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更新日:2012年02月07日

ほっこり和スイーツ特集

寒い季節に食べたい、ほっこり和スイーツ

コラムVol.1Vol.2

甘いものに目がない人にとって、バレンタインは新たなスイーツとの出会いの季節。 チョコレートもいいけれど、今回は老舗の和菓子店の趣向を凝らしたぜんざいや、焼き立てのたい焼き、みたらしだんごなど、ほっこり温かい和のスイーツをご紹介。和の優しい甘さに体も心も癒されてみては。

和菓子の歴史をひも解いてみる

日本人はいつから和菓子を食べ始めたのだろうか。今回は和菓子の歴史を発展過程から大きく4つの時代に分類してひも解いてみよう。

  • 1. 奈良〜平安時代
    お菓子といえば果物を指していた日本に、まったく新しい食べ物が中国から伝わってきたのが奈良時代。それは後に唐菓子(とうがし又はからくだもの)と呼ばれるようになる。唐菓子は米粉、小麦粉、大豆、ごま、甘味料を材料として作られており、神社や寺院に供える食べ物して用いられていた。庶民には縁遠い存在だったが、粉をこねたり、油で揚げたりする唐菓子の製造技術が、後に饅頭や煎餅などの菓子を生むことになる。

  • 和菓子

    2. 室町〜安土桃山時代
    唐菓子に続いて、日本の菓子に大きな影響を与えたのが、鎌倉時代に中国から伝わった禅宗の点心だ。点心とは禅宗の寺院で朝と夜の食事の合間にとる軽食のことで、この点心が影響をして新しいお菓子(ようかん)が生まれる。そして、室町時代に入りお茶を飲む風習が広まるにつれて、それまでの製菓技術を急速に進歩させ、趣向をこらした和菓子や由緒ある銘菓が生まれた。安土桃山時代になると日本の和菓子はポルトガル・スペインからきた宣教師によってもたらされた南蛮菓子(カステラ・金平糖など)の影響を強く受けるようになる。お菓子は甘い物という現代のイメージは、この時代に作られたと考えられている。

  • 和菓子

    3. 江戸時代
    江戸時代の初期から中期にかけての和菓子作りの中心は京都だった。京都で茶席の菓子として進化を遂げてきた和菓子は、より色鮮やかで風流な菓子へと発展していく。短歌や俳句などの文学に結び付けられて、多くの独創的なお菓子が作られたのもこの時期だ。今も使われている「まんじゅう」「せんべい」「ぼたもち」「岩おこし」などの菓子名はこの時代に生まれたもの。この時代に奨励されたサトウキビ栽培により、貴重だった砂糖の流通量も増加し、製菓法も改善されて菓子作りの技術はますます広がりをみせていく。

  • 和菓子

    4. 明治〜昭和時代
    明治時代に入ると鎖国令が解かれた事もあり、西洋菓子が輸入されるようになるが、市場での浸透度はまだまだ和菓子が圧倒的に多かった。明治の後期から大正時代にかけて、洋菓子の消費割合は少しずつ増加していくが、昭和に入ると、洋菓子作りの進展とともに、和菓子業界も刺激を受け、活気に満ちた時代を迎える。1940年代に入ると菓子製造の機械化とともに、消費者の洋食化傾向に伴って、洋菓子の需要が高まり、和菓子業者も洋菓子の要素を取り入れて和菓子に工夫を施すようになる。今やクリームやバター、果物を使った和菓子は当たり前になり、そのバリエーションは進化し続けている。

和菓子に使われる食材は栄養の宝庫!

和菓子に使われている食材には、体にうれしい栄養素が満載。

  • 小豆

    小豆
    和菓子の基盤となるあんこは、味の決め手になる重要な存在。このあんこの主材料の小豆は、日本で古来から栽培されており「古事記」「日本書記」にも記載されている。小豆はマメ科の1年草で、9月〜10月にかけて収穫され、品種は50種類以上。小豆に含まれるビタミンB1には、糖の代謝を促すことでエネルギーを生産し、神経や筋肉にエネルギーを運んでくれる作用がある。また、カリウムも多く含んでいるので、むくみ解消にも効果が期待できると言われている。

  • 寒天

    寒天
    寒天が誕生したのは江戸時代の初期。京都の旅館「美濃屋」の主人が、島津藩主に出したところてんの残りを寒い戸外に置いたところ、数日後に白く変化したのに興味を持ち、研究を始め、後に「ところてんの乾燥」として発売したのが始まりだと言われている。原料は海藻で、テングサ・オゴノリを主に使用。成分のほとんどが食物繊維で、100g中80.9gが食物繊維になる。食物繊維は血圧、コレステロール、血糖値を低下させる効果などが期待できるため、ダイエットや健康食品には欠かせない素材となっている。

  • きな粉

    きな粉
    大豆を粉にしたもので、粉になった色の黄色からきな粉と呼ばれてきた。古くから大豆の粉はあったが、きな粉として一般化するのは江戸時代後期に入ってからになる。和菓子では餅やわらびもちにからめて食べるのが一般的だが、最近ではきな粉の栄養素が注目されるようになり、牛乳や豆乳などに混ぜて摂取する人もいる。食物繊維を多く含むため、便秘改善に役立つ他、カルシウム、マグネシウム、カリウム、リン、鉄などのミネラルが多く含まれている。

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