30,000人以上が参加する大阪マラソン。
そんな一大イベントを陰で支える人たちの思いや意気込みをご紹介します。

マラソンランナーの安全を守る!白バイ隊員

大阪マラソンでトップランナーより前を走り続ける人は?その答えは先導の白バイ隊員。
ランナーと沿道の観客が、安全に大会をエンジョイできるよう、細心の注意を払ってくれています。
今回は、その白バイ隊員の方々にお話を聞いてみました。大規模なマラソン大会ならではの心構えややりがい、
過去の大会で実際に先導した時の感想など、色々語っていただきました!
また、日々の訓練の様子も特別に取材させていただきましたので、その写真と合わせてご紹介いたします!

  • 第一中隊第三小隊
  • 第一中隊第三小隊

    大阪マラソン2017先導予定隊員
    増田謙太郎 巡査長(左)
    本村拓也 巡査長(中央)

    2016年の先導隊員
    岩橋嗣浩 巡査長(右)

全てのランナーが安心して
走ることができる大会にするために

  • Q1.マラソンの先導にはどのような役割がありますか?
    一般の道路を使用してマラソン競技を行うことから、交通規制がランナーの通過直前にしっかりと行われているかを確認するとともに、ランナーと沿道の方々との接触などを発生させないために周囲に目を光らせ、事故を未然に防止することが主な役割です。コース上で事故などのトラブルが発生すれば、先導の白バイ2台のうち1台が止まって対応し、残りの1台で先導することも想定しています。(増田巡査長)

  • 全てのランナーが安心して走ることができる大会にするために

  • 全てのランナーが安心して走ることができる大会にするために
  • Q2.大阪マラソンには何名ぐらいの白バイ隊員が動員されていますか?
    大阪マラソンには約10台の白バイが従事しています。この中には「先導白バイ」だけでなく、同時開催する車いすマラソンの「先頭白バイ」や、参加者の中ほどに位置する「中間白バイ」、最後尾のランナーの後ろで走行する「後押え白バイ」といった白バイが、陰ながら大阪マラソンを支えています。また、パトカーで大阪マラソンに従事する隊員は約30名おり、そのほとんどが普段は白バイ隊員なんですよ。(増田巡査長)

  • Q3.先導がパトカーではなく、白バイなのはなぜですか?
    万一ランナーの直前で何か障害が発生した場合、小回りが利く白バイであれば機敏に行動に移すことができ、トラブルに瞬時に対応できるからです。また、パトカーより車体の小さい白バイであれば、ランナーの前方の見通しをあまり遮らないと言うメリットもあります。(本村巡査長)

  • 全てのランナーが安心して走ることができる大会にするために

  • 全てのランナーが安心して走ることができる大会にするために
  • Q4.マラソンの先導で大切なことはどのようなことでしょうか?
    何よりも、マラソンのコースとなる道路をよく把握することです。私たち交通警察官の間では、「道路は生き物である」と言う言葉がよく使われます。いつも通っている道路でも、通る日、時間帯、そして季節によっても、路面状況や道路の形状、そして見える風景も日々刻々と変化します。毎年同じコースで開催しているとは言え、その道路が本番でどんな顔を見せるのかはわかりません。私たちは、本番直前まで、コースとなる道路に何度も足を運び、自分の目で道路をよく点検し、先導に備えています。(増田巡査長)

  • Q5.先導する上で気をつけている点などありますか?
    沿道の方々のコース上への飛び出しです。ランナーへの妨害となるのはもちろんのこと、通過車両との事故の恐れもあります。沿道の警察官や大会スタッフなどと連携し、危険な行為を発見すれば直ちにマイクを使用して呼びかけや注意喚起をするなど、沿道の動静には細心の注意を払って先導しています。また、白バイ先導は長時間にわたって無停車で走行する必要がありますので、マラソン選手と同様、本番当日までの体調管理にはとても気を使いますし、相棒となる白バイの整備も念入りに行った上で先導に臨んでいます。(増田巡査長)

  • 全てのランナーが安心して走ることができる大会にするために

  • 全てのランナーが安心して走ることができる大会にするために
  • Q6.大阪マラソンならではの大変なところ、やりがいのあるところは?
    大阪マラソンは他のマラソン大会と比べても参加ランナーが約30,000人以上と非常に多く、そのため沿道で声援を送る方も非常に多くなり、ランナーと沿道の方の安全確保には神経を集中させる必要があります。また、「中間白バイ」や「後押さえ白バイ」などは、限られた人数の隊員で、非常に多くのランナーの大集団に目配りをする必要があり、先導とはまた違った苦労があります。ただ、沿道の方々が多い分、白バイ隊員に対してねぎらいの声を受けることも多いですし、最後まで事故やトラブルなく終わることができれば、大きな仕事を完遂できたと言う達成感を味わうこともできます。(岩橋巡査長)

選ばれるのは超エリート!?
マラソンの先導には高度な技術が必要

  • Q7.普段、どのような訓練をされていますか?
    大阪マラソンを先導する隊員は、白バイ隊員の中でも特に高度な技術を持って任務にあたる白バイ特別訓練チームに所属しています。あらゆる道路形状、路面状況においても機敏かつ的確に行動するため、二輪車の走行性能の限界近くに達するような傾斜走行訓練(スラローム)、バランスを保つために静止に近い速度で一本橋を渡る訓練といった舗装路の白バイ訓練に加え、整地されていない土の上でより早く走行するモトクロス訓練や、障害物を乗り越えながら安全な操縦を行うトライアル訓練など、白バイ以外の二輪車を使用した訓練にも日々取り組んでいます。(本村巡査長)

  • 選ばれるのは超エリート!?

  • 選ばれるのは超エリート!?
  • Q8.大阪マラソンを先導される隊員の方はどういう基準で決まるのですか?
    警察庁主催で毎年開催される、全国白バイ安全運転競技会などの各種大会で好成績を収めた隊員が選抜されることが多いように思います。その理由は、やはり白バイ先導には高度な運転技術が必要とされるからではないでしょうか。(岩橋巡査長)

  • Q9.先導することが決まったときはどのような気持ちでしたか? 
    30,000人以上のランナーを先導すると言う大役を任せられたことに身が引き締まる思いです。栄えある大会で大勢のランナー、観客を守ると言う責任は重大ですが、大阪府警の代表として、先導ができる喜びを噛み締めながら頑張ります。(本村巡査長)

  • 選ばれるのは超エリート!?

  • 選ばれるのは超エリート!?
  • Q10.過去に先導されたときはどのような気持ちでしたか? 
    過去に一度、大阪マラソンでの先導の経験がありますが、スタート時の圧倒されるほどのランナーの波を見てとても緊張したことを覚えています。先導している間は沿道とランナーに集中していましたので、2時間以上とは思えないほど一瞬のように感じられました。(岩橋巡査長)

ランナーも応援者もルールを守ってこそ、
素晴らしい大阪マラソンになる

  • Q11.過去の大会で印象に残っていることなどはありますか?
    昨年は先導とは真逆の任務で、ランナーの最後尾でパトカーに乗って従事していました。コース途中で時間制限が設定された関門があり、タイムオーバーによって脱落してしまう多くのランナーを目にしました。とても悔しそうにコースを外れるランナーや、名残惜しいのかなかなか諦めがつかないランナーなど、トップランナーの華やかさとはまた違ったドラマが垣間見えて大変印象的でした。(増田巡査長)

  • ランナーも応援者もルールを守ってこそ、素晴らしい大阪マラソンになる

  • ランナーも応援者もルールを守ってこそ、素晴らしい大阪マラソンになる
  • Q12.沿道で応援される方に守ってほしいルールは?
    沿道の規制線からコース上には絶対にはみ出すことのないようにお願いします。コースへはみ出しての応援は、ランナーなどと接触する危険がありますし、接触しなかったとしても完走を目指して一生懸命走っているランナーにとって迷惑になることがあります。ランナーに声援を届けたい気持ちはわかりますが、応援マナーを守り、現場の警察官や沿道スタッフの指示には必ず従ってください。(本村巡査長)

  • Q13.最後に大阪マラソンを走るランナーへメッセージをお願いします
    大阪マラソンは、すべての観客の皆さま、ボランティアの方々、その他警察を含めたスタッフが一体となって成り立っています。すべてがうまく連携して、初めて大会が成功できるものと思いますので、関係する人々に気遣いや思いやりを持って参加していただきたいですね。そして、お互いが気持ちよく楽しい気持ちで走っていただければと思います。また少し厳しいお願いをひとつ。関門前の通過タイムにより、途中で断念せざるを得ないランナーも少なからず出てしまうと思います。悔しいとは思いますが、中止の通告を受けたときは、速やかに指示に従ってコースを外れてください。これは一般の道路を規制して使用している関係上、少しでも早く地元の方に生活道路を返してあげるため必要なことなのです。気遣いや思いやりの1つと思って、ご協力をお願いします。沿道の皆さまの温かいご声援は、ランナーだけでなく私たち白バイ先導の力にもなりますので、より多くの方に沿道へ足を運んでいただき、ランナー同様私たち白バイにも少し興味を持っていただければ幸いです。皆さまのご声援よろしくお願いいたします。(岩橋巡査長、増田巡査長、本村巡査長)

  • ランナーも応援者もルールを守ってこそ、素晴らしい大阪マラソンになる

国内屈指の規模を誇る大阪マラソンにおいて、白バイ隊員の皆さんの尽力があるからこそ、参加したランナー全員が安全に楽しく大会を楽しむことができるのだと実感しました。今年の大阪マラソンはランナーはもちろん、白バイ隊員の皆さんにも注目してみては?より大阪マラソンを楽しめるはずです!

第7回大阪マラソン交通規制のお知らせ