だんじり学入門

だんじり『だんじり祭』は知っているけど、実際に見に行ったことがないという人に!
これを見れば、だんじり超初心者のあなたも「だんじり通」と呼ばれること間違いなし!?

第一章:『だんじり』って何だ・・・?

「だんじり(地車)」とは、神社の祭礼に曳き出される、笛・太鼓・鉦などの囃子方を乗せた「曳き物・練り物」のひとつです。全国各地の祭礼には多くの「山車(だし)」が登場します。特に大阪を中心とした近畿一円で見られる「山車(だし)」のひとつを「だんじり(地車)」といいます。しかし、地域によっては「山車」や「まつり屋台」などの曳き物を「だんじり」と呼ぶところもあれば、「太鼓台」や「布団太鼓」などの「担き物(かきもの)」を「だんじり」と呼ぶところもあります。

だんじりの起源は・・・?

全国各地でおこなわれている、山車やまつり屋台を曳きまわす(練りまわす)形態の祭礼は、京都市八坂神社の「祇園祭」から派生していると考えられています。「だんじり」もまた、祇園祭の鉾や山を模し、今日の形へ発展したものと考えられます。

祭の起源−祇園祭

↑祭の起源−祇園祭

だんじりは、いつごろから始まったの・・・?

いつごろから始まったのかは、定かでありませんが、古い記録から、江戸期には曳かれていたことが判明しています。

だんじり発祥の地は・・・?

これもまた、定かではありませんが、地車研究家の間でも諸説あるようです。

江戸時代の大坂では、船渡御で有名な大阪天満宮の天神祭に数多くだんじりが曳行され、享保17年(1732)に50台、安永9年(1778)には84台が宮入りした記録が残っています。その賑わいが近畿各地に伝わったという「天満説」。

「ものの始まり、なんでも堺」と言われるように、大阪府堺市を発祥地とする説もあります。京都祇園祭の山鉾を元に、堺商人の財力を後ろ盾に発展を遂げたとする説で、江戸期から地車大工や彫物師が存在し、堺周辺で曳行されていた形態のだんじりが近畿各地に伝搬していることもその理由のひとつに上げられます。

この他にも、「大阪府羽曳野市誉田八幡宮発祥説」や兵庫県淡路島を発祥とする説などがあり、研究家の間でも今なお断定できない、永遠の謎とも言えるでしょう・・・・

摂津名所図会

↑摂津名所図会

誉田祭礼

↑誉田祭礼