三峰山

三峰山〜霧氷を見に白銀の世界広がる冬山へ〜

登山口から不動滝

  • 凍てついた寒さの中できあがるつららの滝が美しい。
  • ここから車で5分くらいのところに、青少年旅行村の受付がある。
  • 登山口から程なくすると現れる鳥居。
  • 登山口から700メートルほどの地点。まだまだ積雪は少ない。
  • 木段が杉林の間続く。

霧氷まつりを体感しにいざ登山口へ

奈良県と三重県の県境にある三峰山。日本三百名山にも数えられ、特に冬の時期は霧氷まつりも開催し、手軽に雪山を楽しめる山として親しまれています。コースも比較的登りやすく、危険なところも少ない山、今回はそんな雪山にチャレンジ!それでは山頂目指して、登山口よりスタートです。まずは、アスファルトで整備された林道を歩きます。分岐までは、分かりやすい1本道ですので、道に沿って歩きましょう。5分ほど歩くとすぐに分岐に到着です。まっすぐ道路を進めば、滝ルート、そして、右に進めば、山道を越えて山頂を目指すルートと2つのルートがあります。今回は、不動滝と呼ばれる滝を眺めてから進むルートを選択します。分岐から、しばらく舗装道を歩いた後、山道に入ります。山道に入ると、ちらほら雪が足下に。さらに上がると、不動滝に到着。つららができる滝も冬だけの楽しみ、豪快に水が落ちる滝も見応えありますが、雪が交じるこの時期も見応え充分です。取材日は、2013年1月10日、この日の気温は、平地で0度、足下は、まだまだ凍るというほどではありませんでした。

不動滝から避難小屋

  • 1000メートルくらいまでくれば、ずいぶん積雪がある。
  • この看板が見えれば、半分くらいの地点。
  • 木の上は、雪で滑り易くなっているので注意しよう。
  • 積雪はあれど道はかなり分かりやすい。
  • 細かい雪が降りしきる中、枝葉に積もる雪に光が反射する。

木段を上がって雪の世界へ

不動滝を抜けると、山頂まで後半分。残りの距離を示す2,100m標識が現れます。このあたりは、杉林が広がり、木段が続きます。そこをずっと山頂めがけて上がっていくと、少しずつ気温も下がり、積雪も深くなっていきます。取材日は、前日などの気温が高かったため、それほどの積雪ではなかった上に、積もりはじめだったためアイゼンが必要ではありませんでしたが、アイゼン装備は必ず行い、必要に応じて装着してください。また、防寒も充分にしましょう。ここからいよいよ銀世界に入っていきます。道の先を眺めると、ずっと続く雪道、その先にも広がる銀世界は、やはり山ならではの景色、満足感はひとしおです。特に、雪と風によってできあがる樹氷は、間近で見ればみるほどどのようにしてできたのか、不思議に思います。そんな雪道を上り、もうすぐ山頂というところで、避難小屋が現れます。こちらは、寒い冬の日には昼食にもってこいの場所です。ここを過ぎたらもうすぐ山頂、雪山を満喫して進みましょう。

避難小屋から下山

  • 山頂は遮るものがなく、風が痛い。
  • 葉が凍り始める山頂付近。
  • 山頂付近の道も特に目印はないもののルートは分かりやすい。
  • 山頂から木曽御嶽山方向。雪のため視界がかなり悪い。
  • 八丁平の様子。広く抜けた広場のような場所。

山頂から八丁平を経て下山

雪もずいぶん深くなって来たら、いよいよ山頂です。八丁平には行かずにまずは、山頂へ向かいましょう。山頂には、山頂の看板が立っているのみ。看板の左手は展望が利き、天気の良い日には木曽御嶽山が見えることもあるそうです。記念撮影をしたら、八丁平を通って下山しましょう。八丁平は、山頂から三重県側に少し下ったところにあり、平原状の鞍部。春や夏には、白ツツジ、秋には、クマザサ、ススキなどが楽しめ、そこを抜ける風が心地よい場所。そして、冬はもちろん一面雪が広がる銀世界。別世界を作り上げています。その八丁平からまた来た道を下りましょう。峠を越えて、小屋まで戻ってきたら、そのまま下るもよし、または、こちらで昼食をとっても良いでしょう。今回、ここからのルートは、上ってきたルートをご紹介しますが、小屋脇の道を抜けて下山する別ルートもあります。そちらを通れば、新しくできた展望台も楽しめ、三峰山の違った楽しさも味わえます。そのルートについては、次の章でご紹介します。

別ルート案内(地図上の点線表示)

  • 山小屋風の建物が登山道から程なくした場所にある。
  • 山小屋風の建物からすぐ先にある展望台。
  • 杉林にさしかかると、おおよそ残り半分の道のり。
  • 太陽光が差し込む杉林。雪の白さが光に照らされ幻想的な景色を作り出す。
  • 山中にいくつかある地蔵。お賽銭箱にも雪が降り積もる。

登山道から第一分岐地点を不動滝へ向かわずに、橋を渡って山頂へ向かうと新しくできた展望台のほか、倶留尊山への眺望が美しいスポットなど、楽しめるポイントがいくつかあります。こちらのルートは、まず分岐から山小屋風の展望台を越えると、また分岐に到着。その分岐を、杉林方面へと登っていくと、滝ルートと同じような森に出ます。その森をずっと登っていくと、避難小屋で滝ルートと合流です。このルートは、通称「大タイ」と呼ばれ、昔から地元の人に愛されています。また麓にある、[みつえ青少年旅行村]には、バンガローやキャンプサイト、ほかにも子どもも一緒に遊べる遊具なども。ほかにもこちらでは、霧氷まつり会場として、地酒や特産品の販売など様々な催しが開催されています。

登山後の楽しみ

[姫石温泉]は、[みつえ青少年旅行村]から少し車で戻ったところにある温泉施設。施設の横には、道の駅もあり地元で取れた野菜の販売や、焙煎したコーヒーの販売に加えて、奈良の山付近らしく、木工用具の販売なども行っています。そして、温泉は、室内の浴場も広く清潔、さらに露天風呂から眺める雪景色は、山の余韻を楽しませてくれます。

  • 立ち寄りスポット情報

    名称
    道の駅 伊勢本街道御杖(みつえ)
    エリア
    奈良県宇陀郡御杖村大字神末6325

登山後記

今年初めての山登りで、雪山でしたが、三峰山の登山は初心者の方でも充分楽しめる山でした。
山道は分かりやすく整備され、1時間30分から2時間程度で山頂にも到着できるので、安心して登ることができると思います。
車でのアクセスがおすすめですが、冬の期間は土日に臨時バスも運行していますので、計画して楽しまれてはいかがでしょうか。

【取材】松村貴樹/【撮影】米田真也

更新日:2013年1月29日

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