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      知っておきたい!歯科医師に学ぶ「口内炎の治し方」

      2017年8月24日掲載

      知っておきたい!歯科医師に学ぶ「口内炎の治し方」

      一度できると、食事も会話もつらくなる「口内炎」。
      早く口内炎を治したくても、その正しい治し方を知っている方は案外少ないのでは。
      そこで今回は、口内炎の原因や痛みを軽減するレーザー治療、さらには口内炎が関係する疾患を、歯科院長の粟谷英信さんに教えていただきました。

      監修_粟谷英信院長

      粟谷英信・加古川アップル歯科院長

      医療法人社団アップル歯科クリニックの歯科医師。口腔外科の出身で、親知らずの抜歯をはじめとした外科処置においての専門知識も保有。
      噛み合わせを考えた審美的治療や全顎的な機能性を考えたインプラント治療にも積極的に取り組み、世界水準の歯科治療提供をモットーにしている。

      口内炎で注意すべきは「機械的刺激」「免疫低下」
      「栄養の偏り」

      口内炎で注意すべきは「機械的刺激」「免疫低下」「栄養の偏り」

      口内炎にはいくつか種類がありますが、今回は患部の表面が白くなる「アフタ性口内炎」をとりあげます。実は口内炎の原因ははっきりとはわかっていないのですが、このタイプの口内炎ができる原因として機械的刺激・免疫低下・栄養不足の3つが考えられます。

      1.機械的刺激

      噛んだり歯が当たったりして口内の粘膜が傷ついてしまうことを、機械的刺激と呼びます。頬や舌を噛むのはある程度は避けようがないアクシデントですが、同じところにずっと口内炎ができる場合はとがった歯や歯医者で治したかぶせもの・入れ歯が粘膜を刺激している可能性があるので、歯科医で診てもらうことをおすすめします。

      2.免疫低下

      睡眠不足だったりストレスがたまる生活を続けていたりすると、免疫力が下がります。そうすると機械的刺激を与えなくても、急に口内炎ができることがあります。お仕事が忙しい方や夜勤のある方は口内炎ができやすいと言えます。

      3.栄養の偏り

      偏った食生活が原因で口内炎ができることもあります。しかし、どの栄養素が欠けたら口内炎になるかは、わかっていません。「このビタミンを摂っていたら口内炎を防げる」ということは断言できないので、日頃からバランスの良い食事を心がけることが大切です。口内炎になってしまったときは、ぜひご自身の食生活を振り返ってみて、欠けていた栄養素を洗い出してみましょう。口内炎改善にも効果的ですし、からだ全体の健康保持にも有益でしょう。

      口内炎ができたら口の中を清潔にしましょう

      口内炎ができたら口の中を清潔にしましょう

      実は口内炎には「これをしたら早く治る!」という絶対的な方法はありません。ハチミツや塩を塗るという民間療法がありますが、それらに科学的根拠はありません。
      口内炎ができたらまずは口内環境を清潔にすることを心がけてください。具体的な方法としては、きちんと歯磨きをすることがあげられます。推奨回数については諸説ありますが、一日3回丁寧に歯を磨けば十分かと思います。うがいも効果的ですが、刺激の強いマウスウォッシュは使わないようにしましょう。歯科医院で処方してもらえるアズノールうがい液などには炎症を鎮める作用があるので、口内炎にも効果的な場合があります。

      あまりにも痛いときは歯科医院へ

      時間が経てば治るとはいえ、大きい口内炎は痛いですよね。そういったときは歯科医院で薬剤の塗布やレーザー治療をうけてみてはいかがでしょうか。薬物やレーザーを口内炎の表面に作用させると、食べ物が当たったりしたときの痛みが和らぎ、治りもある程度早くなると言われています。ただし、レーザー治療は保険適用外になるので価格設定は医院によって差があります。医療機関でもらえるステロイドの軟膏やパッチの薬、先述したアズノールうがい液なども炎症を抑える効果があるので、おすすめです。

      口内炎ができているときのNG行為

      口内炎ができているときのNG行為

      ・不潔にする行為

      口内炎ができたら清潔にすることが大切だとお伝えしましたが、その逆で不潔にする行為は避けましょう。患部に細菌が繁殖し、治りが遅くなったり悪化したりする原因になりかねません。歯磨きをさぼることはもちろんNGですが、患部を手で触ることも控えてください。手の細菌が口内炎にうつって、治りが遅くなる可能性があります。

      ・患部を過剰に温める・からだの循環を高めるような行為

      口内炎は炎症の一種なので、温かい飲み物を飲むと痛みが増す可能性があります。また、長時間の入浴や過度なアルコール摂取は血液の循環をよくして痛みを増強させてしまうことがあるので、控えてください。

      深刻な病気が疑われる口内炎の症状

      ご紹介したアフタ性口内炎の他にも、ヘルペスやベーチェット病などの明らかな原因がある口内炎や、ただの口内炎と思っていたものが「がん」だったということもあります (※がんの場合は舌がんや歯肉がん・口唇がんが疑われます)。以下の症状が見られた場合は、早急に口腔外科か歯科医で検査してもらいましょう。

      • どんどん大きくなる
      • 大量に口内炎ができる
      • 水ぶくれしている
      • 長期間治らない

      放っておくと悪くなる一方なので、口内炎だからと甘く考えて放置しないようにしてください。

      まとめ

      まとめ

      今回はアフタ性口内炎を中心にお話をしましたが、他にも全身疾患が原因である口内炎や細菌やウイルス感染が原因でできる口内炎もあります。すべてに通じて言えることは、あまりにも症状が辛い場合は迷わずに医療機関に行ってほしいということ。治療次第で痛みが大きく軽減されたり、早く治ったりする可能性もありますよ。

      監修

      医療法人社団アップル歯科クリニック 加古川アップル歯科院長 粟谷英信
      加古川アップル歯科: http://kakogawa-appledc.jp/
      三宮アップル歯科: http://sannomiya-appledc.jp/
      明石アップル歯科: https://www.apple-dental.jp/

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