eoイベントレポート

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第四回 天満天神繁昌亭 eo光寄席
2016年9月20日(火)18:30~ 天満天神繁昌亭
「第四回 天満天神繁昌亭 eo光寄席」を開催いたしました!

第四回eo光寄席
開催準備開始!

2016年9月15日で10周年を迎えた上方落語の「天満天神繁昌亭」。「eo光寄席」はeo光のお客さまをご招待しているイベントで、今回で第四回の開催です。

  1. 当日はあいにくの空模様。大型の台風16号が近畿地方に接近しており、開催時間にピークがちょうど重なるのではという不安も。しかし、夕方頃には雨足も弱くなり、予定通り開催することが決まりました!楽しみにしていただいているお客さまのため、スタッフたちは準備をはじめました。
  2. 繁昌亭の中で、案内役の堀あやみさんが、恩田支配人に今日の噺家さんと演目について、それぞれみどころを伺いました。

桂朝太郎さんにインタビュー

桂米朝に入門してはや50年の大ベテランである桂朝太郎さん。落語はもちろんのこと、手品も得意とされています。本格的なマジックもあれば、日用品を使ったネタもあります。誰もが真似できそうと思わせつつも、笑いをきっちりとる、独自のスタイルを確立されています。

  1. 本番前の楽屋で、堀さんが桂朝太郎さんにお話を伺いました。「何か私にもすぐにできそうな手品を教えてください」と言う堀さんに朝太郎さんは千円札を使ったマジックを伝授。ネタバラシをされると「あ、そういうことだったのか!」と納得するのですが、やはり見せ方がお上手なので魔術のように見えてしまいます。

露の新治さんにインタビュー

入門から約40年。露の五郎兵衛の直弟子で、笑えるけどどこかホロッとさせられる人情噺が得意分野。2015年には、文化庁芸術祭賞(大衆芸能部門)優秀賞を受賞。全国各地で「新ちゃんのお笑い人権高座」と称し、笑いを交えながら人権に関する啓発活動を行われています。昨年、奈良人権文化選賞も受賞されました。

  1. 桂朝太郎さんに続き、露の新治さんから演目についてや意気込みについてお話しいただきました。今回中トリをつとめる新治さんの演目は『中村仲蔵(なかむらなかぞう)』。歌舞伎役者が主役のお話で、元は東京落語の噺です。東京でも高座に上がられる新治さんが、この噺を上方に持ち帰ってきました。新治さんは『中村仲蔵』の稽古の際、思わず泣いたこともあるとのこと!

桂小春團治さんにインタビュー

3代目桂春團治に入門以来、数々の賞を受賞されています。国内のみならず海外でも活躍中。2000年、スコットランドで行われるエジンバラ・フェスティバルに落語家として初めて参加し話題になりました。古典落語だけでなく、創作落語も多数。

  1. 楽屋インタビューの最後は大トリの桂小春團治さん。国内外で高座に上がられるとともに、NPO法人「国際落語振興会」を設立し、落語の普及や振興につながる活動もされています。そのなかでは子どもたちに落語を通じて想像力を養うワークショップなども行われているとのこと。

いよいよ開場です!

  1. 雨はすっかりやみ、提灯にあかりが灯りました。お客さまの入場開始です!お足元が悪いなか、多くの方に来ていただきました!

開演の時間です!

  1. 案内役の堀さんからアナウンスがされ、いよいよ開演の時間となりました!どんな笑いが生まれるのか?期待が高まります。

開口一番:月亭天使さん
『兵庫船』

  1. 当日のeo光寄席の出だしということで、緊張する役どころ。月亭天使さんはご自身の「天使」という名をネタにお客さまを笑わせ、会場をあたためてくださいました。演目『兵庫船』は前座噺の定番。途中にはさまれるなぞかけのテンポの良さ、擬音表現の面白さが印象的でした。

二番手:笑福亭生喬さん
『天王寺詣り』

  1. 四天王寺を中心に大阪を実際に観光しているような気分にさせられる、下町に住む生喬さんならではの情景描写。見台(けんだい)と呼ばれる小さな机を小拍子(こびょうし)という拍子木で叩き、場面が切り替わります。太鼓などの鳴物も気分を盛り上げます。上方落語ならではの楽しさあふれる演目でした。

中トリ:露の新治さん
『中村仲蔵』

  1. 人情噺を得意とする露の新治さんによるこの演目。名題(役者の最高位)になった歌舞伎役者・中村仲蔵が『忠臣蔵』で与えられた役は、重要人物ではない定九郎という役。やる気が上がらない仲蔵を励ます奥さんの内助の功が光ります。途中、雨に濡れた浪人が袂(たもと)まで染み込んだ水を絞る場面がありましたが、描写が巧みで目の前にシーンが浮かび上がるようで見事でした。

中入り明け:桂朝太郎さん
『手品指南』

  1. 中入りを挟んで登場したのは桂朝太郎さん。失敗かと思いきやハッとさせられるようなネタが仕込んであったり、ペットボトルやネクタイを使ったマジックを解説してくれたり……緩急をつけた笑いのリズムにお客さまは引き込まれていました。もともと趣味の手品を師匠の自宅で行われた宴会で披露したのが好評だったことから、本格的にマジックを学び始めたという朝太郎さんでした。

大トリ:桂小春團治さん
『断捨離ウォーズ』

  1. いよいよ大トリの桂小春團治さん。演目は、断捨離をテーマにした創作落語。時事ネタを挟みつつ、どこにでもあるような「片付けられない」夫婦の小さな笑える言い争いが、どんどん大きな事態になっていきます。思わず「あるある!」と言いたくなるような、共感しつつ笑える噺でした。これにてeo光寄席終演となりました!
  2. 終演後、会場をあとにされるお客さまはみなさま笑顔でした!お客さまに、当日の感想を伺いました。ご協力いただいた皆さま、またお越しいただいたみなさま、誠にありがとうございました!