関西/神戸ニュース詳細 07月17日 10:26

絶滅危惧種のチョウに釘付け ハチ高原で観察会

 全国の数カ所にしか生息していない絶滅危惧種の「ウスイロヒョウモンモドキ」など、夏の草原を舞うチョウの観察会が16日、兵庫県養父市・ハチ高原であり、虫かごやカメラを手にした愛好家や家族連れたち計約40人が参加した。

 ウスイロ-は環境省のレッドリストで、絶滅の危険性が極めて高い絶滅危惧IA類に指定されており、法律でも捕獲や殺傷が禁じられている。

 観察会は、保全団体や住民、行政などでつくる協議会が主催した。散策に先立ち、保全団体メンバーがウスイロ-の生態を解説。餌となる草花をシカの食害から守る柵の設置など、保全活動も紹介した。

 続いて、参加者は歩いて晴れ空の高原へ。さわやかな風が草を揺らす中、他のチョウやトンボなどを捕まえたり、風景をカメラに収めたりしていた。お目当てのウスイロ-も、保全団体が幼虫の餌となるオミナエシを植えた場所で、数匹が確認でき、大人も子どもも、ゆらゆらと飛ぶ姿を笑顔で見守っていた。

 神戸市の住吉小学校1年の男子児童(6)は「広々していて、虫がいっぱいいて楽しい」と高原を満喫。「ウスイロヒョウモンモドキは、ちっちゃくてシジミチョウみたい。見られてよかった」と話した。

【神戸新聞社】

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