eoイベントレポート

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eo光 囲碁・将棋チャンネルプレゼンツ
「春のスペシャル指導碁」
2016年3月21日(月・祝)12:00〜
囲碁ファンにはたまらない!憧れのプロ棋士と一緒に碁を打つ指導碁。そんな夢のようなイベントを企画しました。当日は、応募された15名が参加。山田規三生九段、佃亜希子五段、種村小百合二段の3名のプロ棋士に打っていただきました。

今回の会場

  1. 会場は、阪急梅田駅に近い日本棋院梅田囲碁サロン。囲碁教室のほか、アマチュアを中心とした各種大会も開催される関西囲碁界の聖地とも言える場所です。

開会

  1. 指導棋士の3名の挨拶のほか、今回のイベントのルールや注意事項などの説明がありました。

指導碁1回目 開始

  1. 指導担当である棋士と挨拶して、指導碁のスタート。プロ棋士1名に参加者5名の5面打ちになります。プロ棋士は白、参加者は黒の石を使用。
  2. スタート時に、プロ棋士からいくつか質問があり、置碁の数を決めます。いわゆるハンディキャップですが4〜7個の黒石を参加者が先に置いてから、勝負が始まります。
  3. 棋士は、各面に目配せしながら、参加者が黒石を置くと椅子をくるりと回して、すぐさま白石を置いていきます。
  4. BGMの無い会場では、石をつかむ時のジャラジャラという音とパチンと盤面に置いていく音だけが響きます。

参加者のリズムに変化が…

  1. 前半の30手目ぐらいまでは、ほとんどの参加者がリズムよく進めます。開始から25分を過ぎたあたりから、「う〜ん」という声が漏れ始め、次の手を考える時間が長くなり、皆さんも良い手を打とうと必死です。
  2. 中盤を過ぎ、参加者がさらにじっくり考えつつ石を打つようになると、リズムよく返していたプロ棋士も一瞬考え込んだりするシーが見られるようになります。

プロ棋士から参加者へレビュー

  1. 開始後50分で最初の終局。終局後は、プロ棋士が参加者に先ほどの棋譜の良かった点や悪かった点などを説明します。どの局面が、勝敗を分けたかといったことなども石を使って再現。本来どうすれば、石が生きたのかなどを話していました。
  2. 対局を終えた参加者は、ほかの参加者とプロ棋士の勝負をチェック。観戦しつつ勉強していました。
  3. 13:30前にほとんどが終局。佃五段から「30手まで100点でしたね」とほめられた参加者。経験の少ない中盤以降が今後の課題というのは、自身も佃五段も同じ見解でした。また、佃五段は「しっかり勉強すれば、すごく強くなりますよ」とも。

指導碁 2回目

  1. 10分の休憩後、2回目がスタート。参加者の席はそのままで、プロ棋士が席を移って違うメンバーで5面打ち。
  2. 先ほどよりはリラックスムードで開始。1回目よりスムーズに始まりました。
  3. プロ棋士も参加者も打ち解けてきました。参加者側からの質問も増えて、プロ棋士も石を使ってしっかり説明します。
  4. 最年少参加者に「こうすれば死んでいたんですよ」と解説する佃五段。「筋はよかったんですよ」とほめつつ、戦っている最中のメンタルも含めこうしたほうが効果的だったと指導していました。
  5. プロ棋士も参加者も笑顔が増えてきました。

指導碁 3回目

  1. プロ棋士が席を移って、最後の指導が始まります。3回目となると、皆さん段取りが分かりスタートまでが非常に早くなりました。
  2. プロ棋士と参加者の会話も増えていきます。攻めの囲碁が信条のある参加者は山田九段からも「攻めるのが得意なのであれば、ドンドン攻めて行ってください」と声をかけられていました。
  3. 最後の対局は、ほかの参加者が見守りつつ終局に向かいます。16:50にはすべて終了しました。

記念撮影

  1. 指導碁の終了後に、プロ棋士と参加者全員で記念撮影。参加者からは、「満足した!」、「一流のプロと打てて夢のようだった」との声も聞かれました。

閉会の挨拶

  1. 主催者側から、閉会の挨拶があり今回のeo光×囲碁・将棋チャンネルプレゼンツ「春のスペシャル指導碁」は終了となりました。

参加者の声

  1. 今回、ご参加いただいた皆さまは年齢も経歴もさまざまですが、プロ棋士との思い出の対局にご満足いただけたようです。
  2. ここ数年は、ネット囲碁を中心に楽しんでいます。実は、梅田サロンに来るのも2回目くらいです。今回の指導碁がきっかけで、定石とか死活とか改めて考えるようになりました。碁石を触ってやることも大事ですね。
  3. 囲碁歴は長いのですが、じっくりできるようになったのは2年ほど。といってももっぱらネットです。指導碁は全く初めての経験。一流の棋士と一緒に打てたのは感動しました。5面打ちも初めてだったのですが、すごいですね。先生にうまく導いていただいて楽しく打てました。
  4. 日頃はネットで打っているので、碁石で打つとリズムが違いますね。先生は、皆さんいい勝負をさせてくれました。自分の気づかなかったクセなども指摘していただき勉強になりました。
  5. もっぱらネットでやっているのですが、指導碁はいろいろ勉強になりました。先生は、僅差になるように打ってくれていたとは思うのですが、もっと攻めればよかったですね。
  6. “接近戦を避けてばかりいる”“攻められたときどうすればいいかわからない”など指摘していただきました。実戦ができてないので、すごくためになりました。死活が上手くいっていないので、今回は勉強になりました。
  7. 今日はすごく楽しみにしていました。実際、楽しく打たせてもらったので、満足しています。先生からは、“定石が変化した時の受け方”を指導してもらいました。
  8. 今日はちょっと固くなってしまいました。仲間と打つ碁とは違って、厳しい手などもありましたね。でも上手に勝たせてもらいました。いい気分で勝負させてもらえてうれしかったです。

指導碁を終えて

  1. イベント終了後、今回指導していただいたプロ棋士の皆さまに今回の感想を聞いてみました。

山田規三生九段

  1. 僕はあまり指導碁をする機会がないので、近くで皆さんと接するのは楽しかったです。囲碁・将棋チャンネルを観てらっしゃる方たちなので、熱心で強い方が多かったですね。
    指導碁では、一つでも収穫して帰って欲しいと思っているので、この方だったら、これを覚えてもらったら次につながるんじゃないかなということを伝えたいとは思っています。まずは覚えやすいことから覚えてもらってネットでも仲間同士でも試して身に付けてもらえればいいなと思っています。
    ただ、強い方でもプロと打つとなると、緊張して固くなってしまっているように感じました。そういった意味でも、失敗してでも常に実戦で戦って、経験値を上げていってもらいたいですね。いろんな経験をすることで、伸びていくと思います。ネットもいいですが、顔を会わせて打つというのはとても大切なことだと思います。

佃亜希子五段

  1. 定期的に指導碁はしていますが、囲碁・将棋チャンネルの方々は、手どころが違うというか、鋭い打ち方をする方が多かったですね。始めて1年ぐらいで五級ぐらいになられているという、めったにいないタイプのスピード上達者がいたので驚きました。囲碁チャンネルを観ていると上達するんですね(笑)。
    プロと打つのが始めてという方もいらっしゃいましたが、せっかく指導碁を受けられにこられたのだから、一つくらいは型を覚えてもらいたいと思って打ちました。何個もではなくて、一つだけでいいんです。その方が次につながりますからね。
    囲碁チャンネルはいろんな講座があったりしますよね。そういうところで技を自分のものにして、それを使う機会をぜひ作ってもらいたいです。インターネットでもいいんですが、どこかで試してもらいたいですね。
    せっかく学んだことを実践して、ダメだったとか良かったとか、確かめていくと技が自分のものになっていきますよ。

種村小百合二段

  1. 今回のように参加者が、プロ相手に1日3局打つというのはない企画ですね。指導碁は「なるべく楽しんで打ってもらいたいな」と思ってやっていますので、今回もいつも通りやりました。
    囲碁チャンネルで勉強しているからでしょうか?皆さん強かったですね。「いい手を打たれたら負けてもしょうがないかな」と思って指導碁をしているのですが、打っていて勿体ないなと思うことがあった方には、終わった後で積極的に教えるようにしました。
    とにかく囲碁を楽しんでもらいたいです。私は、アマチュアはイヤイヤ勉強しなくてもいいと思っています。自分の好きな分野を積極的に勉強して良いところを伸ばしていく。対局が好きだったら対局だけでもいいので、囲碁を楽しんで経験を積むのがいいのではないでしょうか。

ワンポイントレッスン

本日の対局の中から、山田規三生九段が初心者のためになるポイントをご紹介。