祭礼用語集

だんじり祭に関連する祭礼用語を解説します。

     

祭礼用語集 検索結果17

<た行>

たかり(セミ)たかり
やりまわしを行う際、転倒防止のために重心を下げるべく、地車の進行方向内側にしがみついている人たちのこと。
たかり(セミ)
大工方だいくかた
泉州地域において、地車の屋根に乗り、地車をスムーズに進ませる為に指揮をとる役目を果たす。また、優雅に踊るその様は、見る物を魅了して止まない。本来、大工方は地車がぶつかった時などに即座に対応できるよう、町内の大工が担当したのでこの名前がついたと云われる。
大工方
だん吉友の会だんきちとものかい
岸和田市に事務所を置き、だんじり文化の伝承と地車愛好者の交流を目的として結成された団体組織。年間三回、だんじり情報紙「地車かわら版」を発行している。
地車斡旋業者だんじりあっせんぎょうしゃ
江戸の昔から昭和の初期まで、中古地車や曳行されなくなった地車を引き取り、転売やリースしていた業者が存在した。大阪・堺・和泉・岸和田・神戸などにあったという。
地車一旦停止線だんじりいったんていしせん
泉州地域において、やりまわしを行う前に交差点の直前に引かれた一旦停止線に地車を止め、地車や綱の位置調整、曳き手は息を整えてやりまわしを行う。昭和後期に事故防止の為、交差点への進入速度を下げるために考案されたものである。
地車請取帳だんじりうけとりちょう
江戸末期から昭和初期まで大阪住吉に居を構え、地車の製作・修理を行っていた≪住吉大佐≫事 川崎家に残る大福帳式の帳面。明治10年9月より大佐十一代目 川崎仙之助が書き始め、大正15年10月までに製作・修理・売買した町名や取引業者、大工・彫物師などの手間賃などが記載されている。大佐の地車を研究する上での貴重な資料である。
地車記念誌だんじりきねんし
地車の新調や大修理などをおこなった際に記念に町内で発行される冊子や本。地車の写真・彫物説明・歴史などが説明されている。記念誌を見るとその町の地車のことがほとんど分かるので、色々な町の記念誌を集めているマニアもいる。
地車記念誌
地車小屋だんじりごや
地車を格納するする倉庫のこと。町によっては、地車庫・地車格納庫・地車蔵などと呼ばれる。
地車小屋
地車騒動だんじりそうどう
明治29年(1896)8月1日午後3時頃、現在の堺市宿院付近の中ノ町大道で大喧嘩が勃発。このケンカは包丁鍛冶組と湊組の地車のすれ違いが原因で、多くの死傷者を出した。これ以降、堺では地車の曳行が禁じられ、堺旧市内の地車が次々と周辺地域へ売却され、後に布団太鼓へと変わっていった。この出来事を一般に「地車騒動」と呼ぶ。他地区でもケンカや売却時の騒動が語り草となり、現在へ伝えられている。
地車大工だんじりだいく
地車製作を専門としている大工(工務店)の総称。一般建築も手掛ける工務店もある。現在の泉州地域には12名の現役地車大工棟梁が活躍中。泉州地域以外では、大阪市平野区や兵庫県神戸市などで数名の地車大工が活躍している。
地車大工
地車囃子だんじりばやし
笛・太鼓・鉦などを担当する者が奏でる拍子のこと。その拍子に合わせて地車を曳行する。地域や町、グループなどでもその旋律は様々。中でも大阪市を中心とする「天神囃子」が最も有名で、各地車講や囃子のグループにより、色々なパターンの囃子が受け継がれ、奏でられている。
団長だんちょう
青年団の最高責任者。青年団に長年在籍し、知識・経験豊富な統括力のある者が担当する。基本的に一年交代であるが、複数年にわたり任につく地区や町もある。
町会ちょうかい
集落又は都市の一部分(町)において、その住民や企業によって組織される親睦、共通の利益の促進のための任意団体とその集会・会合のこと。地車の曳行は、町会(自治会)単位、もしくは地縁に基ずく複数の町会の連合組織で行われていることが多い。
つつみつつみ
岸和田型地車の平台の前方に「鼓」のような形状で巻きつけた綱(ロープ)のこと。前梃子の操作の支点となる。町により様々な巻き方がある。
梃子尻てこじり
地車の向きを変えるための後梃子の一番後ろのこと。力自慢や体の大きな人が担当する。
天神祭てんじんまつり
日本三大祭の一つであり、大阪三大夏祭りの一つ。大阪天満宮の例大祭。6月下旬から7月25日の約1ヶ月間に渡り諸行事が行われる。特に25日本宮の夜は、大川(旧淀川)に多くの船が行き交う船渡御(ふなとぎょ)が行われ、奉納花火があがる。大川に映る篝火や提灯灯り、花火などの華麗な姿より火と水の祭典とも呼ばれる。江戸期には近隣から天満宮へ84台の地車が宮入りした記録が残る。現在は天満市場1台のみが地車講と呼ばれる組織により運営されている。
止め廻しとめまわし
辻々を全速力で曲がる「やりまわし」とは対照的に、狭くてやりまわしが出来ない場所や走ってはいけない角などで、地車の動きを止めてからゆっくり曲げるもの。京都の祇園祭で有名な「辻廻し」も、泉州人に言わせれば「あんなん、止め廻しや」との一言で片付けられてしまう。