地車型分け図鑑:北河内 讃良型

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讃良型(斜め前)
讃良型(斜め前)
曳き手の大きさと比べても・・・
曳き手の大きさと比べても・・・
讃良型の腰組
讃良型の腰組

大東市・四条畷市・寝屋川市・門真市などの北河内地域を中心に見られる地車。

大屋根の高さは5メートル前後あり、屋根の厚みや大きさ、彫物の大きさも数ある地車の中で最大級。
縁の下には「腰組」が施されている。
見送りは『幕式』。
梶を取る「後梃子」、幟差し・旗台は付かない。

屋根廻りの彫物は、伝統的な寺社彫刻の流を汲み、龍・鳳凰・唐獅子・麒麟・莫などの神獣や鷲で細工されるのが定番。
地車本体の大きさもさることなが、彫物の一つ一つも大振りで、彫りも深く立体感がある。
土呂幕の前後は火燈窓で細工。左右の土呂幕は、彫刻の施されたものと格子で細工されたものが存在する。
前柱の前部には左右一対の「花台(樽台)」と呼ばれる人形彫刻が置かれている。

現存する地車の多くが江戸末期から明治中頃までに製作されたもので、製作にあたったのは、讃良郡南野村(現:四条畷市)近隣の大工。 彫物は、《小松》・《相野》・《服部》・《彫清》・《花岡》などの一門の手によるものが多い。