愛宕山

愛宕山〜京の街並みを眼下に眺める信仰の山〜

清滝バス停から石段

  • 表登山道の中でも良く整備された石段。長く続くので結構ハード。
  • バス停から登山道入り口までに現れる橋。川の様子と相まって情緒溢れる姿を見せてくれます。
  • 表登山道はこの鳥居付近から始まります。この辺りはまだ建物もあります。
  • 途中には、石段の幅が広くなったりと同じ舗装でも様子が場所によって変わります。
  • 道にぎっしりと落ち葉が。木々の間から差し込む光が心地良い雰囲気。

観光気分も味わえる石段上り

京都駅からバスで約1時間、登山口にもっとも近い清滝バス停に到着。バスから降りたら、車道を抜けて登山口まで歩きます。登山口の手前には駐車場とトイレ、そのすぐ隣を清滝川が流れ、その風景が風情を感じさせてくれます。そして、登山口からはコースが二手に。石段を上がる表登山道と月輪寺へ向かう山道とがありますが、今回は表登山道を進みます。参拝道というだけあって良く舗装されていますので、上りやすく道に迷う心配もありません。ただし、ここからの石段がハード。初心者にとっては、中々骨のあるコースとなるでしょう。石段の脇には、木々が立ち並び視界は先に抜けるのみ。ですが、道中、かつてケーブルカーが運行していた名残のお茶屋跡なども見受けられ、観光気分も楽しめます。

大杉社から山頂の愛宕神社

  • 京都の嵐山一帯が望め、見晴らしは最高です。遠くの方には京都タワーの存在も。
  • 石段以外に木段もところどころにあります。
  • 黒い色とその大きさに特徴がある総門。
  • 愛宕神社へと続く最後の石段。山頂はもうすぐです。
  • 神社の拝殿の欄間。細かい彫り物が施されています。

嵐山の町や亀岡市内を一望

東屋の隣にある大杉社まで到着すると、頂上まであと約半分。とはいえまだまだ道のりは長いです。ここから先の道には、嵐山方面に視界が開ける場所もあり、そこからは京都特有の低い建物群の美しい風景が眺められます。その絶好の写真撮影ポイントを抜けると、柚子の産地でも有名な水尾への分岐地点に到着です。その先も坂が続きますが、黒く大きな総門が見えれば頂上はもうすぐです。総門横にはベンチがあり、そこからは、亀岡市方向が一望できます。山間の風景と相まって、こちらのビューポイントも見逃せません。そして、総門をくぐりしばらく上がると急な石段があります。そこを上りきると愛宕神社の拝殿に到着です。また、石段下の社務所周りには、桜の木が数多く立っていますので春には満開の桜が楽しめます。

山頂の愛宕神社から月輪寺

  • こちらが月輪寺の拝殿。小さなお寺ですが趣が漂います。
  • 愛宕神社の社務所付近から、月輪寺方向へと抜ける道で出会う二股の道。下へと向かいます。
  • 親鸞の像。月輪寺は法然や空也と並んで親鸞のゆかりの地としても知られています。
  • 月輪寺からの展望。京都は山々に囲まれた盆地なのがよく分かります。
  • ところどころにあるベンチ。急な坂が続きますのでしっかり休憩を。

法然、親鸞ゆかりの地を越えて

帰りは石段横にある道を進み月輪寺方面へ歩いていきます。看板などはありませんが、拝殿へと続く石段を前にして、右手方向へ進めば、迷わず到達できるでしょう。そして、その先で道が二方向に別れていますので、下りの道を進みます。ここから先は、急な下りが続きますので注意が必要です。何度か分岐がありますが、標識がありますので、それに従って進んでいくと月輪寺に到着します。月輪寺には、親鸞が植えたとされる時雨桜や親鸞の像があります。このお寺は、浄土宗の開祖・法然や天台宗空也派の祖・空也などのゆかりの寺としても知られています。また、京都市内への展望も楽しむことも出来ます。

月輪寺から登山口

  • ゴロゴロと岩がむき出しになっている月輪寺方面からの山道。
  • 登山口へと続く橋からの風景。夕方になるとまた違う山の表情が楽しめます。
  • 月輪寺を示す石の標識。分かれ道の要所に見られます。
  • この奥へ進むと空也の滝が。
  • バス停付近にある茶菓子店。自動販売機もあり。

表登山道とは全く違うもうひとつの道

月輪寺を越えると岩場の道に到達。表登山道とは違い、ごつごつした岩がむき出しになっていたり、道が曲がりくねっているため、若干歩きにくくなっています。森を抜けると「空也の滝」へと進む道に到着します。時間があれば、滝を見に行ってもいいでしょう。その滝への分岐からは、平坦な道となります。杉林がしばらく続き、登山口へと戻ります。

登山後の楽しみ

愛宕山の登山口付近には、特に目立った施設やお店などはないため、バスで帰る途中に行ける嵐山や、京都駅周辺に寄ってみてはいかがでしょうか。時間が早ければ、嵐山を散策するのも楽しいでしょうし、京都駅まで戻り、映画『マザーウォーター』の舞台としても使われた、[日の出湯](京都市南区西九条唐橋町、TEL 075-691-1464、公式サイト)によるものおすすめです。こちらは古くから残る銭湯のひとつで、柳の籠などが特徴。昭和の雰囲気漂う数少ない銭湯としても知られています。

登山後記

愛宕山は石段がかなり長いこともあって、ハイキングよりは若干ハードな登山になりました。また、取材時がちょうど秋の観光シーズンだったため、バスも非常に混み、普段なら40分程度の道程が、なんと1時間15分もかかって到着。登山後の楽しみでもご紹介している[日の出湯]まで行く予定がまったく目処が立たず、京都駅に着いた頃にはもう既に日も傾いてしまいました。今回は時間的にも体力的にも全く余裕のない1日でしたが、山自体は石段が多いものの、帰り道にある[月輪寺]辺りの景色などは一見の価値ありです。また、今回紹介した表参道ルートと同じ道を、逆回りのルートで登るのもおすすめです。整備された道を上がるのではなくなるので、道中の風景お上がりと下りでは違った楽しみがありますよ。

【取材】松村貴樹/【撮影】米田真也

更新日:2011年1月18日

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