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薬膳特集特集:薬膳特集 2011年5月12日、6月2日

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    旬の食材で最高の効果を得る

    「旬の食材が体に良い」ということは、薬膳を知らない人でも何となく分かっているのではないでしょうか。食材が育つ季節や土地の環境は、私たちの健康に密接に関わっており、旬の食材を上手に摂ることで体に良い効果をもたらすことができます。

    まず、梅雨から夏の時期にかけて、体に侵入しやすい邪気(病気のもと)である「暑邪」と「湿邪」について知っておきましょう。そして、それぞれに適した食材と、対処法を知り、おいしい食事で初夏〜梅雨を乗り切りましょう!

    • 暑邪(しょじゃ)

      夏の暑さは「炎熱・上昇・発散」という特徴から、体の気・血・津液(水)を損傷しやすくなります。その影響で、発熱・多汗・脱水症状・息切れ・動悸・疲労・夏バテ・肌や髪のパサツキといった熱症状や乾燥症状が出やすくなります。

    • 湿邪(しつじゃ)

      日本の梅雨は高温多湿で、体の中の水分も飽和状態になりがちです。水が余りすぎる上に代謝が悪くなってしまうため、むくみ・下痢・便秘・水太り・湿疹・水虫・食あたり・水あたり・食欲不振・頭重感といった症状が出やすくなります。

    暑邪には「苦み」のある食材を!

    湿邪には「甘み」のある食材を!

    ゴーヤ・チシャ・緑茶・セロリ みょうが・大葉・ジャスミンティー・桃・さくらんぼ
    適度な苦みのある食材には、熱を取ったり、解毒をしたり、便通を整えたりする作用があるとされています。ただし、過剰な苦味食材は、体の乾燥を促進させてしまうので注意しましょう。汗のかきすぎを抑える酸味や、汗と一緒に失った塩分を補う鹹味(塩味)を一緒に取ると良いでしょう。 適度な甘みは夏の疲れを癒やしてくれます。また、この甘みは痛みを緩和させたり、味をまとめたりする特徴を持っています。しかし、過剰の甘みは余分な水を滞らせる原因となるので、摂り過ぎには注意しましょう。香りのある物や、代謝を上げてくれる辛味と一緒に摂ることで、水の循環も良くなります。

    暑邪への対処法は【清熱】

    湿邪への対処法は【利水】

    きゅうり・トマト・ナス・レタス・白菜・豆腐・緑豆・梨・スイカ 冬瓜・とうもろこし・金針菜・ハモ・大豆・空豆・小豆
    暑邪への対処法は、体の熱を冷ましてくれる「寒涼性」の食材を取ることが一番。いわゆる「夏野菜」と呼ばれる物などが、その代表選手です。夏の時期に収穫される、水分をたっぷり含んだ食材で、暑邪を遠ざけましょう。 体に必要のない、悪い水をスムーズに排泄に結びつけることを「利水」と言います。体の余分な水を排泄する方法は、「汗をかくこと」「尿を出すこと」の2つです。どちらも新陳代謝やデトックスに必要なことです。体内を巡った水はやがて濁ってしまいますので、利水を助ける食材の力を借りて、しっかり排泄しましょう。

    旬の食材を活かすための調理法とは?

    季節の邪気の特徴と、それに適した食材があることが分かったら、次は適切な調理法を知ることが大切です。調理法を間違ってしまうと、薬膳の理論に反することになってしまうからです。

    • 薬膳に「揚げ物」はない

      体調が悪い人は、胃腸が弱っていることもあります。油が多い揚げ物などの料理は、消化の妨げになってしまうので注意が必要です。また、揚げ物は高温で調理することになるので、食材の持つ性質や効能が失われやすいため、食材の持つパワーを活かすための、煮る・蒸す・茹でるなどの素材の性質に合わせた調理法が適しています。

    • 体の状態に合った食材、調理法を選ぶ

      たとえば、冷房で体が冷えているのに、レタス・トマト・きゅうりなどの生野菜サラダを食べてしまうと、ますます体を冷やしてしまうことになります。そのような場合は体を温める食材・調理法を選ぶ必要があります。体が冷えているときは、じゃがいも・にんじん・にんにくなどの食材を、温かいスープにするという方法がオススメです。

    ≫若林先生の「梅雨対策の薬膳レシピ」をご紹介

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