関西/京都ニュース詳細 07月16日 19:41

「うんち」なぜ日本人は大切に? 京都でハーバード大教授講演

 日本人はどうして「うんち」を大切にするのか。こんなユニークな切り口で江戸時代の文化を解説する講演が15日、京都市右京区の京都学園大京都太秦キャンパスであった。米ハーバード大のデビッド・ハウエル教授(近世日本史)が、肥料などに使える「うんち」の魅力を語り尽くした。

 ハウエル教授は、江戸の住民から出るし尿を周辺の農民が「下肥(しもごえ)」として買い取っていたと紹介。崩壊直前の幕府ですら下肥の流通には気を配っていたとして、社会的な有用性の高さを説明した。「排せつ物を農村部に速やかに運べたため、同時代の欧州と比べて江戸の衛生環境は良かった」とも述べた。

 1980年代に日本へ留学した時、漫画で「うんち」がかわいいキャラクターとして登場することに衝撃を受けたというエピソードも披露。「うんちは下肥として有用という考えが、漫画のキャラクターにつながったのかも」という「仮説」を示し、笑いを誘った。

【京都新聞社】

各ニュース記事の著作権は新聞各社またはその情報提供者に属します。掲載記事の無断転載を禁止します。掲載記事について、新聞各社および情報提供者は一切責任を負いません。上記掲載の情報は、公開当時のものです。以降に内容が変更される場合がございますので予めご了承ください。

ページトップへ戻る