関西/神戸ニュース詳細 09月14日 10:48

相生ペーロン 魅力発信 「海館」18日オープン

 兵庫県相生市が同市相生6で整備していた市無形文化財「相生ペーロン競漕」の新活動拠点「相生ペーロン海館」が完成し、18日、一般公開が始まる。14艇が保管できる艇庫や展望ロビーなどがそろう。約30人で木造船を手こぎする乗船体験もでき、2022年に100周年を迎える伝統文化の魅力を伝える。

 ペーロンは江戸時代、中国から長崎に伝わり、相生では1922年、長崎出身の造船所従業員が故郷を懐かしんで始めたとされる。相生ペーロン競漕は毎年5月に開催。大勢の人々でにぎわう。

 ペーロン競漕の活動拠点はこれまで道の駅・海の駅「あいおい白龍城」(同市那波南本町)に併設された「ペーロン海館」だった。市は100周年を見据え、地域文化を後世に伝えようと新拠点を整備していた。総事業費3億2千万円の半分は国の補助を充てた。

 2670平方メートルの敷地には桟橋2基を設置。鉄骨2階建て約1053平方メートルの新海館にはペーロン船の艇庫や修理庫、展望ロビー、会議室などを整備。歴史を紹介するパネルを展示し、ロビーからは乗船する姿を間近に眺められる。

 これまで行っていた体験乗船は市内外の学校や企業が年間10回ほど参加していたが、市はペーロンの魅力を発信するために受け入れ回数を増やす計画。「造船所近くで船をこぎ、相生らしい風景を海から楽しめる」(市地域振興課)と観光客増加も期待する。

 午前10時~午後4時。4~10月は水曜定休、11~3月は土日祝日のみ開館する。市地域振興課TEL0791・23・7133

【神戸新聞社】

各ニュース記事の著作権は新聞各社またはその情報提供者に属します。掲載記事の無断転載を禁止します。掲載記事について、新聞各社および情報提供者は一切責任を負いません。上記掲載の情報は、公開当時のものです。以降に内容が変更される場合がございますので予めご了承ください。

ページトップへ戻る