赤坂山・三国山

赤坂山・三国山〜キャンプでも人気の高原から琵琶湖と日本海が一望できる山頂へ〜

バス停から粟柄越

  • パターゴルフや温泉施設、炊事場など設備も充実のマキノ高原。
  • 原からいよいよ登山道へ。
  • 木段の連続がしばらくこの先も続く。
  • 自然林が多く、ブナなどの木が目立ちます。
  • 川沿いに出ると、暑い日差しに照らされる夏でも涼しさを感じられます。

緑の芝生を抜けて登山道へ

滋賀県と福井県の県境にある赤坂山と三国山。滋賀県側から今回は上り始めます。琵琶湖の北部に位置するここ高島市には、メタセコイヤ並木道などの名所もあり、美しい風景で知られています。バスに乗って最寄りの停留所までの道中、その景色を楽しめますので、そちらを味わいつつ、バス停より登山口へと歩みを進めます。登山口までは、スキー場の横を抜けていきます。前には、滋賀と福井を隔てる山々が並び、その光景を遮るものもなく、広々とした空間が清々しい気持ちをよりいっそう高めてくれるでしょう。登山口からしばらくは、木段が続きます。木段が壊れているところも途中ありますが、比較的登りやすい足場が続くため、快適に登っていけます。この道は、赤坂山自然遊歩道と名付けられていて、ブナなどが多く見受けられます。また、このマキノ高原から赤坂山までは、標高によって温帯性から阿高山性の変化が見られ、5月頃にはオオバキスミレ、トクワカソウといった花の大群落が楽しめるようなので、春にまた訪れるのも楽しそうです。この木段地帯を抜けると、粟柄越に到着です。

粟柄越から明王の禿

  • 雄大な自然が広がる滋賀。琵琶湖を一望はもちろん、福井県側の景色も最高。
  • 滝の横からは、高原方面の景色が楽しめる。
  • 巨岩が突出するガレ場。木々はなく、山頂同様に琵琶湖を一望できる。
  • 赤坂山付近には、たくさんの鉄塔がある。山頂付近は、特に日陰がないので鉄塔の下で、涼をとるのも◎。
  • アゲハ蝶やその幼虫の姿も夏には見られる。

笹の原を抜けると360度、見晴らしの良い山頂へ

粟柄越の峠を抜けると笹の原が広がります。この峠は昔、福井県の三方からの物資をマキノ町、そして、大津へ運ぶために使われており、その要所だっそうです。また、その当時からこの辺りを粟柄越と呼んでいたと言われています。そんな道に立ち、福井県側を望むと日本海まで視界が広がります。美しい眺めを満喫しながら、赤坂山山頂を目指します。途中、登山口辺りから見えていた鉄塔の横をいくつか通ります。この先、赤坂山山頂まで日陰が極めて少なくなりますので、ご飯を食べるのであれば、鉄塔付近を利用するのも良いでしょう。秋になれば、涼しくなるので山頂の景色を楽しみながらのご飯というのも贅沢な楽しみです。赤坂山山頂からは、白山やこれまでに紹介した[伊吹山]、そして琵琶湖などが見え、景色は格別です。琵琶湖付近にある田んぼや畑の緑とあわせて楽しむのが、夏の醍醐味かも知れません。そんな山頂から次に目指すのは、三国山山頂です。赤坂山山頂から、少し下りの道があります。その下る途中にあるのが、明王の禿と呼ばれる奇岩が多く見られる崩壊地。柵がしてありますので、それ以上は決していかないようにしましょう。この明王の禿からの景色もとても綺麗です。この明王の禿を越えると、三国山山頂までおよそ半分、頑張って進みましょう。

明王の禿からバス停

  • 明王の禿に向かう途中の坂。木段の下の土が削れて、木が盛り上がって見える。
  • 三国山への途中にも、展望がきく場所が数カ所。
  • 黒河峠付近、ロープを伝って下りる。
  • いよいよ峠からは林道へ。
  • 緩やかな林道を歩いていると、日の沈んでいく様子がわかる。

三国山山頂の後は、林道まで下り

明王の禿を越えた辺りから木々や背の高い草が目立ち、道幅が極端に狭くなっていきます。ここは、長袖、手袋を用意しておくと役立ちます。しばらく下りが続き、また上り、勾配を乗り越えたと思ったらようやく分岐地点に到着です。この分岐地点周辺は、湿地帯になっており、自生している草花の保護区にもなっています。そんな湿地帯からさらに奥へと進みます。視界が悪いうえに、急に坂がきつくなります。草木をかき分けながら進んでいきましょう。しばらくそんな道を進むと、山頂に到着。三国山の山頂は、赤坂山と比べてかなり狭く、見晴らしも決して良いとは言えないので、景色だけを楽しみたいのであれば、赤坂山の山頂からマキノ高原へ引き返すコースというのも良いでしょう。時間も体力も充分な方は、三国山もチャレンジして下さい。その三国山山頂からは、東側だけが見られます。東側の景色を楽しんだ後は、黒河峠へと向かいます。ここまでくれば、下り坂が続くのみ、また、なだらかな下り坂がバス停まで続くので、無理せず上りの疲れを癒しながら下山して下さい。

登山後の楽しみ

マキノ高原温泉さらさ
マキノ高原まできたのなら、ここを寄らず帰ってはもったいない!バス停横にある施設なので、バスの時刻を確かめたら、ゆっくり疲れを癒すのに最適です。温泉と水着着用の温水施設とあり、そのバーデーゾーンと呼ばれる場所には、野外ジャグジーなどもあり山の景色を楽しみながら入れます。そのほか、この温泉の周りには、キャンプ場などもあるので、車で来て登って一日泊まって帰るというのも◎。

  • 立ち寄りスポット情報

    名称
    マキノ高原温泉さらさ
    エリア
    滋賀県高島市マキノ町牧野931-3

登山後記

今回はマキノ高原にある山ということで、高島市のマキノ駅からバスに乗って行ってきましたが、大阪からだとかなり時間がかかりました。というのも、湖西線が極めて少ないのに加えて、マキノ駅からのバスの本数も少ない。待ち時間が結構ありましたが、停留所から登山口へと向かっていくと、キャンプをしている楽しそうな家族がたくさん見受けられたり、取材時は8月中旬だったので緑も美しく、そこから見える風景はとても良かったです。後はもう少し涼しければ、なんてことを思いましたが秋には気温も下がり、登りやすい時期になっていると思います。赤坂山山頂からの景色は、本当に格別ですので、みなさんもぜひチャレンジしてみてください。

【取材】松村貴樹/【撮影】米田真也

更新日:2012年9月18日

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