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特集:Look back on YMO 〜イエロー・マジック・オーケストラ回顧録〜

〜イエロー・マジック・オーケストラ回顧録〜Look back on YMO 〜イエロー・マジック・オーケストラ回顧録〜Look back on YMO

「日本のテクノポップ創始者」として語り継がれる、YMOことイエロー・マジック・オーケストラ。70年代初頭に日本語ロックを打ち立てたバンド「はっぴいえんど」、さらに「キャラメル・ママ(のち、ティン・パン・アレー)」を経て、主にプロデューサーとしての活動を始めた細野晴臣(以下、細野)が、当時「サディスティックス」で煮詰まっていた高橋幸宏(以下、高橋)と、スタジオミュージシャンだった坂本龍一(以下、坂本)と共に結成した音楽家ユニットだ。

1978〜84年の約6年にわたる活動で、それまで日本人には馴染みのなかったコンピューターやシンセサイザーを駆使した電子音楽を開拓。さらにヴィジュアル面では、3人が揃いの人民服や仮面をコスチュームとして装うなど、強烈なバンドイメージを残す。 そして84年の散開から20年以上を経た現在も、彼らの存在は伝説。 そんななか2007年2月、テレビ放映の某ビールCMにて、限定的に再結成。 さらに3月にはベストアルバム『YMO GO HOME』と『ONE MORE YMO』が再発。 だから、いま改めて、YMOの軌跡を辿りたい。

History&Episode

1978年

2月

YMO結成 ⇒ Episode1

 

11月

アルバム『イエロー・マジック・オーケストラ』発売

12月

「アルファ・フュージョン・フェスティバル‘78」@紀伊国屋ホールへ出演。本公演をきっかけに、アメリカからの作品リリースが決定

1979年

5月

『イエロー・マジック・オーケストラ(US版)』、
シングル「コンピューター・ゲーム」をアメリカ発売

 

7月

『イエロー・マジック・オーケストラ(US版)』、
国内リリースオリコンチャート2位を獲得

 

9月

アルバム『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』発売

10月

ワールドツアー「トランス・アトランティック・ツアー」開始
イギリスを皮切りに、フランス、アメリカを巡業

1980年

2月

ワールドツアーの音源を収録したライブ盤、『パブリック・プレッシャー』発売。オリコンチャート初登場1位を記録

 

3〜4月

初の国内ツアー「テクノポリス2000-20」をスタート。
全国10都市をまわる

 

4月

雑誌『写楽』創刊イベント@日本武道館へ出演。
客席からブーイングの嵐を受ける ⇒ Episode2

 

6月

企画盤『増殖』発売
シングル「ライディーン」発売

 

7月

前年リリースの『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』がオリコンチャート1位へ急浮上

10月

2度目となるワールドツアー「From TOKIO To TOKYO」開始。
前回の英仏米に加え、ドイツ、オランダ、スウェーデン、イタリアへも巡業

1981年

3月

アルバム『BGM』発売

11月

アルバム『テクノデリック』発売 ⇒ Episode3
国内ツアー「ウィンター・ライブ1981」開催

<約1年のブランク。各人がソロ、および別ユニットでの活動を活発化>

1983年

1月

シングル「君に、胸キュン。」発売

 

5月

アルバム『浮気なぼくら』発売。オリコンチャート初登場1位

 

7月

『浮気なぼくらインストゥルメンタル』発売

 

10月

YMO“散開”を表明

 

11月

最後のツアー「1983YMOジャパン・ツアー」を開始

12月

解散記念アルバム『サーヴィス』をリリース

1984年

2月

前年のツアーでの音源を編集したライブアルバム『アフター・サーヴィス』発売

<約10年に渡る沈黙>

1993年

YMO再生。ニューアルバム『テクノドン』発売

<再び、沈黙>

2007年

CM出演のため、限定的に再結成。現在に至る


Episode1 YMO結成

細野が坂本、高橋を自宅へ招き、意気投合したことにより結成。当初、横尾忠則(美術家)が4人目のメンバーとなる予定だったが、結成発表の記者会見に本人が現れずおじゃんに。「演奏者以外のメンバーを含む自由なプロジェクトでいたい」という細野の構想から生まれた話とされる。

Episode2 『写楽』創刊イベント@日本武道館

当時、“音楽+シュールな笑い”という構成で人気を博していたラジオ番組「スネークマンショー」(※)。その制作者・桑原茂一により企画されたのが、この無料イベント。ライブでYMOを観たくてもなかなかチケットが入手できなかった時代ゆえ、彼らが出演すると知り、集まったファンの期待は相当だった。にも関わらず、YMOが披露したのは通常のスタイルとは真逆のフォークスタイルでの演奏。期待を裏切る演出に、観客が暴動を起こす。以降、伝説的イベントとして語り継がれる。

※「スネークマンショー」は桑原茂一、小林克也、伊武雅之からなるギャグ集団の名前でもある。

Episode3 4thアルバム『テクノデリック』発売

世界のロック史上、初めて本格的にサンプリング(※)を導入した作品。それまでシンセサイザー中心で構築されてきたテクノミュージックに、新たな方法論を打ち立てたことからも、歴史的な1枚といえる。

※サンプリング…既存の音源から音やフレーズの一部を抜き出し、新たな音源の一部へ組み込んでいく手法のこと。



(参考:『イエローマジックオーケストラ』(株)アスペクト発行、『レコードコレクターズ2003年2月号』)

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