五条のあとがき　―スタッフ目線のビタペディア―

京都駅からもほど近い、ビジネス街の真ん中からスタートしましたが、小道を入るとすぐに小さなお店が立ち並ぶ路地に出るのが、京都の街歩きの醍醐味。さっそく「今西軒」さんを発見します。昔は1日におはぎを1,000個以上作っていたそうですが、「今は僕と奥さんと二人なんで知れてますわ」と謙虚な姿勢。売り切れたらおしまいというのも、なるほど地に足ついた説得力のある商売です。「あんこの甘みが引き立ちすぎる」という理由であんこにお塩を入れるのではなく、もち米の方にお塩をまぶすなど、味へのこだわりもひとしおです。

「さらざん」さんの、自分たちで作った野菜やそば粉といった材料を育てるところから始めるというのも、大変なこだわりのはずです。そう言った職人肌ともいうようなスタイルの追求は、まさに五つ星！　世界に誇れる京都の底力を垣間みた気がします。「このあたり、店がいっぱい。まだまだたくさんいけるとこありそうやな！」と守谷日和さんもとても楽しんでいた様子でした。