関西/京都ニュース詳細 04月21日 07:50

国内最古のラグビー定期戦、百戦目 5月に同志社大対慶大

 ラグビーの同志社大と慶応大が対戦する第100回定期戦が5月4日、東京都の秩父宮ラグビー場で行われる。1912(明治45)年に始まり、ラグビーでは国内で続く最古の定期戦。太平洋戦争による中断を乗り越え、伝統校が重ねてきた一戦を前に、同志社OBは「歴史ある舞台で試合ができる幸せを感じてほしい」と選手にエールを送る。

 1899(明治32)年に日本で初めてのラグビー部が慶大で誕生し、1911年に同大も創部した。初の定期戦は旧制三高(現京都大)グラウンドであり、同大は3-24で敗退。当時の京都日出新聞は「銀笛の響と共に東西より駆け出す様は實(じつ)に勇ましき光景」と伝えている。

 太平洋戦争での中断を除き、試合はほぼ毎年行われてきた。戦後初の一戦は47年1月。FWで先発した久米淳介さん(93)=京都市左京区=は「戦争に行った仲間が帰ってこなかった。食べ物も満足にない状況だったが、何とか勝ちたいと思っていた」と振り返る。結果は6-6で引き分けた。

 同大から戦後初の日本代表に選ばれた広畠登さん(86)=左京区=は、53年に大阪の花園ラグビー場で行われた試合が忘れられない。当時は慶大の圧勝が続き、同大は前半をリードして14年ぶりの勝利が見えた。しかし終了間際に勝ち越されて21-24で逆転負け。「ようやく関東に対抗できるようになった時期。公式戦は少なかったので、負けたら本当に頭に来た」と懐かしむ。

 過去99回の対戦は同大の40勝55敗4分け。全国大学選手権では両校合わせて7度の優勝を誇り、昨年度は同大が11年ぶりに4強入りし、慶大も8強と健闘した。OBでつくる同志社ラグビークラブの村口和夫会長(67)は「以前は日本選手権より大学同士の対抗戦が重要だった。慶応のOBに会うと今でも試合の話になる。現役選手にとってもきっと将来の思い出になる」と話す。

【京都新聞社】

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