関西/神戸ニュース詳細 01月12日 10:11

雪不足解消へ「恵みの雪」に期待 宍粟のスキー場

 兵庫県宍粟市北部のスキー場が昨シーズンに引き続き雪不足に見舞われ、周辺の宿泊施設や道の駅などに影響が出始めている。正月休みや成人の日前の3連休などの稼ぎ時は逃したが、今週末には強い冬型の気圧配置が予想されており、関係者らは「恵みの雪」に期待している。

 市内では、ちくさ高原スキー場(千種町西河内)が昨年12月29日にオープンしたが、滑走できるのは人工降雪機のあるゲレンデだけ。来場者も今月10日時点で延べ4616人と、降雪が多かった2年前の5分の1程度に落ち込んでいる。

 天然雪に頼るしかないばんしゅう戸倉スノーパーク(波賀町戸倉)は、一度も開業できていない。

 例年の冬場なら週末はスキー客で満室になり、ゲレンデ帰りの入浴客も多い温泉宿泊施設「楓香荘」(同町原)も苦戦が続いている。記録的な雪不足だった昨シーズンはキャンセルが100件以上あったが、今季はスキー客が慎重でそもそも予約が入らないという。

 田中真人支配人は「暖冬で1年空くとスキー客が逃げるという。2年続くと怖い。来年も続くようなら、冬場の営業方針から見直さなければいけない」と不安を口にした。

 冬場はスキー帰りの買い物客が中心という道の駅みなみ波賀(同町安賀)も状況は同じ。「例年はツアーバスが立ち寄ってくれるが、雪がなければ冬の波賀町に人が集まる要素は何もない。降ってほしい」と週末の寒気に期待した。

 国土交通省姫路河川国道事務所によると、10日時点の戸倉での累積積雪量は64センチで、記録が残る1974年以降では、3番目に少なくなっている。

【神戸新聞社】

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