eonet.jp > 健康 > 健康とくらし情報 > 噛む効用

特集:噛む効用 2009年6月4日

  • 噛まない、噛めない現代人
  • 噛む効用って?

    噛む回数を増やすことは、肥満防止や歯周病予防につながるだけではありません。噛むという行為は、脳の血流を高めることにも効果があるとされています。脳の血流が良くなることで、脳に酸素やブドウ糖などが行き渡るようになり、脳の働きが活発になるのです。また、噛むことで顔全体の筋肉を刺激することもできるため、視力の回復や表情を豊かにするといった効果も期待できると言われています。とにかく、よく噛むということは、私たちに良い影響を与えてくれるのは間違いありません。

    「ドライマウス」の予防にも効果的

    1日の唾液分泌量は牛乳パック1本〜1本半(1本=1リットルとして)
    あなたの唾液年齢、低下していませんか?
    口の中が乾燥すると口臭の原因にもなります。

    よく噛んで唾液の量を増やすことは、恐ろしい歯周病の予防につながるとお話ししましたが、唾液の量が減ることで引き起こされる症状はほかにもあります。最近、にわかに注目を集めるようになっている「ドライマウス」です。日本語に直すと口腔乾燥症。読んで字のごとく、口の中が乾燥してしまう症状です。通常、人間の唾液は1日に1〜1.5リットルほど分泌され、口の中を常に潤しています。唾液の中には消化を助ける成分のほか、抗菌作用を持つ成分が含まれていて、口の中を清潔に保つことにも役立っています。

    ドライマウスになると、口の中が乾燥することで、不快感やノドの乾きを助長させるのはもちろん、細菌が繁殖しやすくなるため、口臭や虫歯、歯周病を発生させることになります。鼻からではなく、口から呼吸していることが多い方などは、ドライマウスになる可能性が高くなりますので、注意が必要です。ドライマウスを防ぐための基本は、しっかり噛む習慣を身に付け、唾液の量を増やすこと。かといって、常に食事をしているわけにはいきませんから、ガムを噛んだり、水分補給に気を配るなどの工夫が大切です。

    ※ドライマウスの症状は、服薬や加齢、ストレスなどが原因となることもありますので、気になる場合は医師に相談してください。

    「噛む」から始めるアンチエイジング

    唾液には食べ物の消化を助けたり、口の中の細菌の繁殖を防いだりする各種成分が含まれていますが、その中のひとつに「若返りホルモン」と呼ばれるものがあります。それは、「パロチン」という唾液腺ホルモンです。パロチンは、出生時から20代くらいまでは盛んに分泌される成長ホルモンの一種で、筋肉、骨、内臓、血管などの老化防止に役立っています。健康食品や化粧品などに使われ、高い人気を誇るローヤルゼリーの成分は、パロチンに極めて似ているため、類パロチンと呼ばれています。そんなありがたい成分が唾液に含まれているとなれば、よく噛んで唾液の量を増やす努力も惜しくはないかもしれませんね。

    幼い頃から、よく噛む習慣を身に付けよう

    大人になってからよく噛む習慣を身に付けるには、ある程度の努力が必要になってきます。食事などの際に「しっかり噛もう」と意識するクセをつけないと、難しいかもしれません。小さな子供がいるなら、できるだけ早いうちから、よく噛む習慣を身に付けるようにしてあげてください。

    また、子供によく噛む習慣を身に付けてもらうためには、子供の歯や歯茎の健康に気を配ってあげることも大切です。日頃から正しい歯磨きの仕方を教え、食べ物にも気をつけてあげましょう。子供の歯に、フッ素クリーニングを施してあげることも、大切な歯を守るためにも大いに役立つでしょう。子供のお手本になるよう努めていれば、自然に家族みんなの健康にもつながるはずです。

      健康とくらし情報トップページへ戻る

      ページの先頭へ