雲取山

雲取山〜花の美しい北山の懐より 京の山を目指す〜

花脊高原前バス停から一ノ谷川

  • 一の谷川手前にある分岐。道が分かりにくいので、木に吊された目印を頼りに。
  • 杉林が広がる。植林地帯が広がり、木を切る職人の姿も。
  • 寺山峠へと抜ける山道。ここも辺り一面杉が広がる。
  • 沢付近の地面をよく見ると、サワガニの姿も。
  • 山頂へは、この川沿いをしばらく歩いて向かう。

バス停より林道を抜け峠へ至る

出町柳からバスで約60分山道を越え、花脊高原停より山頂を目指します。雲取山山頂への道で一番有名なのが、芦生まで車を使ってそこから山頂を目指すコースですが、今回は、寺山峠へ向かい一ノ谷川沿いを歩くルートをご案内します。歩き始めは、車も通れるような砂利道。杉林が広がりのどかな森歩きが楽しめます。森が深くなるにつれ、足下に沢からの水が感じられるようになります。雨の後は特にこの水の量が増えるので、気をつけましょう。林道を抜けると寺山峠へと向かう山道へ。少し急坂を登りますが、峠まではすぐです。峠に着くと、いっそう森は深くなり周りは杉で覆い尽くされています。そんな森の中を一ノ谷川に向かって歩きます。ここからは、少しの間下り坂。この辺りも地面がかなりぬかるんでいることがありますので、注意が必要です。

一ノ谷川から雲取山山頂

  • リョウブの木が茂る一帯を抜け山頂へ向かう。
  • 沢から離れたらすぐにある避難小屋。
  • 山頂付近へと向かう最後の急坂。
  • リョウブの木が広がる地帯からの空の眺めが気持ちいい。
  • 山頂は木々に覆われている。2時間弱で到着。天気が良ければ、休憩にはちょうど良い木陰も。

沢を離れリョウブが茂る山頂付近へ

一の谷の分岐を右に曲がり、そのまま谷を歩きます。しばらくは沢の景色が続き、何度も川を渡る場所が。足下に気をつけながらさらに歩いて行くと、峠へと向かう道に差しかかります。この沢一帯の道は先が非常に分かりにくくなっているため、常に木などに付いているビニールテープやビニールひもの目印を頼りにするといいでしょう。沢から抜けるところには、標識もありますので、その指し示す方向に向かって歩きましょう。緩やかな坂をしばらく登ると、杉林が途切れリョウブの木が生い茂る地帯に出ます。7、8月には白い花を咲かせるので、ここまでくれば綺麗な花と澄んだ空が楽しめます。ここから左手に上り道があるので、そこを登ると山頂に到着します。山頂には、三角点を示す標識と三の谷川への道を示す標識があります。

雲取山山頂から花脊高原前バス停

  • 一の谷川下流では、何度も川を渡る。雨の後は木が滑りやすいのでご注意を。
  • 山頂から二の谷川へと向かう道。道が非常に細くて分かりにくい。
  • 立命館大学ワンゲル部の小屋。大きくしっかりした造りなので目印に。
  • 一の谷川下流は道が整備されていて歩きやすい。
  • 川の水は澄んでいて気持ちが良い。魚はいないが、サワガニの姿は確認できる。

二の谷川から分岐へ戻る

山頂からは、二の谷川と三の谷川、それぞれに下りる道があります。三の谷川への道は標識が新しく分かりやすいのですが、二の谷への道は、とても分かりにくいため山頂から少し下を眺めると見える木にくくりつけられたビニールテープを探して下さい。ちょうど上ってきた道の反対側の斜面にあります。それを見つけられれば、その方向へ歩き出します。ひとつ見つけては、また先のビニールテープを探す、というのを繰り返しながら、谷へと下りていきます。しばらく行くと、立命館大学のワンゲル小屋が見えてきます。そのワンゲル小屋が見えてくると下り坂も緩やかになり、また沢沿いの道へと変わっていきます。ワンゲル小屋から右手に進み、二の谷川沿いを歩いて行くと、川の合流へと差しかかり、その地点を左に曲がり進めば、最初に右に曲がった分岐へ戻って来ます。後は、バス停まで戻るだけ。バスの本数が極めて少ないので、計画的な山行を。

登山後の楽しみ

[貴船山]でも立ち寄りスポットとしてご紹介しましたが、今回も同じく[くらま温泉]。バスで行くとちょうど温泉前に停留所がありますので、そちらで下車して帰りは電車という方法もあります。ゆったりと温泉に浸かって疲れを癒して、帰路に。夏場だと風呂上がりのビールもいっそう美味しく感じると思います。また、春には露天風呂に浸かりながら花見も楽しめます。ちなみに、温泉で販売しているタオルは、三色から選べるようになっていました。

  • 立ち寄りスポット情報

    名称
    くらま温泉
    エリア
    京都府京都市左京区鞍馬本町520

登山後記

雲取山に行ったのは4月上旬、良く晴れた日でした。林業を営む人が伐採の作業を行うのを横目に、山頂を目指しました。視界が抜けるところが少なく、周りの景色を楽しむ山ではありませんが、沢の近くをずっと歩くので、夏の暑いときにはぴったりの山なのではないかと思います。静かで人も少ないので、のんびりとした一日が過ごせるところもおすすめのポイントです。ただ、前述にもあるように、バスの本数がかなり少ないので、その点お気を付けて。

【取材】松村貴樹/【撮影】米田真也

更新日:2012年5月15日

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