鷹取のあとがき　―スタッフ目線のビタペディア―

学校が終わるぐらいの時間なのか、小さい子供たちに囲まれながら、ロケスタート。鷹取は以前は市場があったこともあり、飲食店の多い場所でしたが、阪神大震災で激変したのだそうです。今回うかがったのはいずれも、震災後に再開されたお店や、新たに始められたお店でした。神戸牛のお店のコロッケに、あぶらかす焼、ラグビーボール型メロンパンと、長田エリアにあって、下町の情景込みのグルメがたっぷり。そして、何よりも明るく力強い人たちの笑顔に出会えたことはすごく印象的でした。特に「韓八商店」のキムチばあちゃんこと上原さんは、お兄ちゃんにもタナからイケダ田邊さんにも負けず劣らずのパワーで、エンディングもご一緒していただきました。上原さんのキムチはもちろん、韓国味噌も自家製で、しかも食べ放題というサービス精神旺盛ぶり！　1年研究されたというスープはまさに絶品です。

震災から今年で20年、「この辺は寂しくなったけど、人は変わってへん」という上原さんの言葉の中に、しっかりと街が息をしている姿を感じました。