作は、“サスペンスの神”と謳われたヒッチコックの最大のヒット作である映画『サイコ』の撮影途中に起きていた逸話を軸に、優れた映画編集者・脚本家、時に厳しいアドバイザーとして陰ながら彼を支えてきた妻アルマとの知られざる姿に迫る感動作だ。

    監督を務めるのは、30年以上も夢を追い続けるヘヴィメタルバンドの軌跡を辿ったドキュメンタリー映画『アンヴィル!夢を諦めきれない男たち』のサーシャ・ガヴァシ。ヒッチコック作品を敬愛する並みいる監督候補を押しのけての大抜擢となった。本作では、観客を恐怖に陥れることを悦びとし、唯一無二の作品を撮り続けようと生涯映画に人生を捧げたヒッチコックの繊細な素顔を見事に活写。後にサスペンス映画の金字塔となる『サイコ』の裏側に隠された監督の苦悩や葛藤、そして彼の最大の理解者であり、ヒッチコックの仕事を知る一部の関係者からは彼女の存在なしには数々の傑作は生まれなかったとまで断言される妻アルマとのパーソナルな関係に迫っていく。これまで、アイコン的に知られていたヒッチコック監督の印象がガラリと変わる一作に仕上がっている!

アンソニー・ホプキンス&ヘレン・ミレンが強い絆で結ばれた夫婦を好演

  • アンソニー・ホプキンス&ヘレン・ミレンが強い絆で結ばれた夫婦を好演本作で特殊メイクを施し、ヒッチコックに扮したのはイギリスの名俳優アンソニー・ホプキンス。『羊たちの沈黙』(1991)のハンニバル・レクター役での眼光鋭い不気味なキャラクターとは打って変わり、穏やかで恰幅の良いヒッチコックになりきったアンソニー・ホプキンスは、見た目もさることながら喋り方まで瓜ふたつ!表舞台ではウィットに富んだジョークを飛ばす聡明な映画監督を、自身の映画に対する評価や強迫観念に悩む、繊細で傷つきやすい心情までを細やかに表現。また、妻の浮気を疑う嫉妬心から、『サイコ』の撮影現場では、ナイフを持ち狂気に満ちた演技指導をする人間的な一面を垣間見せ、ヒッチコック作品を踏襲したスリリングな世界観を体現している。

    アンソニー・ホプキンス&ヘレン・ミレンが強い絆で結ばれた夫婦を好演そんな、天才監督を支え続ける陰の功労者、妻アルマを演じるのは『クィーン』(2006)で第79回アカデミー賞主演女優賞を受賞したヘレン・ミレン。家事や庭仕事などすべてを完璧にこなしながら夫を叱咤激励。女性の直観や知恵を絞って作品への助言を与え、公私にわたってヒッチコックを支える妻をチャーミングに演じる。食事をしている時や寝ている時でさえ、常に映画中心の生活をし、ユーモアを忘れずお互いを刺激し合う、夫婦の強い絆と、また名作『サイコ』の成功に至るまでの道のりを背景に、彼の心の葛藤と逆境を支え続けた妻アルマによる二人の天才の知られざる物語も注目して観てもらいたい。

“アカデミー賞に嫌われた”無冠の帝王・ヒッチコック

  • “アカデミー賞に嫌われた”無冠の帝王・ヒッチコック世界で最も有名なフィルムメーカーとして、没後30年を超えた今も世界の映画人から称賛され続ける巨匠・ヒッチコック。『レベッカ』(1940)、『救命艇』(1943)、『白い恐怖』(1945)、『裏窓』(1954)そして『サイコ』(1960)において5度のアカデミー賞監督賞にノミネートされながら、一度もその名前が呼ばれることはなかった。その理由には、当時サスペンス映画は芸術的観点から軽視されていたことがひとつにある。そんな映画業界を見返そうと製作に挑んだ『サイコ』では、大スターであった主演女優ジャネット・リーを開始30分で殺害する前代未聞の展開からはじまる。また、食事のシーンすら排泄の逆の意味として捉えていた当時の映画界で、初めてトイレでのシーンを撮影し、これまでの常識を覆した独創的な映画で観客を驚かせ虜にした。本作では、斬新さゆえに自身のキャリアで一度もオスカー像を手にすることがなかった無冠の帝王・ヒッチコック監督が、どうして“サスペンスの神”とまで謳われる存在になったのかを痛快に描き出していく。

    また、ヒッチコック監督といえば、彼の最大のミューズであったグレース・ケリーがモナコ王妃となり女優を引退した後も映画のオファーをかけ続けた話や、『鳥』の主演女優ティッピ・ヘドレンから、エスカレートした愛情表現からセクハラ被害を訴えられる事態へと発展したスキャンダルなどの有名な話がある。そんなヒッチコック監督をひとりの人間として焦点を当てることで、映画に出演する女優たちへ偏愛を注ぐ本心には、愛されたくて仕方ないロマンチストであった監督の素顔を狭間見ることができる。ヒッチコックファンならずとも見逃せない秀作だ。

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作品data
タイトル ヒッチコック
公開 2013年4月5日(金)
配給 20世紀フォックス映画
監督 サーシャ・ガヴァシ
出演 アンソニー・ホプキンス ヘレン・ミレン スカーレット・ヨハンソン
作品区分 どなたでもご覧いただけます

©2012 Twentieth Century Fox. All Rights Reserved.

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