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家族でパソコンを共有する時の注意点と安全対策は?【前編】

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さまざまな事情から、1台のパソコンを複数の人で共有することがあります。例えば、1台のパソコンを親子で一緒に使う場合などです。そんな時、家族で撮った写真は家族全員で一緒に見たいものですが、一人ひとりの個人的なデータやメールなどの中には、見られたくないものもあります。
また、家族の中にパソコン操作に慣れていない人がいると、大事なファイルを誤って書き換えたり削除したりしてしまう、という危険性もあります。パソコンを使う子供が未成年の場合は、保護者がパソコンの使用時間や使途を制限したほうがいい場合もあるでしょう。
今回は【前編】として、1台のパソコンを家族で共有する時に、家族全員が安心して使えるよう設定しておきたいことを紹介します。

「ユーザーアカウント」を利用して、個別に利用できる環境を作る

Windowsでは「ユーザーアカウント」(単に「アカウント」とも言います)という機能を利用して、使う人ごとに個別の環境を作ることができます。
例えば、父、母、子供の3人でパソコンを使いたい場合は、3つのアカウントを設定し、パソコンを使う時には、各自が自分の専用アカウントでログインします。ログインした後に作成したデータは、アカウントごとに別の場所に保存できます。
また、それぞれのアカウントにパスワードを設定しておけば、本人以外はログインできなくなります。例えば、父のアカウントでは母も子供も入れなくなるので、メールや作成したファイルなどのデータを見られたり、誤操作される心配がありません。
なお、WordやExcelといったアプリケーションソフトは、アカウントを複数作成した環境でも共有して使えますので、アカウントごとに購入したりインストールしたりする必要はありません。 Windowsでは次の3タイプのアカウントが使えます。アカウントによってパソコンを使う「権限」のレベルが変わります。

  • 1) 管理者アカウント(Administrator) ソフトのインストールや削除、システムの管理など、パソコン利用に関するすべての権限を持つ。
  • 2) 標準アカウント パソコンを日常的に使用する際の権限を持つ。管理者以外の家族には、このアカウントを作成すると良い。
  • 3) ゲストアカウント 「ユーザーアカウント」を設定していない人が、パソコンを一時的に使用する場合に使う。家に来た友人にパソコンを一時的に貸したりするときに使う。パソコンに最初から作られていることもある。

パソコンを使う場合、アカウントの1つは必ず管理者アカウント(Administrator)にしておく必要があります。通常は、パソコンを購入した直後に初期設定を行った際に作成したユーザーが自動的に管理者アカウントになります。

新しいアカウントを作る

お使いのパソコンで既に管理者アカウントが作成されている前提で、子供用に新しいアカウント(「標準アカウント」)を作ってみましょう。ここでは、Windows7で設定する場合の操作を例にとって紹介します。

1. 「スタート」をクリックし、「コントロールパネル」を選びます。

2. コントロールパネルの画面で、「ユーザーアカウントの追加または削除」を選んでクリックします。

図1

3. アカウントの管理画面に、管理者アカウントとゲストアカウントが表示されています。「新しいアカウントの作成」をクリックします。

図2

4. 空欄に、新しいアカウント名(ここでは「child1」)を入力します。「標準ユーザー」が選ばれているのを確認して、「アカウントの作成」をクリックします。

図3

5. 「child1」という新しいアカウントが作成されました。

図4

アカウントの権限は、設定後も自由に変更できます。例えば、長男の方がパソコンに詳しいので、長男用のアカウントを新たに作り、こちらを管理者アカウントに変更し、それまで管理者アカウントだった親のアカウントを標準アカウントに変更することも可能です。

パスワードを指定する

作成したアカウントにパスワードを設定しておかなければ、誰でも操作可能になってしまいます。以下の操作でパスワードを設定しておきましょう。

1. アカウントの管理画面(図4)で、パスワードを設定したいアカウント(先ほど作成した「child1」)をクリックします。

2. アカウントの変更画面が表示されたら、「パスワードの作成」をクリックします。

図5

3. パスワードの作成画面で、パスワードを入力します。誤操作を防ぐために、同じ内容を2回入力します。次に、パスワードを忘れた時のためのヒントとなる内容を入力します。入力が終わったら「パスワードの作成」をクリックしましょう。

図6

このようにしてパソコンに複数のアカウントを作成すると、パソコンを使う前にどのアカウントでログインするのか選ぶことになります。 パソコンの電源を入れて起動すると、作成したアカウントがアイコンで表示されます。今回の例では、最初から作成されていた「管理者アカウント」のアイコンのほかに、子供用の「child1」というアイコンが表示されています。
親が使う場合は「管理者アカウント」を選んでパスワードを入力、子供が使う場合は「child1」を選んでパスワードを入力してログインすれば、それぞれの環境でパソコンが使えるようになります。

次回は「共有フォルダの使い分け」や「セキュリティ強化」についてご紹介します。

『家族でパソコンを共有する時の注意点と安全対策は?【後編】』はこちら

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