冬の金剛山

冬の金剛山〜お手軽に楽しむ雪に包まれた冬の金剛山〜

富田林駅から登山口

  • 足下は雪が凍り、滑りやすくなっています。
  • まだまだ地肌が見える登山口付近は標高600m程度。
  • 道の両脇に生える笹の葉。その上に積もる粉雪。
  • 修験道の山だけに、山道途中には祠が。
  • 積もりはじめの雪。この雪が凍っていくとつららのような綺麗な状態に。(2011年1月撮影)

アイゼンを付けて登山スタート

富田林の駅前からバスに揺られること約40分。ようやく登山口に到着です。目の前の登山口からさっそく登って行きましょう。ここで気をつけたいのが、冬のこの道は凍結し転倒のおそれがあること。爪が2つのワンタッチ装着式アイゼンで充分なので必ず付けておきましょう。たとえ登りきれたとしても、下りはさらに危険度が高まりますので、必ずアイゼンは準備ください。アイゼンを装着したら、どんどん登って行きましょう。最初は杉林が長く続く道。よほど気温が低い日でなければ、雪の量もそれほど多くありませんので、このルートであれば比較的安全に冬の金剛山を楽しめます。

登山口から伏見峠

  • 山道の脇には、氷の塊が転がっていることも。
  • 伏見峠にある標識。ダイトレとはダイヤモンドトレールの略。
  • 和歌山方面へと抜けるルート。雪で道が埋まっています。
  • 標高900m付近で見れた光景。細かな雪が枝に積もっていました。
  • 枝に積もった雪がつららのようになった状態。(2011年1月撮影)

伏見峠でダイヤモンドトレールと合流

登山口から最初の目的地である伏見峠までは、道の両脇を低い笹の葉が覆い、奥を眺めるとそこには杉林が広がります。足下は雪に覆われ隠れていますが、コンクリートの舗装道。特に急な道でもありませんので、ゆっくり登ることができます。伏見峠まで到着すると、関西地方を代表する縦走路、ダイヤモンドトレールに合流します。ここからは、標識に従い金剛山頂、ちはや園地方面へ。時間があれば、紀見峠方向に足を向け中葛城山に寄り道するのもいいでしょう。伏見峠からであれば、往復で1時間30分程度です。また、尾根づたいですので高低差もほぼなく、景色を楽しみながら歩けるのでおすすめです。そんな分岐点、伏見峠ですが、ここまで来れば山頂までそう遠くありません。山中に広場なども増え、景色を楽しめるポイントがちらほら登場します。

伏見峠から金剛山山頂

  • 伏見峠から登ると出迎えてくれる出迎え不動。
  • 神社へと続く最後の上り坂。一段と寒さも増す標高1,100m付近。
  • 石段を上ると、山頂とされる神社境内に到着。
  • 金剛山山頂の標識。金剛山の最高地点は、葛木岳というが神社裏にあるため進入不可。

雪山の魅力に触れながら

伏見峠から少し上ると[香楠荘]という千早赤阪村営の宿泊施設があります。その手前には、キャンプ場(冬季は利用不可)もあります。宿泊施設は冬季でもオープンしているので、お土産屋さんなどへ立ち寄ってみてもいいかもしれません。 [香楠荘]を越えて山頂方面に進むと、展望台に到着します。さらに歩けば、湧出岳の山頂に寄り道をして金剛山の山頂ヘ向かうルートと、まっすぐ山頂へ向かうルートの分岐にさしかかります。お好きなコースを選んで山頂へ。このあたりで樹氷に出会えるチャンスがあるかもしれません。前回ご紹介した[金剛山]にも書きましたが、山頂は神社の表にあります。実際の三角点は、神社の奥にあるのですが立ち入り禁止となっています。山頂から少し先に行くと、売店や転法輪寺があり、そちらで昼食をとることができます。冬は寒く、足下から冷え込みますので必ずインナー用のダウンジャケットやカイロなど、防寒着やグッズを忘れずに。

金剛山山頂から富田林駅

  • 山頂から少し下ったところから空を見上げた様子。
  • 福徳招来の守り神。祟神天皇の時代に出現したと言われている。
  • 山頂付近にもちらほらと目につくアカマツ。苔と雪が積もる姿も美しい。
  • 下山途中にある金剛山ロープウェイ乗り場。平日は約30分おきの運行です。
  • 日の光に当たって雪が氷へと変わろうとしている姿。このまま気温が下がれば、樹氷のチャンス。(2011年1月撮影)

雪山を楽しんだら、お手軽ルートで下山

昼食が済んだら早速下山です。下山はコースを変えて千早方面へ抜けるルートに、奈良、和歌山方面へ抜けるルートと数多くありますが、今回は手軽に楽しめる、上りと同じルートをご案内します。上りと下りあわせてもこのルートは短時間になりますので、手軽に冬の金剛山を楽しみたい方におすすめです。また、途中にはロープウェイ乗り場もありますので、使って下山ということもできます。ただし、天候の悪いときは運休する場合がありますのでご注意ください。

登山後の楽しみ

富田林で西日本最大級のスーパー銭湯へ
近鉄富田林駅北出口から徒歩約10分で到着するスーパー銭湯[うぐいすの湯]。この[うぐいすの湯]のおススメポイントは、その広さ。屋内でも電気風呂にスーパージェットバス、フットバスやリラックス風呂など様々なお湯が楽しめますが、屋外にも斜面を利用して段々畑状にそれぞれ違ったお湯が用意されています。ヒマラヤ岩塩や備長炭でマイナスイオンをたっぷり含ませたお湯など、大人600円で存分に楽しめますので登山後にはぜひ。

登山後記

今回は1月中旬に登ってきました。雪が少しちらつく程度の天候で、冬の美しい景色を楽しむことができました。残念ながら樹氷には出会えませんでしたが、平日ながら山頂にはたくさんの人が。地元の高校生の一団も冬の金剛山を楽しんでいました。この日の山頂の気温はマイナス2度、昼食時は非常に寒く、足下から冷え込みますので防寒対策は必須です。足下用のカイロなどがあれば良いと思います。暖かい格好で冬の金剛山を楽しんでください。

【取材】松村貴樹/【撮影】米田真也

更新日:2012年1月31日

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