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      タオルソムリエが教える
      「良いタオルの選び方・長持ちさせるコツ」

      2017年8月17日掲載

      タオルソムリエが教える「良いタオルの選び方・長持ちさせるコツ」

      毎日使うものなのに、意外と知らないタオルのこと。
      今回は「タオルソムリエ」の寺田元さんに教えてもらいました。

      良いタオルの選び方や品質が良いとされる今治タオル・泉州タオルの魅力、さらにタオルを長持ちさせるコツについても語っていただきました。

      タオルソムリエ(認定番号0312号)・寺田元

      タオルソムリエ(認定番号0312号)・寺田元

      2004年にタオル専門のネットショップ 「タオルはまかせたろ.com」を立ち上げる。国産の高品質なタオルを中心に顧客のニーズに合わせて商品を提案し、業界の第一人者として活躍。2008年「タオルソムリエ」の認定を取得し、良質なタオルの探索・オリジナルタオルの開発をしながら、テレビ出演するなどメディアでも活躍中。

      良いタオルの定義

      良いタオルの定義

      良いタオルの定義は使う人の好みや用途に左右されるので一概には言えません。強いて言うならば、長い持続性と高い吸水性を誇るタオルは良いタオルだと考えられます。質の悪いタオルは痩せるのが早いため、けば立ちが激しく肌に不快感を与える原因になります。

      良いタオルを見極めるコツは「撚り(よ)り」

      タオルを選ぶときは「撚り(よ)り」をひとつのチェックポイントにすると良いでしょう。撚りとは紡績の段階で綿糸1本1本をねじり合わせて糸にすることです。
      「無撚(ねん)糸」や「あま撚り」というねじり合っていない糸を使ったタオルは、柔らかく温かな肌触りになります。一方、撚りの強い糸を使ったタオルは固くて涼しい印象を持ちます。こう話すと撚りのないタオルのほうが良いように思えますが、無撚糸やあま撚りのタオルは糸がへたるのが早く、けば立ちやすいという持続性の弱さがあります。一方撚りの強い糸を使ったタオルはコシが強く、けばが抜けにくいという魅力があるんですよ。
      好みの問題にもなりますが、長持ちするタオルを選びたい場合は撚りのあるタオルを選ぶと良いでしょう。

      あま撚りのタオル。 あま撚りのタオル。糸のループの上に細い繊維が見えます。これが、けばとなって抜けていきます。

      撚りが強いタオル。。 撚りが強いタオル。ループひとつひとつがくっきりとした印象です。

      タオルの選び方のポイント

      タオルの選び方のポイント

      ・バスタオル

      バスタオルは体の大きさに合わせるのでなく、ご家庭で使用される洗濯機の容量に応じたタオル選びが大切です。毎日洗濯をする際に、半乾きの時間を少なくすることで清潔なタオルになります。現在はミニバスタオルという、小さめの洗濯機に対応したサイズのタオルも登場しています。ライフスタイルに応じたサイズを選びましょう。

      ・フェイスタオル

      首に巻いて落ちないくらいがおすすめのサイズ感です。一番よく使うタオルなので、普段使い・お気に入り・ゴージャスなど段階を分けたものを揃えても良いでしょう。

      ・ハンドタオル(持ち歩き用)

      使う人のポケットサイズや厚みに合わせて選ぶと良いでしょう。最近では子供用の小さいサイズのハンドタオルやスーツポケットに入れても盛り上がらない二つ折りサイズのタオルハンカチなどがあります。
      私(寺田)が思うに、こんなにタオルの種類があるのは日本だけで、日本人ほどタオル好きの国民はいないと思います。

      今治タオルと泉州タオルについて

      日本の2大タオル産地と呼ばれている今治と泉州で作られるタオルの魅力は、吸水性が高く優しい風合いが長く持続するという点にあります。清らかな水で製織・精練漂白をされたこれらのタオルは、世界からも高く評価されています。
      意外と知られていませんが、タオルの質は製造工程の水の質によって左右されてきます。タオル製造における織る・洗う・蒸す・さらすといった工程には大量の水を使うため、必然的に水の質がタオルの質に直結します。その点、今治タオルは愛媛の蒼社川(そうじゃがわ)に流れる不純物が非常に少ない軟水、泉州タオルは和歌山県の和泉山脈の軟水(仕上げのさらす工程のみ)といった、とてもきれいな軟水で製造されています。この清らかな軟水が、日本人好みのふんわりとした風合いの高品質なタオルを生むのです。
      また、今治ブランドタオルも泉州こだわりタオルも安全・安心の基準試験認定を合格したタオルです。両者ともに一定の健康上の基準はクリアしているため、アレルギーや化学物質の影響が気になる方も安心してご使用いただけます(アレルギーの個人差はあります)。
      なお、今治タオルと泉州タオルの違いは、色を糸の段階から染めるか、織ってからまとめて染めるかにあります。前者が今治タオルで後者が泉州タオルです。今治タオルはさまざまな色の糸から成る緻密なデザインを、泉州タオルは美しい単色染めを楽しむことができます。

      タオルを長持ちさせる「洗う」「干す」「しまう」方法

      1. 洗う

      1. 洗う

      洗濯機の水量は多めに設定し、柔軟剤投与は極力避けましょう。新しいタオルに柔軟剤を使うと、けば立ちの原因になることがあります。固くなってしまったタオルを柔らかくするには柔軟剤は効果的ですが、新品には逆効果です。

      2. 干す

      2. 干す

      洗濯脱水後は、すぐにタオルを洗濯機から出して20回振ってください。こうしてパイルを立たせてから風通しのいい場所で影干しをすると、買ったときと同じ風合いが持続します。

      3. しまう

      3. しまう

      しまうときは四つ折りにして積み重ねず、くるくるとまるめてバスケットなどに縦に並べていきましょう。タオルを積み重ねると下の方に湿気が溜まって、雑菌が繁殖してしまうことがあります。せっかく洗ったタオルを清潔に保つためには、しまうところまで気を使ってください。

      タオルは毎日洗うべき!

      タオルは毎日洗うべき!

      バスタオルを洗わないで数日間使い続けるという方もいますが、タオルは毎日洗って乾かしてあげないと雑菌が繁殖してしまいます。干せばいいと思っている方もいるかもしれませんが、実は天日干しをしても菌はとれません。赤ちゃんやお年寄りなどの抵抗力のない方、若くても風邪などで免疫力が低下している方が雑菌の繁殖したタオルを使い続けていると、健康を害する原因になってしまうことがあります。そうならないためにも、一度使ったタオルは洗濯をしてから使用しましょう。
      雑菌が原因のニオイが気になる場合は、60℃以上のお湯にくぐらせて煮沸殺菌するのもおすすめです。病院なんかではきちんと高温殺菌されたタオルが使われていますし、日々の洗濯に耐えうる素材を使ったタオルが使用されているんですよ。

      まとめ

      一般的にタオルは洗濯を30回すると繊維が細くなってくるといわれているので、買い替えるとしたらこのタイミングがよいかと思います。
      ただ、タオルに愛着が出てくるのもこの頃です。タオルソムリエである私個人としては、ヨタヨタになっても使いたいと思えるようなタオルに出会ってほしいと願っています。タオルは意外と思い出になるもので、登山したときに使っていたフェイスタオルや卒業式で使用したハンドタオルなどをお家に保存している方も多いのではないでしょうか。実は私も学生時代に愛用していた部活タオルを今も大切に持っています。

      新しいタオルに買い替えて快適に暮らすこともよいですが、気に入ったタオルを見つけて、清潔に気を配りながら大切に使っていただきたいと思います。

      監修

      タオルソムリエ 寺田元
      タオルはまかせたろ.com: http://www.makasetaro.com/

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