グルメ通も注目する関西最大級のグルメサイト
eonet.jp
> グルメ
eo グルメトップ
編集者が惚れた店
旬彩倶楽部
注目グルメ
この街この名店
Meetsな人の20軒
カフェ特集
カレー&スパイス特集
カクテル特集
パン特集
日本酒特集
スイーツ特集
ビオワイン特集
寿司特集
バル特集
エリア特集・阿倍野
バー特集
そば特集
焼肉特集
うどん特集
洋食特集
喫茶特集
ラーメン特集
カレー特集
お好み焼き特集
丼特集
バックナンバー
動画の視聴にはWindows Media Playerが必要です。インストールされていない場合は、
ダウンロードサイトからソフトをダウンロード
してご覧ください。
Meetsな人の20軒
喫茶店をのぞけば、その街が分かる?!
ひとところ毎月のようにどこかの雑誌でやっていた「喫茶特集」ブームも、どうやら落ち着きを取り戻したよう。それでも、喫茶そのものが引き潮になったわけではなく、店へ足を運ぶ頻度は変わらない。それだけ、喫茶店には引力があるということだろう。喫茶店が好きだと思ったことはない。それでも、時間が空いた時や歩き疲れた時、必ず足は喫茶店へと向かっている。コーヒーや紅茶なら家でも飲めるけれど、自分の部屋へ帰らないのはそこが自分の日常よりも少しだけ華やかな空間であるからだと思う。そして、喫茶店そのものの多様性と有機的な街の存在としての機能も興味深い。
例えば、学生街の喫茶店なら、とうに空になったコーヒーカップを脇に、テーブルいっぱいにノートを広げてうつむく学生さんや、インテリジェンスな白髪のご老人を目にすることができる。お店の人も長居の客をせっつく様子もない。かたや、オフィス街の喫茶店では、やたらフードメニューが充実していたりする。もちろん、入り口にはラックに週刊誌とスポーツ新聞。そして正午を回ればどっと背広姿の御仁が押し寄せて、その時間帯は喫茶店というよりも食堂に近い風景が繰り広げられるのである。
コーヒーはもちろん、空間や音楽、店主など総合的に語れられることが多いが知らず知らずの時間のうちにその街によって染められた喫茶店は、とても有機的でこの街だけにしかないものになっている。そういう意味では、喫茶店はきっと酒場やフレンチやラーメン屋よりもその街の特色を強く表わしている場所かも知れない。逆に言うと、その街を知るにはまずそこの喫茶店の扉を開ければよい、というのは言い過ぎだろうか。ひとつ確かなことは、何気なく入った喫茶店で、その街の匂いを嗅ぐのはとても面白いということだ。
(文:岩井理沙)
今回は珈琲や紅茶だけでなく、その場所を楽しめる喫茶・カフェを全20軒紹介します。
それではどうぞ。
ミーツな人のオススメ喫茶・カフェ
昔からあったような、西陣のスロー系喫茶。
オープンして半年足らず、という新店だが、地域に密着しているという意味で「カフェ」というより「喫茶店」と呼びたい1軒。 場所は西陣、店の真ん前には毎月フリーマーケットが行われる妙蓮寺がある。オーナーの大野真裕さんは兵庫の農協で働いていたそう。「食べ物に関わることがしたかったんです」。長年夢だった店を開くため物件を探し、京都の西陣で「理想的」な町家を見つけた。そしてこの空間で暮らし、店を開ける。「全部、手づくりにしたいんです」とスコーンやパウンドケーキは自家製。小ぶりだけどしっかりと美味しい。大野さんは「砂糖は和三盆を使ってます」と笑う。コーヒーは北山のコーヒー専門店に別注をしたオリジナルブレンド。それぞれ形や配色が違うカップ&ソーサーなどの陶器類はカフェの奥にアトリエを持つ今田節子さんが作る。
店に置かれている古いテーブルや椅子のせいか、あまり新しくできたお店の感じがしない。店の前の寺之内通りは細い通りだが、実は界隈の人にとっては堀川通りから千本への抜け道。ゆえに人通りも多く、最初は看板を珍しそうに眺めていた近所のおばあちゃんももう何十年も通っているような風情で座っている。妙蓮寺のフリーマーケットの日は戦利品を提げた人々で忙しい。しかし大野さんはいつも飄々とした振る舞いでコーヒーをいれる。
街中や近所のカフェに行くと当然知り合いに会う率も高いので、誰にも会わずにぼんやりしたいと思うときは自転車を立ち漕ぎしてこの店へと向かう。その距離わずか20分程度ながら町中や近所にはない空気を感じつつコーヒーをすするのが楽しい。
(文:岩井理沙)
[cafe planta]
京都市上京区寺之内通大宮東入ル妙蓮寺前町364
075-441-0227
12:00AM〜7:00PM
不定休