地車型分け図鑑:神戸型

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神戸型(斜め前)
神戸型(斜め前)
飾りものが外された神戸型
飾りものが外された神戸型
神戸型特有の外ゴマ
神戸型特有の外ゴマ
引き出し式に細工された神戸型地車の勾欄・縁葛の部分
引き出し式に細工された神戸型地車の勾欄・縁葛の部分

神戸市東灘区・灘区を中心に、芦屋市・西宮市などで見られる地車。

勾欄は「刎勾欄(はねこうらん)」で細工。
台木の外側にコマが付く「外ゴマ」は神戸型独特のもの。
側面から見ると、大屋根・小屋根の段差は小さく、前後の屋根の出が大きい。
見送りには彫物の施されない「幕式地車」。
黒檀・紫檀などの唐木を柱・勾欄・垂木・脇障子などに用いているものも多い。
前部の勾欄と縁葛が引き出せるように細工されているものも存在する。

神戸型と呼ばれる地車には、腰回り六本柱の土呂幕左右片側二面のものと腰回り八本柱の土呂幕左右片側三面の彫刻が施されているものが存在。
前者は後者に比べ、やや小振りな地車である。

現存するものは数少ないが、元々の神戸型の屋形細工は「かぐら造り」と呼ばれ、台木に八本の柱を立て、その上に縁が乗り、縁の上に六本の柱が立ち、屋根を支える構造で、台木から屋根までの通し柱は一本も使われていなかったとも聞く。