インタビュー

更新日:2011年8月17日

人気番組に出演中のあの人をクローズアップ「高橋克典」

人気番組に出演中のあの人をクローズアップ「高橋克典」 『バチスタ』新シリーズで、事件のカギを握る悪役に挑戦!
大病院を舞台に繰り広げられる医療ミステリードラマのシリーズ第3弾、『チーム・バチスタ3 アリアドネの弾丸』に出演中の高橋克典さん。今回の役どころは、警察の情報を裏で操るエリート官僚で、不可解な殺人事件のカギを握る悪役・斑鳩芳正。「悪役が大好き!」という高橋さんが、ヒール役の魅力やドラマの見どころ、さらには、共演者の皆さんとのエピソードなど、ユーモアたっぷりに語ってくれました。
◆悪役には独自の美学がある

高橋克典

人気ドラマシリーズで悪役に挑戦する高橋さん。悪役には独特の魅力があると熱く語る。
 
元々、悪役が好きなんです。この世界に入ったときも、悪役のほうが多いだろうなって思っていたんですけど、清廉潔白な役柄が多くて、自分としては意外だったんですよね。悪役には、悪役ならではの美学があるような気がするんです。それに、昔から主役よりも2番手が好きなんですよ。主役を演じるときは、常に場の中心から周囲を見てなければいけないし、ポジティブなエネルギーを発していなければならないけど、2番手の場合は、集中して役を楽しめるのがいいんですよね。今回は、「悪役としてどう動いたらいいのか、どうしたら効果的に役を全うできるのか」ということを常に考えています。
 
高橋さんが演じる斑鳩は、警察に関する報道と世論をコントロールし、情報戦略に長けたエリート官僚。役作りでは苦労もあるそうだ。
 
斑鳩は、人の心や物事の裏側を読み取ることに長けている男。常に全てを把握し、情報を網羅しているので、もっと感情的になっていい場面があったとしても、決して本音は見せない。その怪しい感じを引っ張っていくのが難しいんです。登場人物の中で一番イヤな存在になっていないといけないので、「なんだか信用できない人だなあ……」という部分がうまく出せればいいなと思っています。
そんな斑鳩という人物を演じるに当たって、いつもイメージしている事があるらしい。
 
今回は「Aの強いAB型」のイメージで演じています。もっと言うと、前頭葉が発達した人で、口の前のほうでしゃべる人ですね(笑)。でも、それがなかなかできなくて、日々、滑舌との闘いでもあります。アクションも効果的に、ワンアクションで相手のツボを突いて窮地に追い込むという感じかな。“悪い鍼灸師”みたいになれればいいですね(笑)
◆共演者の素顔について

高橋克典

田口&白鳥のバチスタコンビを演じる伊藤淳史さんと仲村トオルさん、スゴ腕の女性法医学者を演じる小西真奈美さんなど、共演者について聞いてみると……?
 
伊藤くんは、主役として常に周囲に気を使って、現場を盛り上げてくれるんです。ただ、いつも周りを気にされているので、人の話をちゃんと聞いていないことも多いんですけどね(苦笑)。仲村さんは、とても物腰がソフトな方で、あんなに長ゼリフなのにNGがほとんどないんですよ。僕なんて少しのセリフにも苦労しているのに、本当にスゴイと思います。小西さんは、周りとちょっと空気が違うというか、クリーンな方ですね。楽屋での話題もすごくかわいらしい。「生乳(ナマニュウ)がおいしいんです!」とか。そこで、「それってナマチチじゃないの?」ってボケるのは僕だけなんですけどね(笑)。
 
実は、共演者たちのつくる輪の中に、いまひとつ入りきれない自分がいるとか?
 
これまでの現場だと、男同士ならではの話や、年配の役者さんとは健康の話など、生々しい話をすることが多かったのですが、今回の皆さんは、そういった話題が一切ないんです。バチスタチームの輪が完ペキに出来上がっている中で、僕だけがそこに入れないまま毒気をまき散らしています(笑)。まあ、輪から外れてしまっていても、斑鳩自体が外れた役なので、それはそれでいいんですよ。
◆とにかく脚本が面白い!

高橋克典

人気作家・海堂尊さんのベストセラーをドラマ化した本作。ドラマならではの見どころとは?
 
脚本が非常にうまくできています。ずっと観ていないとわからないような展開のようでありながら、ちょっと目を離してもちゃんとわかるようになっているんです。散りばめられた点をすべて結ぶと複雑な線になるけれど、一回それを取っ払ってシンプルに見ても、ちゃんとつながっている。多くを語るとネタバレになってしまうので、これ以上は話せません(笑)。最近、プロファイリングや刑事モノのドラマがすごく多いけど、この作品はダントツで面白いと思います。人気シリーズの安心感もあり、新作の新しさもあり、スリル、ハートウォーミング、ちょっとラブもあって、これ一本観れば他を観なくても大丈夫。全部網羅していますから(笑)。
 
『バチスタ』で悪役を心から楽しんでいる様子の高橋さん。これからも、機会があれば悪役にチャレンジしてみたいそうだ。
 
悪役は本当に面白い!僕は、人間が悪くなってしまった理由に興味があるんです。だって、産まれたときから悪い人間なんていないじゃないですか。誰もが善と悪の両面を持って産まれてくるはずなのに、環境でどんどん変わってしまう。だから、「なぜそうなってしまったのか?」という部分を追求してみたいです。あと、変身モノの悪役もいいですね(笑)。自分の子どもが5歳くらいになったら、仮面ライダーの悪役をぜひやってみたいです!

プロフィール

高橋克典
高橋克典
1964年12月15日、神奈川県横浜市出身。O型。
1993年「抱きしめたい」で歌手デビュー。同年NTV系ドラマ「ポケベルがならなくて」で俳優としてもデビューする。その後、数々のドラマに出演。主演ドラマ『サラリーマン金太郎』(1999年)、『特命係長 只野仁』(2003年)は、後にシリーズ化される大ヒット作となる。また、歌手・俳優だけでなく、ラジオ番組のパーソナリティーや、バラエティ番組のMCなど幅広く活躍している。 2011年7月スタートのドラマ『チーム・バチスタ3 アリアドネの弾丸』では、エリート官僚の悪役に挑戦している。

番組情報

『チーム・バチスタ3 アリアドネの弾丸』 番組HP
毎週火曜 22:00〜22:54
(関西テレビ・フジテレビ系 全国ネット)
大病院の心療内科医・田口公平(伊藤淳史)と、厚生労働省の官僚・白鳥圭輔(仲村トオル)の活躍を描く医療ミステリードラマシリーズ第3弾。Ai(死亡時画像判断)センターの設立をめぐって関係者が論議を交わす中、新型MRIの中でシステムエンジニアが遺体となって発見された!謎だらけの殺人事件を取り巻くのは、警察の情報を裏で操るエリート官僚(高橋克典)、優秀だが気の強い女性法医学者(小西真奈美)、Aiの天才ながら問題児の画像診断医(安田顕)ほか、ひとクセもふたクセもある面々。果たして、犯人は誰なのか?そして、その理由とは?田口&白鳥コンビが“死因不明社会”を舞台としたミステリアスな事件に挑む!
『チーム・バチスタ3 アリアドネの弾丸』

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