全国ニュース詳細 01月12日 04:20

資金運用せず、広告宣伝費に=好業績装い、投資誘う―警視庁・バンリ投資詐欺事件

 「バンリ・グループ」の投資詐欺事件で、落合文太郎容疑者(71)らが香港に送金した金をほとんど運用に回さず、広告宣伝費に充てていたことが12日、捜査関係者などへの取材で分かった。警視庁捜査2課は、新聞広告などを展開することで好業績を装い、投資の呼び水にする狙いがあったとみて調べている。

 被害者グループが出した告訴状によると、2008年6月~12年3月に集めた約15億円のうち、貸金事業を行っているとする香港に送金されたのは約7億円。このうち約2億円は融資事業に充てられたが、残り約5億円は広告宣伝や事務所の家賃に使われたという。

 事業のパンフレットには、現地で広告展開する様子が紹介された。それによると、香港の新聞に大きく広告が掲載されたほか、車体や車内が同社の宣伝だらけになる「ラッピングバス」もあった。

 パンフレットは、落合容疑者夫妻がゴルバチョフ元ソ連大統領と一緒に撮った写真も掲載。人脈の広さを誇示し、信用させていた。

 香港の視察旅行に参加した被害者の男性は「客はいなかったが、店舗や広告、社員と実態はあるから、信じていた」と語った。 

[時事通信社]

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