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プチ断食でカラダをリセット!特集:プチ断食特集 2014年10月2日

1日3食しっかりと食べているのに、なんとなく体調が悪い、胃腸の調子もよくない…という経験はありませんか?そんなときに一度試してみたいのが断食(ファスティング)です。長期間にわたって食事を断つ本格的な断食に挑戦するのはなかなか難しいものですが、1〜2日程度のプチ断食なら、どんな人でも気軽にトライできるでしょう。
プチ断食にはダイエットはもちろんのこと、体の本来の機能を回復させるなどの効果がありますが、やり方を間違えれば、健康を害する恐れも。
健康になれる正しいプチ断食の方法を知って、半日もしくは週末2日で、あなたの体を変えてみましょう!

「食べないこと」が、なぜ体に良い?

一般的には、「健康のためには1日3食しっかり食べること」が大切であるとされています。プチ断食はこのルールとは逆の健康法になりますが、「食べないこと」が健康によいとされるメカニズムとはどんなものなのでしょうか。

1日の消化吸収のエネルギーは、フルマラソン1回分!

消化吸収のエネルギー = フルマラソン1回分!?(図)

ふだん何気なくしている食事ですが、実は体の中ではその食事を消化吸収するために、膨大なエネルギーを必要としています。1日3食しっかり食べた場合、その消化吸収に必要なエネルギーは、なんとフルマラソン1回分に相当。つまり1日「食べないこと」によって、フルマラソン1回分のエネルギーを、健康維持や病気を治すことに利用できるといえるのです。

本来、人間は飢餓状態に強い

人類の誕生から今日までを1年でたとえると、1月1日に誕生した人類は12月31日の夜7時頃までの長い期間、飢えていました。3食お腹いっぱい食べられるようになったのは、長い人類の歴史からみると、つい最近の話なのです。そのため人間には飢餓遺伝子というものが存在し、足りない栄養素でやりくりして生きることはできますが、逆にあまった栄養素を処理するという遺伝子はあまりなく、満腹に対する体の備えはありません。あまりに長期間食事を摂らないのは問題ですが、プチ断食程度であれば健康に害はないといえるのです。

また、病気のとき、「食べないと治らない」と言われますが、これは食べ物が少なかった時代の話。その昔、栄養不足で病気になっていた時代には、食べた方が栄養がつき病気は治ったでしょう。しかし現代人の病気、特に生活習慣病などは食べすぎが原因です。どんな病気かにもよりますが、現代では食事を控えることによって、病気を改善する効果も期待できるのです。

体に良いことずくめ!プチ断食の6つの効果

体に良いとされるプチ断食。その効果をご紹介しましょう。

  1. 1. 胃腸が元気になる

    現代人は食べすぎの傾向にあります。胃や腸などの消化器は常にオーバーワークを強いられ、働きすぎの状態に。プチ断食で胃腸を少し休ませることによって、本来の働きを取り戻し、消化能力、吸収力などを高めることができます。

  2. 2. ダイエット&メタボの改善

    胃腸の消化能力が低下していると、消化不良を起こし、栄養が中性脂肪などの形で蓄えられやすくなります。しかしプチ断食で内臓を休ませることで、消化能力、吸収力が高まり、代謝や排泄力が向上し、ダイエットにつながります。

  3. 3. 便秘が改善される

    胃腸本来の消化能力が落ちていたり、便を肛門へと運ぶ腸のぜん動運動がマヒしていたりすると、便通が悪くなります。
    プチ断食によって消化能力が改善することで便通も良くなるほか、空腹になると、モチリンという腸のぜん動運動を促す働きのある酵素が出て、ぜん動運動が活発になり便秘も改善され、デトックス効果が高まります。

  4. 4. 美肌になる

    便秘は肌にも悪影響をもたらします。肉類を多く食べて便秘になると、肉が腸の中で腐り、腐敗ガスによって腸の壁が荒らされます。すると腸の壁から本来は吸収されないような老廃物も吸収され、皮膚に吹き出物ができたり炎症が起こってしまいます。また、体からでる老廃物の8〜9割は便から出ますが、便がしっかり出ていないと皮膚から出る老廃物の量が増えるため、吹き出物などになります。したがって、プチ断食によって便秘が解消されれば、美肌の効果もあるのです。

  5. 5. 体の免疫力がアップする

    白血球の一種であるリンパ球が増えると、免疫力もアップするとされています。このリンパ球の70〜90%は小腸に存在するといわれ、腸内環境が悪いとリンパ球が常に刺激を受けて、炎症を起こしている状態になります。プチ断食によって腸内環境を改善させれば、リンパ球の働きもよくなり、免疫力もアップするといえるでしょう。

  6. 6. 気分も脳もスッキリする

    腸内環境と気分はつながっていると言われます。精神を落ち着かせるセロトニンというホルモンは腸内でつくられるといわれ、腸内環境が改善すれば気持ちにも変化がでてくると考えられるのです。
    さらに断食すると消化のために血液が使われないので、脳の血流が高い状態をキープでき、普段より脳が活性化するといえます。

≫初心者OK!プチ断食実践法

食糧が豊富な今の時代は、知らず知らずのうちに過食や偏食になっている人が多いように感じます。過食や偏食をしていると、胃腸がオーバーワークになりさまざまな不調をもたらしますが、プチ断食によって、定期的に胃腸を休めてあげることで、体は本来の健康を取り戻すことができます。30代以上の人、特に「最近食べ過ぎているな」と感じている人は、体が喜ぶ「プチ断食」にぜひトライしてみてください。

みうらクリニック院長 三浦 直樹 先生(写真)
監修:みうらクリニック院長 三浦 直樹 先生
1995年兵庫医科大学卒業。同年、関西医科大学小児科学教室入局。西本クリニック(内科・ペインクリニック・漢方)などで非常勤勤務を行うかたわら、各種自然療法の研究も行い、2009年みうらクリニックを開院。およそ10年前から断食指導を行い、現在も2泊3日の断食会は定期的に開催中。自身もプチ断食でのダイエット経験がある。
みうらクリニック
住所:大阪市北区東天満1-7-17東天満ビル9F 電話:06-6133-5200

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