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“昭和”の健康法はスゴかった!特集:懐かしの健康法特集 2014年12月4日

「○○健康法」「○○で元気になる!」など、これまでさまざまな健康法が生み出されてきました。健康ブームの影響もあり、近年ではさらにその数は増えてきています。
メディアで取り上げられると、一気に注目を集め流行しますが、いつの間にか廃れていく健康法が多いのも事実。しかしなかには、廃れることなく今も続く健康法や再び注目を集めている健康法もあります。今も続けられているということは、それだけ効果を感じる人が多いということではないでしょうか。
そこで今回は「ラジオ体操」「ぶら下がり健康法」「乾布摩擦」の3つの健康法に注目してみました。懐かしの健康法のよさを見直してみませんか?

    たった3分で全身運動 ラジオ体操

    子どもの頃に誰もが一度はやったことがあるラジオ体操。運動会の準備運動として、夏休みの朝の行事として、さまざまな場面で日本人にはおなじみの体操といえるでしょう。ラジオ体操が始まったのは、1928年のこと。1951年には現在のラジオ体操が作成され、60年以上たった今でも続いています。
    では、これだけ長く愛されるラジオ体操のよさとは何でしょうか。
    実はラジオ体操はわずか3分14秒(ラジオ体操第一のみ)という短い時間の中に、基本的な運動の動きがすべて組み込まれた、非常に計算された体操です。しかも子どもからお年寄りまで幅広い世代ができる一方で、意識してやれば汗ばむくらいハードな運動でもあります。さらにその動きについてはすでに多くの人が知っていますから、一から運動を覚える必要もありません。
    誰もが気軽に取り組めるラジオ体操ですが、だらだらとやっていてはその効果も半減してしまいます。ポイントをおさえ、きびきびと元気に体を動かし、健康な体づくりを目指しましょう。

    子供だけではもったいない!ラジオ体操の効果

    • 血行促進

      簡単な動きばかりに見えるラジオ体操ですが、体のあらゆる関節を最大限に使う動きが組み込まれています。関節を使って体を動かすことは、全身の血行促進につながります。血行がよくなれば、代謝も上がり、脂肪燃焼も期待できるといえるでしょう。

    • 猫背の予防

      体を動かさないでいると筋肉は硬くなり、背中が丸くなりがちです。ラジオ体操には背伸びをしたり体を回したりなど、姿勢をよくする動きが組み込まれていますから、ラジオ体操を続けることで高齢になっても姿勢のよい体をキープすることができます。

    • ボディラインの引締め

      ラジオ体操にはたくさんのねじったり反ったりする動きがありますので、ウエストや背中のラインの引締めに効果的です。また、内臓も動かすことで大腸が刺激され、便秘にも◎。ぽっこりお腹の解消も期待できます。

    ラジオ体操の効果を上げる3つのポイント

    1. 1. 重要なのは指先と目線

      ラジオ体操では「体を伸ばす」という運動が多く取り入れられています。このとき、その体の箇所を意識して伸ばそうと考える人が多いですが、大切なのは「指先」と「視線」です。筋力トレーニングでは、力を入れて運動するため手もグーの形になりますが、ラジオ体操のような体を伸ばす運動でも手をグーの形にしていると、余計に力が入り、体が伸びにくくなります。目線も同様で見るべき方向と違う方向を見ると、体が伸びにくくなります。ラジオ体操では指先を伸ばして手をパーの形にし、目線は基本的には指先を見るようにして行いましょう。

      指は力が入り過ぎないように開く

    2. 2. 昼間にしよう

      ラジオ体操というと朝のイメージを持つ人が多いかもしれませんが、おすすめの時間帯は昼間。特に脂肪燃焼を促すアドレナリンが高まっている15時くらいにやるのがおすすめです。仕事や家事の合間に、気分転換もかねて行うといいでしょう。ラジオ体操はさほど負荷のかからない運動ですから朝にやってもかまいませんが、体が十分に動いていないことが多いため、特に中高年は自分の体調をみながら注意して行いましょう。

    3. 3. 毎日続けよう

      わずか3分14秒の運動ですから、合間をみて毎日続けるのがおすすめです。普段運動をしていない人は最初はうまくできないかもしれませんが、毎日続けることによって筋肉や関節が鍛えられ、次第に動けるようになるはずです。

    ラジオ体操をやってみよう!

    ラジオ体操は今でも毎日ラジオで放送されていますが、動画を観ながら一緒に行うのがおすすめです。NHKで毎日流れている他、かんぽ生命のサイトで動画が閲覧できます。

    ラジオ体操の流れとポイント

    1. 伸びの運動
    2. 腕を振って脚を曲げ伸ばす運動
    3. 腕を回す運動
    4. 胸を反らす運動
    5. 体を横に曲げる運動
    6. 体を前後に曲げる運動
    7. 体をねじる運動
    1. 腕を上下に伸ばす運動
    2. 体を斜め下に曲げ、胸を反らす運動
    3. 体を回す運動
    4. 両脚で跳ぶ運動
    5. 腕を振って脚を曲げ伸ばす運動
    6. 深呼吸
    かんぽ生命−ラジオ体操第一
    かんぽ生命−ラジオ体操第一
    動画を見る かんぽ生命サイトへ

    肩こり、猫背、腰痛に効く! 目的別 意識したいポイント

    体の症状に合わせて、以下のポイントを意識して行うとより効果的です。

    肩こり改善

    腕を回す運動:(写真)「肘はしっかり伸ばす」「真横を通るように意識して」「背中はまっすぐ」
    3. 腕を回す運動

    肩甲骨の周りの筋肉をしっかり動かせるため、肩こり改善のほか、四十肩や五十肩の予防にもなります。
    ひじを伸ばし、腕は後ろではなく、真横に大きく広げることを意識して行いましょう。このとき背中はまっすぐに伸ばすことで、背中の筋肉が刺激されます。目線は正面へ。

    猫背改善

    胸を反らす運動:(写真左)「肘はしっかり伸ばす」「指先を遠くへ」/(写真右)「反らしすぎない」
    4. 胸を反らす運動

    胸や背中のかたまった筋肉をほぐし、血流を良くします。ただし反らしすぎは腰を痛めるので要注意。指先を遠くにもっていくようなイメージして腕を広げます。広げたときは、小指が上になるように手を裏返すようにしましょう。目線は正面へ。

    腕を上下に伸ばす運動:(写真左)「指先までしっかり伸ばす」/(写真右)「伸びるときはかかとを上げる」
    8. 腕を上下に伸ばす運動

    背筋を伸ばす運動です。
    足は肩幅に広げ、両手をうえに挙げるときは、指先もしっかり伸ばします。かかとをあげるため、ふくらはぎのむくみ解消も期待できます。目線は正面へ。

    腰痛改善

    体を横に曲げる運動:(写真左)「太ももに沿わせる」/(写真右)「耳の横で肘はまっすぐ」「わき腹を意識して伸ばす」
    5. 体を横に曲げる運動

    わき腹の筋肉を左右バランスよく伸ばせるので、普段デスクワークをしている人にはおすすめの運動です。
    上げた片手は耳の横に、もう片方の手は太ももに沿わせるようにおきます。このとき上げたほうの手のひじを伸ばすことで、体全体をよく伸ばすことができます。目線は正面へ。

    体を前後に曲げる運動:(写真左)「目線は指先」/(写真右)「目線は後ろへ」「息を吐きながら反らす」
    6. 体を前後に曲げる運動

    腰を伸ばす運動ですが、無理をすると逆に腰を痛めることもあるので要注意。無理に床に手をつけようとせず、腰を気持ちよくのばすことを意識しましょう。
    上半身の力を抜いて前に屈み目線は指先へ、その後上体をゆっくり反らします。このときゆっくり息をはきながら、目線は後ろへ。

    ≫肩こり・腰痛に効果!ぶら下がり健康法

    健康運動指導士 小林素明さん(写真)

    ラジオ体操は簡単な動きですが、肩こり解消、腰痛予防など、さまざまな効果が期待できます。続ければ確実に体力はアップしますから、普段の通勤や買い物、掃除などが楽になっていくでしょう。さらに運動は体力的な効果はもちろんですが、気持ちが上向きになる効果もあると思います。人生を楽しむためにも、まずは手軽にできるラジオ体操から始めてみてはいかがでしょうか。

    監修:健康運動指導士 小林素明さん

    パーソナルトレーニングスタジオ どこでもフィット代表。
    大阪学院大学商学部卒業。フィットネスクラブなどでの運動指導歴は22年。年間1000名以上の個人指導実績がある。2010年に「どこでもフィット」を開業。健康運動指導士、介護予防運動トレーナー。

    どこでもフィット
    大阪市阿倍野区西田辺1-19-1 セラーノス西田辺202

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