岩湧山

岩湧山〜大阪府下屈指の自然道から近隣の山々の眺望を楽しむ〜

滝畑ダムバス停からカキザコ

  • 視界が開けるカキザコ付近。南葛城山の全容を綺麗に見ることができます。
  • バスを降りると見えてくる景色。集落と山の情景でほのぼの。
  • 色づき始めた秋の山。この景色を楽しみに訪れた多くのハイカーの姿も。
  • 木の橋もあり、足下の土は踏みならされていて歩きやすい。

木段を登りながら南葛城山を望む

河内長野の駅前からバスに揺られて約40分、滝畑ダムバス停に到着。そこから道路沿いを歩けば新関屋橋、そして、その横にお土産屋さんやトイレがあります。トイレ脇から登山道を入ると、いきなりの急坂となりますが、木段ですので歩きやすく、周りの景色を楽しみながら登ることができます。しばらく歩けばカキザコと呼ばれる地に着きます。ここからは緩やかな坂道。そこからは向かいにある南葛城山が望め、秋には色づく山の風景を楽しむことができます。ちなみに、岩湧山の別ルートでは、向かいにある南葛城山山頂にも抜けることができます。

カキザコからダイヤモンドトレール

  • 歩道は木段で整備されていて歩きやすい。
  • ダイヤモンドトレールの標識。この自然道を歩けば、南大阪にある山々を縦走できます。
  • 真っ赤に色づくヒメシャラの葉。
  • 静寂が広がる杉林。森林浴で心も落ち着きます。

自然歩道で杉林を満喫

カキザコを抜けるこのルートは、1970年に大阪府によって整備されたダイヤモンドトレール(略称:ダイトレ)と呼ばれる自然歩道。南大阪の山々に囲まれた土地と、杉林の中、自然の音のみの空間が広がります。この杉林はしばらく続きます。また、このダイトレは中高年を中心としたハイカーに人気のコース。行楽シーズンには多くのハイカーと出会うでしょう。

※ダイヤモンドトレール…1970年に大阪府が整備した屯鶴峯~二上山~大和葛城山金剛山~岩湧山~槇尾山とつながる全長約50kmに及ぶ自然歩道。

ススキ野原から山頂

  • 杉林を抜けると広がるススキ野原。ここを登り切れば山頂。
  • 山頂方向を見ても、上ってきた道を振り返っても画になります。
  • 広場にある山頂の標識。
  • 視界の開けた山頂には、パノラマ案内もあります。

ススキに囲まれた金色の世界

杉林の終点まで着くと秋にはススキ野原が目の前に広がります。ここは、全国でも有数の産地で、11月中旬頃は、見事な景色を堪能することができます。そして、そのススキの原を抜ける道は急な木段。登り切ると、山頂に到着します。山頂は視界が開け、南大阪はもちろん、天気の良い日には、六甲連峰を始め淡路島の姿も見えます。日陰は特にありませんが、辺りを眺めながらピクニック感覚で休憩するには最適です。

山頂から南海高野線・紀見峠駅

  • 下りも同じく木段で。紀見峠駅までなかなか長い道のりです。
  • 林道をひたすら歩きます。下りは森の中の空気を楽しみましょう。
  • 分岐は多いですが、標識通り進めば迷う心配なし!
  • 紀見峠駅まで目と鼻の先の場所にあるキャンプ場。

無数のコースで楽しめる岩湧の深い魅力

帰りは、山頂より南海高野線・紀見峠駅を目指します。時間があれば、いわわきの道分岐より南海高野線・天見駅、または、神納バス停を目指すのも良いでしょう。そのほかにも南葛城山へ向かう道もあり、沢山の一般ルートから、いろんな登り方が手軽に楽しめます。下りは緩やかな坂道がしばらく続きます。分岐の場所が少し分かりにくいところもありますが、看板の目印に従って歩けば問題なく下山できます。スギやヒノキの立ち並ぶ美しい尾根沿いを抜け、舗装道に出ると、急な下りになります。下りの道は長いですが、道は分かりやすいので迷う心配はないでしょう。舗装道の先に紀見峠駅があります。駅の横の国民宿舎で温泉に入ることもできますので、そちらで疲れを癒すのもおすすめです。

登山後の楽しみ

南海高野線・紀見峠駅近くや天見駅にも温泉はありますが、電車に乗りなんばへと戻る途中にある[千寿の湯]がおすすめ。スーパー銭湯ながら三重県亀山の「美人の湯」を使用した露天風呂をはじめ、岩盤浴も入浴料のみの値段で楽しめます。最寄りの南海高野線・初芝駅からも歩いて5分ほどで着きアクセス良し、コストパフォーマンスも良しで岩湧山登山後にさっぱり感を味わうなら、ここが一番です。

  • 立ち寄りスポット情報

    名称
    千寿の湯
    エリア
    大阪府堺市東区日置荘西町1-18-8

登山後記

河内長野駅に着くなり、中高年ハイカーの数に圧倒された今回の岩湧山。前回訪れたときは、乗客が多いため臨時バスが出たのですが、今回は臨時が出ないとあって、乗り遅れると1時間待ちぼうけということで、必死に乗り込みました。おかげで休憩も出来ずじまい。幸先悪いスタートにもかかわらず、着いてみるとそんな気持ちもどこかに行ってしまうほどの自然道でした。取材時は11月中旬ということもあり、杉林を抜けたときに広がるススキ野原の風景は特に印象に残りました。地面もほどよく整えられている点も日帰り登山にはもってこいです。帰りの紀見峠駅の都会から離れた雰囲気も良く、ゆったりと心も解放される登山となりました。

【取材】松村貴樹/【撮影】米田真也

更新日:2010年12月21日

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