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歯の寿命を延ばす!予防歯科を始めよう!特集:予防歯科特集 2014年11月6日

    予防歯科のメリット

    予防歯科を実践することで、虫歯予防以外にどんなメリットがあるのでしょうか。

    一生にかかる医療費をおさえることができる

    グラフ:トヨタ関連部品健康保険組合(豊田市)と豊田加茂歯科医師会の共同調査より
    トヨタ関連部品健康保険組合(豊田市)と
    豊田加茂歯科医師会の共同調査より

    ある調査によれば、定期検診の費用によって、48歳までは年間約2万円平均より医療費が高くなりますが、49歳以降は平均を下回るという結果がでています。さらに65歳ではケアを受けていると約20万円、受けていない場合は約35万円と年間の医療費に大きな差がでてくるのです。
    この理由として考えられるのは、歯のトラブルは全身の病気を引き起こすきっかけになるということです。例えば歯が悪く硬いものが食べられなくなると、栄養が偏りがちになり、栄養の偏りは糖尿病や骨粗しょう症などをまねく恐れがあります。
    歯を健康に保つことは体全体の健康を維持することにつながるといえます。

    生活の質がアップする

    人間にとって究極の欲望の一つは“食べること”です。食べ物のおいしさを感じるためには、味や匂いはもちろんですが、噛み応えも非常に大切な要素です。
    入れ歯では、食事をとることはできますが、自分の歯ではないため、人によっては異物感になかなか慣れないという場合もあります。入れ歯は毎日のメンテナンスは必須ですし、歯肉の変化によって、何年かごとに作り替えをしなければならないため、費用もかかります。
    生きることは食べることです。おいしく食べられる自分の歯をもつことは、人間の生活を豊かにする大切な要素なのです。

    認知症のリスクを減らせる

    65歳以上の高齢者では、7人に1人が認知症であるといわれていますが、歯数が少ない人や、咀嚼能力が低い人、かかりつけ歯科医院がない人ほど、認知症の発症率が高まるという調査結果がでています。歯がほとんどなく義歯も未使用の人では、20本の歯がある人に比べて、認知症発症リスクは1.9倍高くなっていたのです。噛まないでいると脳細胞が減少するというデータもあり、自分の歯で噛むことは脳にも影響を与える可能性があります。

    予防歯科診察の流れ

    予防歯科ではどのようなケアが行われるのでしょうか。診察の流れをご紹介します。

    ドクターによる診察

    まずはドクターが口の中を診察します。新たな虫歯はできていないか、歯周病になっていないか、詰め物がとれていないか、など一通り口の中をチェックしていきます。困っていることや口の中の変化など、気になることがあれば質問しましょう。

    歯科衛生士によるケア

    診察で特に治療すべき箇所がなければ、歯科衛生士によるさまざまなケアが行われます。その患者さんの口の中の状態に応じて、以下のケアを組み合わせます。

    • スケーリング

      歯垢が石灰化すると歯石となり、自分では除去することが難しくなります。
      歯石は虫歯や歯周病の原因となりますから、専用の器具を使って歯石を除去します。

      歯石取り
    • PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)

      自分では落とすことのできない汚れを、歯科医や歯科衛生士などのプロが専用の機器をつかって行う歯のクリーニングをPMTCといいます。歯の着色汚れを落として歯を白くきれいにすることができるほか、歯周病の悪化も食い止めることができます。

      歯の表面の汚れ落とし
    • フッ素塗布

      歯にフッ素を塗ることによって、初期虫歯を治せたり、虫歯菌の活動を抑えたりすることができます。虫歯へのリスクが高いと判断された場合は、フッ素塗布が行われます。

      虫歯予防
    • 口腔衛生指導

      口の中は一人ひとり違い、磨きにくい歯もあれば、歯ブラシだけではケアするのは難しい歯もあります。口腔衛生指導では、一人ひとりの口の状態にあった歯の磨き方を指導し、必要に応じてデンタルフロスや歯間ブラシでのケアの方法を指導します。

      磨き方指導

    他にも状況に応じて、エックス線診査、唾液検査、細菌検査、3DS(除菌による虫歯予防)などを行う場合もあります。

    定期的なメンテナンスの重要性

    普段から自分でしっかり磨いていると思っていても、実はどこかに磨き残しがあるものです。それを専門家によって定期的にフォローアップし、普段のケアをあらためて確認することが、予防歯科の大切な役割です。ある研究によれば、3カ月に1度のメンテナンスで、歯の健康が維持できたという報告があります。できるだけ定期的に受診するようにしましょう。
    ケアの料金は施設によって異なります。気になる場合は事前に問い合わせてみましょう。

    ≫自宅でできるセルフケア

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