関西/神戸ニュース詳細 01月12日 13:15

原発事故の恐怖伝える 西宮で福島避難区の写真展

 東日本大震災の被災地を伝える写真展「フクシマ20km圏内」が11日、兵庫県西宮市甲子園口1のギャラリーわびすけで始まった。福島第1原発事故のため、昨年7月まで避難指示区域になっていた福島県南相馬市の風景35点を展示。原発事故の恐ろしさや教訓を伝えている。17日まで。

 撮影したのは、尼崎市の園田公民館元館長、桑田一夫さん(61)=宝塚市。同館で市民講座を開いており、「市民と一緒に原発について考えていきたい」と2012年と14年の夏に小高区を訪れた。

 「人影もない、音も聞こえない、不気味な世界でした」と桑田さん。無人の駅や小学校の校庭には草が生い茂り、倒壊した建物はそのまま。原発事故が起こると、人の生活を破壊することを身をもって感じた。

 14年には、町のあちこちに除染廃棄物を発見。「家の近くにこんなものがあって、大丈夫なのだろうか」と不安に思ったという。

 展示では、小学校のさびた遊具や、誰もいない道路など、もの悲しい町の姿を紹介。桑田さんは「震災から6年近くたった今も、原発問題は続いている。苦しい生活を強いられている人を忘れないで」と呼び掛けている。

 午後1~5時。無料。同ギャラリーTEL0798・63・6646

【神戸新聞社】

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