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特集:低体温 2008年11月11日

平熱36度以下は危険信号?知らないと怖い低体温について

  • 低体温とは?
  • 低体温のチェックと改善法

正確な平熱をご存知ですか?

人間の体温は、常にほぼ一定に保たれています。体温が上がれば汗をかくことで熱を発散させて体温を下げ、寒くて体温が下がれば体を震わせることで体温をあげます。こうしたメカニズムによって体温調節は行われていますが、体温が1度でも下がると、たちまち体にトラブルが起こり不調をきたします。体温の変化は健康のバロメータになるのです。

平熱36度以下は低体温?

体温には2種類あり、脇の下で計る体温を「体表面温度」と言い、体の内部の温度を「内臓温度」(直腸温)と言います。体表面温度は36.7度前後※内臓温度は37.2度〜38度が理想的と言われています。
※諸説によって異なります。

日本人の平熱(体表面温度)は36〜37度ですが、この10年では35度台の人が増加しています。一般的に低体温とは、平熱が35度台やそれ以下の状態ことをいいます。この低体温は、女性が多い傾向にあったのですが、最近は子どもや男性にも見られ、体にさまざまな悪影響を及ぼしています。

日常で起こりやすい低体温
平熱が35度台またはそれ以下で、体全体が冷えて体温調節が正常に働かなくなる状態。自覚していない人がほとんど。
冷え性
手足や下腹部など体の一部が慢性的に冷えている状態。
日常で起こりやすい低体温とは違い、体が部分的に冷えているので自覚しやすい。
死に至る低体温
山などの寒冷地で長時間滞在し、体温が34度以下で凍傷などを伴う生命の危機に瀕した状態。

低体温は万病のもと?

一年中、同じ野菜や果実に囲まれ、冬でも冷たい飲み物が溢れています。またダイエットに関心を持ちながらお菓子や甘いものはたくさん摂り、主食であるお米を食べない人も多いようです。普段、口にしているこれら体を冷す食品や砂糖は内臓の働きを弱らせ、基礎代謝を下げる要因となります。 運動不足からくる筋肉量の低下、ハイヒールや自分の体型に合わないものを身に着けるなども、血液循環を悪くしてしまい、体温を下げる要因になってしまいます。
他には、過度なストレスや、冷暖房による屋内と屋外との温度差が、自律神経のバランスを乱れさせます。その結果、血管の調節機能がうまく働かず体温の低下につながります。
このように低体温の原因はさまざまですが、住環境や食生活、生活習慣などが複合的に絡み合い引き起こすと言われています。

  • ・冷暖房のきいた室内で長時間過ごす
  • ・湯船につからずシャワーのみの入浴
  • ・体をしめつける下着の着用
  • ・運動不足
  • ・冷たいものや、甘いものの食べ過ぎ
  • ・過剰なダイエット

低体温になると…?

肩こりがひどくなる
低体温になると、生命の危険を感じた自律神経が「体の異常事態」と認識して、熱を外に逃がさないようにするため、血液の循環を鈍らせたり、汗をかかなくなったりします。そのため、肩こりや頭痛などの症状が起こり、この状態が長く続くと自律神経失調症になる心配も出てきます。
太りやすくなる
体温が低いと体内で脂肪が燃焼しにくくなるので、基礎代謝は落ちます。体重も食べる量も同じでも基礎代謝が違うと、消費エネルギーが異なるため体重の増減に差は出てしまいます。
疲れやすくなる
体内でブドウ糖をエネルギーにかえる働きがスムーズにできず、元気がなくなり、疲れやすくなります。
病気にかかりやすくなる
体は熱を出すことで外部から細菌の侵入を防いだりしていますが、体温が低いとその力が低下するため、よく風邪をひいたり、花粉症などのアレルギー症状が出やすくなります。またがん細胞が活発になる環境になります。
妊娠しにくい原因にも
血液の流れが良くないと卵胞刺激ホルモンが分泌しづらくなり、排卵障害(月経不順、卵巣機能低下、多嚢胞性卵巣など)を引き起こします。また、排卵を促進するホルモンの伝達が伝わらず、排卵が起こりにくくなってしまうケースもあるようです。生殖機能のある下半身は特に冷えやすく、体温が下がると卵管も収縮させてしまい、不妊症の原因にも繋がると言われています。
低体温のチェックと改善法はこちら

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