街中で、お月見のおでかけ




星が綺麗に見えるスポットを探すのは大変です。周囲が暗い場所を街中で探すのはほぼ無理ですし、かなり遠くへいかなければなりません。その点、月は基本的には季節や場所の明るさに関係なく、曇ってさえいなければほぼどこでも観察が可能です。そういう意味では、天体観測をするのに一番適している星と言えるかもしれません。
天体望遠鏡などで観察するのもいいですが、肩肘をはらず、もっと気軽に日常生活の中で月を見るのもオススメです。例えば、ビルの合間から顔を出す月、橋から眺める月、夕焼けの中から現れる月など、日常生活を注意深く観察するだけで、色々な魅力を持った月に出会えます。
月を見つけやすく綺麗に見える場所をあげると、高いビルにある展望台などの周囲が開けた場所がオススメです。周りが見渡せるので、月の出入りをしっかりと観察することができます。また山の上や海辺なども周囲が開けているので、月を見つけやすいです。
もっと月を楽しみたいという方は、双眼鏡やオペラグラスを用意してください。これを用意するだけで、月の模様をより大きく見ることができます。また、月の模様がウサギに見えることはよく知られています。中国はカニ、ヨーロッパでは本を読むおばあさんや女性の横顔など、地域によって月の模様の解釈はさまざまです。月はずっと同じ面を地球に向けていますので、同じ模様をそれぞれの地域のひとが勝手に解釈したことになります。逆に言えば、見方によってはカニや本を読むおばあさん、女性の横顔などにも見えるということ。ウサギの耳の部分を、爪に見立てると、カニに見えてくるから不思議です。双眼鏡やオペラグラスなどを使って、何に見えるかじっくり観察してみてはどうでしょうか?
天文台へ出かけよう

天体望遠鏡でもっと詳しく月を見たい。そんな方にオススメなのは、天文台へ行くことです。市販のものよりずっと大きい望遠鏡で、専門のスタッフ達から丁寧に天体のことを教えてもらえます。場所によっては、ロッジなどの宿泊施設やキャンプ場を備えた所もあるので、1泊旅行感覚で行ってみてはどうでしょうか?
また、天文雑誌をチェックするのもひとつの方法です。天体観測会などのイベント情報が掲載されていますので、マメにチェックしてみてください。
ワンポイントアドバイス

十五夜にあわせて天文台で満月を見るのもいいですが、実は半月にも捨てがたい魅力があります。天文台で月を観測する醍醐味は、月のクレーターなどの地形を見ること。満月は太陽光が正面から当たっているので陰影がなく、のっぺりとしていて月の地形があまり楽しめません。逆に半月の欠け際の部分などは斜めから太陽の光があたり、くっきりと影ができて、立体的に月を楽しむことができます。ちなみに、2008年の十五夜前後で半月になる日は、9月7日(上弦の月)です。この前後の日に観測するのもオススメです。 また、9月22日も下弦の月ですが、こちらは月の出が22:52とかなり遅いので、あまりオススメはできません。








