祭礼用語集

だんじり祭に関連する祭礼用語を解説します。

     

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<は行>

箱地車(未完成の地車)はこだんじり
地車を新調した際に彫物師の都合や手間の掛け具合によって、未完成のまま祭礼で曳行される地車のこと。地車本体は完成しているので箱(未完成)の地車として、仮の新調入魂式を行い、翌年または翌々年にあらためて新調入魂式を行う。その語源は、彫物の未完成部分に板をはめ込んだ姿が「板張りの張りぼての箱」の様に見えるからとも、箱(屋形)だけ完成しているからだともいわれる。
箱だんじり(堺型地車)はこだんじり
江戸末期から明治初期に堺市内で製作されていた型式の地車のこと。腰廻りは8本の柱が施され、元来、担い棒が施されず、前部から2本の閂(かんぬき)と呼ばれる棒が突き出ていたタイプの地車。堺市内で曳行されていた「住吉だんじり」と呼ばれていた板勾欄出人形式住吉型に比べ、彫物の数が少なく「箱」の様に見えることから、差別的な意味合いを含めて「箱だんじり」と呼び交わされていた。近年、買い替えなどにより売却され、堺市内ではその数も数台を残すのみである。
パレードぱれーど
一般的に曳行地区内の全地車が一同に会し、曳行を行なうこと。泉州近隣地域では、各地区内の連合曳きにおいて、青年団などによりセレモニーなどが行なわれる。それをパレードと呼んでいる。地車の大屋根から青年団長などの垂れ幕を垂らし、クラッカーを鳴らし、賑やかに行なわれる。また、餅撒きやタオル撒きを行ない、観客と祭り参加者が一体となった趣向を凝らす町もある。
パレード
抜魂式ばっこんしき
地車を修理・改修などを行うために工務店に搬出する際に、地車小屋や町会館に神社の神主を招き、修理などの無事完成を祈念し、清め祓う神事。神社によっては、地車に神の魂が入れられている場合もあり、その場合は魂を抜く神事。
灯入曳行ひいれえいこう
泉州地域での夜間の地車曳行のこと。その昔、提灯にロウソクを立て、灯を入れて曳行していたことから「灯入れ曳行」と呼ばれている。
灯入曳行
曳き唄ひきうた
地車の曳行中に唄われる唄のこと。本来は民謡や村々に伝わる節で伊勢音頭などを唄った。南河内地域ではこの他に、流行の演歌や昭和の歌謡曲の替え歌などを唄いながら地車を曳き、練り歩く。
曳き出しひきだし
祭礼初日の朝一番の曳行のこと。岸和田だんじり祭では宵宮の早朝6時から、一斉に祭り本番の火ぶたが切られ、地車が町中を駆け巡る。
曳きだんじりひきだんじり
コマが付き、綱を付け地面を曳く(練る)地車のこと。綱をつけずに「押す」地車も「曳きだんじり」に分類される。
曳き綱ひきづな
地車を曳くために取り付けられる綱。
曳き手(綱先・綱中・綱元)ひきて(つなさき・つななか・つなもと)
曳き綱を持ち、地車を曳く者。泉州では曳き手の担当箇所を先頭から綱先(小学生以下)、綱中(中学生・女子・高校生・一般)、綱元となる。特に綱元は一番の動力で、綱元の中でも経験豊富な者が綱元責任者となり、曳き手の統括をはかる。
曳き手(綱先・綱中・綱元)
吹き散りふきちり
泉州地域において、地車が神社に宮入りする際に地車の後部に取り付ける吹流しのこと。吹き流しとも呼ばれる。
吹き散り
ぶん回しぶんまわし
地車の後部を持ち上げ、駒のように地車を高速回転させること。河内長野市を中心に行われている。
彫物・彫物師ほりもの・ほりものし
地車を構成する部材に施された彫刻のこと。また、それを細工する人を彫物師という。地車にはなくてはならない装飾品のひとつでもあり、その精巧さや迫力たるや、見る人の心を魅了してやまない。
彫物・彫物師
本宮ほんみや
神社の定めた大祭(例大祭)の日を「本宮」、その前日を「宵宮」という。本宮の日に宮入りするのが一般的ではあるが、それぞれの地区・神社によって異なることが多い。