おとなの楽旅 〜のんびり電車でおとなの遠足〜

更新日:2009年09月01日

播州の小京都・龍野 日本の味をめぐる残暑旅

兵庫県−たつの市

今回の楽旅見どころ

揖保乃糸資料館 そうめんの里 写真想像以上に難しい手延べの技。ほかではなかなかできない体験だ

楽旅ポイント
手延べ体験(無料)は1回の実演につき2名まで。当日受付なので予約不要

「揖保乃糸」の伝統製法を体験

さまざまな名物を持つ龍野めぐりの旅は、手延べそうめんにまつわるスポットからスタート。「揖保乃糸」として知られる手延べそうめんについて学べる資料館で、資料展示や見学可能な加工場をはじめ、熟練職人による「小分け作業」と呼ばれる工程の実演も1日5回行われる。実演後には体験も可能だ。「施設情報」詳細へ

揖保乃糸資料館 そうめんの里 写真加工場では次々と
商品ができ上がっていく

ヒガシマル醤油(株) 第一工場 写真スタッフから詳しい解説を聞きながら見学は進む

楽旅ポイント
工場見学の参加者にはヒガシマル製品1点のプレゼント特典がある

最先端のうすくち醤油造りの現場を見学

そうめんについて学んだあとは、電車に乗り込み本竜野駅へ。そこから歩くことしばし。続いて向かったのは、うすくち醤油の生産量日本一を誇るヒガシマル醤油の工場。こちらの工場は見学が可能で、長い歴史を持つうすくち醤油造りの最前線を目の当たりにすることができる。「施設情報」詳細へ

ヒガシマル醤油(株) 第一工場 写真敷地内には原料を保存するための
巨大なサイロなどが

うすくち龍野醤油資料館 写真
5,000リットル以上も仕込める大きな樽の実物展示

醤油造りの歴史をレトロな資料館で学ぶ

続いて向かったのは、同じくヒガシマル醤油が営む資料館。こちらは元同社の本社でもあった建物を利用したもので、県の有形民俗文化財にも指定されている貴重な建築。そんな館内には江戸から昭和にかけて使われていた醤油造りの道具が展示され、現在につながる醤油造りの伝統を学ぶことができる。併設の売店では龍野限定の商品も販売する。「施設情報」詳細へ

うすくち龍野醤油資料館 写真龍野でしか買えない龍野の里は各630円。
うすくち、生醤油などの5種がある

吾妻堂 写真ひしほ饅頭1個136円は醤油の香りがほのかに香る

龍野ならではの銘菓をみやげに

立て続けに龍野の醤油造りの過去と現在を勉強したら、龍野ならではのみやげを求めて移動。そこでぜひ購入したいのが老舗和菓子店の名物・ひしほ饅頭。「ひしほ」とは醤油の古い呼び名のことで、その名のとおり、皮にうすくち醤油が練り込まれた龍野らしい饅頭だ。こし餡の甘さと皮の塩味がなんとも美味。「施設情報」詳細へ(eoグルメ)

吾妻堂 写真老舗の風情を感じさせる趣ある店内

山菜料理 すくね茶屋 写真醤油蔵を改装した店内で美味をいただこう

熟成を経てうま味を増した「大ひね」を堪能

おみやげも手に入れたらランチをいただきに食事処へ。数あるメニューのなかでも好評なのが、3年間じっくりと熟成された「大ひね」と呼ばれるそうめんが味わえるそうめん御膳。熟成させることにより歯ごたえを増し、さらに味わいを深めた龍野の味を満喫しよう。「施設情報」詳細へ(eoグルメ)

山菜料理 すくね茶屋 写真多彩な小鉢も並ぶそうめん御膳2,000円

龍野城 写真本丸御殿へと通じる石段には美しい白壁が続く

城下を見守り続ける名城を散策

美味でお腹を満たしたら、街歩きを再開して龍野を見守る名城へ。鶏籠山のふもとに鎮座するこちらの城は、「霞城」の別名を持つ龍野のシンボル。往時の様子を復元再現した本丸御殿や城門などを歩き、城下街として栄えた龍野の歴史に一端にふれてみよう。「施設情報」詳細へ

龍野城 写真休憩所としても利用できる
本丸御殿には瀟洒な洋室も

聚遠亭 写真楽庵という小さな庵に腰を下ろして風情ある庭園を眺めよう

旅の終わりは美しい日本庭園を眺めながら

江戸時代、老中松平定信がここを訪れた際、その美しい眺望を称えて「聚遠の門」と賞賛したことから、この名が付けられたという逸話が残る日本庭園。孝明天皇から拝領したとされる数奇屋風の茶室など、園内の見どころを散策しながら、静かに旅を締めくくろう。「施設情報」詳細へ

聚遠亭 写真高台に立つ庭園からは
たつの市街を見下ろすこともできる
旅のポイント 編集後記

旅のポイント 編集後記 写真

「揖保乃糸」や「うすくち醤油」などの名物をもつ龍野ですが、実は童謡「赤とんぼ」の里としても有名です。作詞の三木露風は龍野の出身で、そんな名曲にちなんだスポットが点在しています。写真は「赤とんぼ歌碑」と呼ばれるもので、前に立つとどこからともなく「赤とんぼ」メロディーが。散策の合間に立ち寄って、懐かしい気分にひたるのもおすすめです。

今回の旅人 写真

今回の旅人
F様(写真・左)
「うすくち醤油」にこんなに深い歴史があるとは驚きでした。学びある旅になりました。
F様(写真・右)
歴史と製法を学んだ後にいただく「揖保乃糸」は、また違った味わいでした。

【取材・文】眞田健吾/【撮影】丸谷達也

今回の楽旅見どころ

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