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裏谷四に次ぐ新カレー激戦区、大阪“九条”の必食カレーはコレだ!
2016年07月03日

裏谷四に次ぐ新カレー激戦区、大阪“九条”の必食カレーはコレだ!

この記事の担当ガイド:松本光範

スリランカからネパール、インドまでスパイスカレーが九条に集結!

「カレーが好きだ!」という関西圏の人はご存知かも知れませんが、現在進行形(2016年時点)で関西(特に大阪)は"スパイスカレー"ブームが長く続いています。スタートはよくわからないんですが(個人的には北浜にあるコロンビア8がオープンした頃あたりから続々と増えだした印象です)、とりあえずめちゃめちゃお店が増えたことは確か。そんなブームの最中、ちょっと前に話題になったのが、ハイレベルなカレー店が集まっていることで注目されたエリア・裏谷四(うらたによん)です。周辺では、その後も人気のお店が出店し、今なお人気は継続中。そんな前フリをふまえ、今回注目するのは「第二の裏谷四になるんじゃないか。なってくれたら面白いな」と思っている九条エリア。以前からある人気店に加え、昨年から今年にかけて話題のお店がニューオープン&移転オープンしたことで、激戦区になる予感がビシビシ。そんな訳で、九条エリアの美味しいカレーたちをチェックします!

九条のカレー熱を引っ張る仕掛け人!“サケトメシ”

サケトメシ

1件目はこちら「サケトメシ」。店主の徳広さんはこの道15年ほど飲食店に勤めてから、昨年(2015年)に独立。お店を始める以前もカレーのイベントに参加するなど、自身が大のカレー好きだったこともあり、居酒屋兼カレーというスタイルでオープンされました。基本はいろんな人が訪れる居酒屋のスタンスで「お家のカレーしか食べたことのない人でも味わいやすい」カレーがテーマ。そのほか、ジャマイカのスパイスを使った名物の「ジャークチキン」など、約70種類の居酒屋メニューが揃います。

【本日の徳ちゃんカレー(あいがけ)】680円

本日の徳ちゃんカレー(あいがけ)

定番のチキンカレーと日替わりカレーのあいがけです。カレーは1種類が580円、あいがけでも+100円と破格。お店に来る8〜9割の人がカレーを注文するんだとか。カレー事情に詳しい人からは、「あいがけの大阪最安値」とのお墨付きをもらったそう。スパイスはある程度使用するものの、辛味は少なく非常に食べやすいテイストに仕上がっています。

【カレーCHECK!】
●カレー

定番のチキンカレーは、ターメリックやカルダモンなど8種類のスパイスを使ったトマトベース。鶏モモ肉がゴロッと入り、食べ応えしっかりです。

この日の日替わりは、きのこたっぷりキーマカレー。エリンギ、マイタケ、シメジを使い、口に入れるたびキノコのやさしい旨味が広がります。ちなみにチキンともども上にのっているハーブは、味に奥深さを出すカスリメティです。

●副菜

ライス付近にはパクチーと

生野菜のサラダを添えて。水菜やサニーレタス、グリーンリーフがメインだそうです。ちなみに隠れていますが、ライスは他の定食にも使用する白米です。

●スパイス

定番のスパイスを使うなかで、少し変わっているのがジャマイカのオールスパイス。香りのよいスパイスをミックスしたもので、カレーとの相性がよかったことから使うようになったそう。

それでは店主の徳広勇太さんにお話を伺ってみましょう。

(勝手に)激戦区ブームということでお伺いしました!
カレー店が増えて嬉しいです。実は犬PPさんや百福さん、アアベルカレーさんとお酒の場で話していて、「西西」(西区の西の方)というキーワードで、周辺のカレーMAPも作成中なんですよ。私は15年間九条にいて、青年団にも入っていたりするので、今回の「西西」エリアブームの仕掛け人に仕立て上げられました(笑)
すでに計画が進行しているんですね。今後の展望などは?
とりあえずは、(今回ここで紹介する)5件でできることをして、ゆくゆくは大きく商店街を巻き込んで「西西」というキーワードで街を活性化できればと思っています。「西西スパイス祭」みたいなイベントを企画して、色んな飲食店に参加してもらうのも楽しそうですね。
今後も九条エリアは面白い動きがありそうですね
これからもカレー店が増える予定があるので、私たちも楽しみです。あと、2016年の9月22日(木)・24日(土)・25日(日)に万博公園で開催される「カレーEXPO」に参加することが決定しました。百福さんも一緒なので、ぜひ遊びに来て下さいね。

サケトメシ

住所:大阪府大阪市西区九条1-13-1
電話:090-5244-8889
営業時間:18:00〜翌1:00
休日:月曜(祝日の場合は翌日)
カレーメニュー:2種類
辛さ増し:可(無料)
大盛り:カレー100円、ごはん50円
トッピング:パクチー増し100円

ほどよくスパイシー&旨味ある煮込み系
“犬PPCURRY”

犬PPCURRY

中央線の九条駅から北西側。キララ九条商店街の奥にあるのがコチラ。たくさんのお店が並ぶ商店街の中なので、表に出されたテーブル(写真)を目印に。店主の犬島さんは中津で間借りをしてカレーを出していた経歴があり、2014年にこちらに移転。自身が普段あまりカレーを食べないというフラットな視点から、スパイスをガンガン効かせるのではなく、スパイスの刺激と野菜を煮込んだ甘味の両方をバランスよく感じる、誰が食べても美味しいと思う食べやすいカレーを提供されています。

【3種のあいがけプレート】1,200円(写真は玉子アチャール100円付き)

犬PPCURRY

定番のチキンカレー、牛キーマカレー、本日のカレーのあいがけです。写真はトッピングの玉子のアチャールがのっているので、プラス100円ですね。スパイスカレーにしては濃い色味ですが、これがしっかりと煮こまれている証。見た目よりもスパイスは弱めで、お肉の旨味や野菜の甘味をしっかりと感じることができます。一緒に盛られた、多彩な副菜も嬉しいです。

【カレーCHECK!】
●カレー

犬PPCURRY

定番の牛キーマカレーは赤玉ネギがベース。香りはスパイシーですが、味わいはお肉の旨味や甘味をしっかりと感じる優しいテイスト。見た目に反して非常に食べやすいです。

犬PPCURRY

こちらも定番のチキンカレー。白玉ネギがベースでこちらも非常に親しみやすい味わいです。スパイスの複雑な味わいを感じつつもお野菜の甘味をしっかり感じるので、グイグイとスプーンが進みます。

犬PPCURRY

そして写真のちょうど中央のカレーが本日のカレー。この日はポークカレーでアサリとパクチー入り。アサリのダシが効いた、さっぱりとした後味です。定番の2種類とテイストが異なるよう、工夫されていることが伺えます。

●副菜

犬PPCURRY

まずはダルカレー(豆のスープ)。インドでは味噌汁のようなものと表現されるように、今やすっかりポピュラーになりました。お店によって味が少しずつ違いますが、コチラはゴロッと豆がたっぷりで、豆の食感と甘味を楽しめるのが印象的です。

犬PPCURRY

こちらはライタと呼ばれる、インドのヨーグルトサラダです。酸味があり、細かく刻んだ野菜の食感がポイント。お口直しに食べるもよし、カレーに混ぜるもよし。

犬PPCURRY

サブジと呼ばれる、野菜の炒め煮。コチラではジャガイモの炒め煮です。スパイスを控えた、マイルドな味わいがポイント。

犬PPCURRY

これもよく見かけるようになった、緑豆せんべいのパパドです。パリパリした食感と香ばしい風味が楽しめます。そのまま食べたり、砕いてカレーに混ぜたりと、食べ方にはこれと言った決まりはありません。

犬PPCURRY

香り豊かなジャスミンライスを使用。

●トッピング

犬PPCURRY

玉子をスパイスオイルに漬け込んだ、玉子のアチャール100円。この玉子のアチャールもトッピングでは定番化してきましたね。ラーメンで言う煮玉子のようなポジション。トッピングにはそのほかパクチー増し100円もあります。

●辛さ増し

犬PPCURRY

特徴的なのが3段階あるカレーの辛さ増し。無料の辛味オイル(Aとします)、(A)+バーズアイ(写真手前)100円の(B)、(B)+生青唐辛子(写真奥)200円の(C)を用意。実際はカレーや油と一緒に炒めて辛さと香りを出すので、写真はイメージです。

犬PPCURRY

それでは店主の犬島和宣さんにお話を伺ってみましょう。

九条がカレー激戦区になりつつあります
すごく好意的にとらえてるんです。「西西」地区をカレーの街にしようと盛り上がってますからね。サケトメシの徳広さんに看板になってもらって、これから街がより盛り上がると面白いですよね。
個性的なスパイスカレーが増えてますが犬PPさんの人気の秘訣は?
実は自分自身、スパイスカレーがあまり得意ではないので(笑)、なるべく普段カレーを食べない人も美味しく味わえるカレーを意識しているところでしょうか。あまり深くルールを設けずに(笑)初めての人でも食べやすいカレーを提供しています。

犬PPCURRY

犬PPCURRY

住所:大阪府大阪市西区九条3-23-13
電話:050-3633-2290
営業時間:12:00頃〜14:30(L.O.)、18:00頃〜22:00(L.O.)
休日:火曜、不定休あり
カレーメニュー:3種類
辛さ増し:3段階可(無料→100円→200円)
大盛り:200円(ライス、カレー、副菜合わせて)
トッピング:玉子のアチャール100円、パクチー増し100円

スリランカカレーブームの火付け役!
“ロッダグループ”

ロッダグループ

昨年あたりから続々とお店が増えているスリランカカレー。その店主の多くが愛してやまないのが、スリランカ人が現地のスパイスを使って作る本場のスリランカカレーを味わえる「ロッダグループ」です。一皿にカレーと多彩な副菜を盛り付け、混ぜて味わう家庭のスリランカカレーを初めて提供したことで一気にブレイク。お店ではいろんなカレーを用意していますが、たいていの人がオーダーする名物のギャミラサセットは、ぜひ一度は味わいたいスパイスカレーの新定番です。

【ギャミラサセット】1,200円〜

ロッダグループ

中央のカレーや副菜など8種類を彩り鮮やかに盛り付けた、名物のギャミラサセット。ちなみにギャミラサとは「田舎の味」という意味で、スリランカの家庭で食べるカレーだそう。スリランカ料理店はたくさんありますが、一般的にレストランでは提供されないため、日本では今まで目にする機会がなかったんだそう。カレーも副菜も現地のスパイスがしっかりと効いており、激辛まではいきませんが、スパイス好きにはたまらない風味と辛さです。

【カレーCHECK!】
●カレー

ロッダグループ

メインのカレーは基本3種類から選べます。写真はあまり見かけないフィッシュ(主にマグロ)のカレーです。フィッシュカレーは食べられるお店が少ないので、注文する人が多いとか。そのほかチキンとポークがあり、1,500円でマトン、エビが選べます。日によっては鹿や猪カレーがある場合も。

●副菜

ロッダグループ

定番のダルカレーです。スープが少なく豆感たっぷり。

ロッダグループ

スリランカカレーに欠かせない定番のサンボル。サンボルとはスリランカ版の辛いふりかけのようなもの。写真はココナッツを使っています。

ロッダグループ

定番の豆せんべい・パパダム。パパドとどう違うのか調べてみましたが、恐らく同じ意味です。ロッダグループではパパダン(豆せんべい)の表記でした。

ロッダグループ

野菜カレーその1、ビーツのカレー。野菜カレーは必ず加わりますが、素材は日によって異なるそう。ビーツの食感を生かしたフレッシュな味わいで、美しい色味もポイントです。

ロッダグループ

野菜カレーその2、万願寺唐辛子のカレー。しっかり煮込んだ、唐辛子ならではの少し甘味のある風味が特徴。こちらも日によって素材は変わります。

ロッダグループ

いろんな野菜の葉を刻み、さっと炒めた野菜サラダのようなマッルン。サンボルと少し似ています。

ロッダグループ

酸味と甘味、野菜のフレッシュな食感を楽しめるパイナップルサラダ。

●ライス

ロッダグループ

平日はイエローライス。土・日曜、祝日はバスマティライスで1,500円〜になります。

●スパイス

ロッダグループ

スパイスは全部で20種類ほど使っており、インドカレーなどと同じものもありますが、スリランカのフィッシュカレーに欠かせないスパイスがこちらのゴラカです。梅干しのような酸味が特徴で、魚臭さを消して味に深みを出してくれます。

●セットメニュー

ロッダグループ

ギャミラサにはスリランカミルクティーとフルーツがセットに。スパイスでヒリヒリとした口内を優しい甘味で癒してくれる、食後に嬉しいデザートです。

●スリランカカレーの味わい方

ロッダグループ

スリランカカレーを食べる際は思い切って混ぜるのがポイント。行儀が悪い、キレイな見た目がもったいない!と思われるかもしれませんが、混ぜれば混ぜるほど辛味や酸味、甘味がミックスされるので、味わいがまったく異なります。思い切って混ぜ混ぜしましょう。

ロッダグループ

それでは店主のロッダさん(兄・右)、アヌレさん(弟・左)にお話を伺ってみましょう。

ロッダさんはスリランカカレーブームの火付け役と言われています
2011年にオープンして、半年後くらいからギャミラサを始めました。多分家庭のスリランカカレーを出し始めたのが、ロッダグループが最初だからだと思います。当時はレストランのカレーはありましたが、混ぜて食べる家庭スタイルはありませんでしたから。その後、クチコミやスパイスカレーブームなどで次第に取り上げてもらうようになりました。
ズバリ!人気が出た理由は何でしょうか?
スリランカの本場の味を提供したからだと思います。最初から日本人の味覚に合わせていたら、こんなにブームにはなっていなかったと思います。また、本場のスパイスカレーを出すお店も増えたので、昔に比べてより本格的な味を求める人も増えましたね。

ちなみに、現在ロッダグループには弟のアヌレさんが常駐。兄のロッダさんは、2015年に阿波座にオープンした2号店「ヌワラカデ」にいらっしゃいます。

ロッダグループ

ロッダグループ

住所:大阪府大阪市西区千代崎1-23-9 桜ビル1F2号
電話:06-6582-7556
営業時間:11:00〜22:00(L.O.21:30)
休日:木曜、月曜の15:00以降
カレーメニュー:約13種類
辛さ増し:可(無料・そのままでもけっこう辛いです)
大盛り:可(無料)
トッピング:なし


さて、3つのお店をご紹介しましたが、これだけでは終わりません!そのほかにも、まだ食べて欲しいカレーがあるんです。ここからは少し簡単にですが、合わせてぜひ訪れるべきカレー店を2店ご紹介します。

“アアベルカレー”

アアベルカレー

某カレー本でグランプリに輝いたこともある伝説のカレー店。以前は玉造にて間借りで営業されていましたが、2016年4月1日に九条に移転復活。早くも行列を作っています。店主の安倍さんは、移転休業期間を利用し、インドへカレーを食べ歩きに出かけ、パワーアップして復活されました。ちなみに場所は阪神九条駅近くのビルの3階。写真の看板を頼りにお店を探して下さい。

【アアベルチキンカレーと週替わりカレーの2種あいがけ】1,000円

アアベルカレー

(写真はスパイスたまご100円付き)

メニューは定番のチキンカレーと週替わりカレーを用意。チキンは単品850円がありますが、週替わりはあいがけでしか味わえないので、人気はもちろんあいがけです。写真の週替わりは豚チマキのズッキーニマサラ。副菜にはダル、カチュンバル、ライタ、アチャール、パパドが付いていて、食べ応えも抜群です。カレーはスパイスを効かせつつ、食べやすさも備えた好バランスタイプ。

アアベルカレー

アアベルカレー

住所:大阪府大阪市西区九条1-25-9 フジイエステートビル3F
電話:非公開
営業時間:12:00〜15:00(L.O.14:30)※売り切れ次第閉店
休日:土・日・月曜、祝日
カレーメニュー:2種類
辛さ増し:可
大盛り:100円(カレー&ごはん)
トッピング:スパイスたまご100円

“Asian kitchen cafe 百福”

Asian kitchen cafe 百福

2015年の4月にオープンした百福さん。店主の田中さんはネパールとタイでカレーの修業を積んだ経歴の持ち主で、極力現地のレシピとサービスでカレーを提供。ネパールのダルバートのほか、グリーンカレーやマッサマンカレーなども味わえます。

Asian kitchen cafe 百福

メニューはこんな感じです。

【ダルバート】900円

Asian kitchen cafe 百福

ダルバートとは、ネパールの大衆食堂の定食のような存在。チキンと日替わりカレーの2種にダルスープ、野菜のおかずなどが付きます。野菜は大きめにカットして食感を重視、スパイスも控えて素材の味がわかりやすい味付けです。さらに大きなポイントは、お替わりが1回できること。こちらは現地流のサービスですが、売り切れない限りご飯からカレー、おかずまで1回お替わりができます。なんて太っ腹なんでしょう。

Asian kitchen cafe 百福

ほかにもメニューは多彩。アッサム産の無農薬茶葉を煮出した自慢のチャイをバニラアイスにかけた、オリジナルのチャイスクリーム350円なんてのもオススメです。

Asian kitchen cafe 百福

Asian kitchen cafe 百福

住所:大阪府大阪市西区九条1-3-12
電話:06-7493-2317
営業時間:11:30〜24:30(L.O.24:00)
休日:木曜
カレーメニュー:5種類
辛さ増し:50円
大盛り:100円(ごはん)
トッピング:ミニチキンカレー(カレーのみ)300円、パクチー増し100円など

いかがでしたでしょうか。ハイレベルな5軒が近くに集まった九条エリアは、まさに次なるブームを期待できるエリア。ちなみに今回は触れていませんが、近くには今やすっかり有名になった「いずみカリー」の本店もあります。なんて激戦区なんでしょう。ぜひ食べ歩いて、好みのカレーを見つけて下さいね。

※上記掲載の情報は、取材当時のものです。以降に内容が変更される場合がございますのであらかじめご了承ください。