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地元民も太鼓判!観光客や出張族にも大ウケのたこ焼き居酒屋
2016年08月12日

地元民も太鼓判!観光客や出張族にも大ウケのたこ焼き居酒屋

この記事の担当ガイド:高田 強

大阪らしさが味わえると好評!「蛸焼とおでん ホリ」で人気の秘密は「ダシ」にあった!

蛸焼とおでんホリ

ちょっとマジメなことを書きますが、2015年の訪日外国人は、2011年の約3倍の1,973万人。そのうちの約1/4が大阪に来ていると言われているそうです。また、テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」の2015年入場者数は、前年比17・8%増の1390万人でした。今年は少し下降気味そうですが、大阪のホテルは国内外からのお客さんで大盛況。今の大阪は、地元以外の人であふれています。

実はこれが影響して、心斎橋筋や道頓堀は観光客だらけ。ということで飲食業界もエリアによってはかなりの恩恵というか影響を受けています。
で、ちょっとニッチなグルメ情報が大好きな編集部では、そういう外国人や出張族から注目されている飲み屋さんに注目。ここ数年、少しずつ増えてきた『たこ焼き居酒屋』を取材することにしました。

蛸焼とおでんホリ

これから訪問する「蛸焼とおでん ホリ」があるのは肥後橋駅のほぼ真上。大阪駅から地下鉄でひと駅。歩いても15分というなかなかいい場所です。

6月8日にオープンしたばかりなのですが、すでに人気店。そのヒミツを早速、探ります!

蛸焼とおでんホリ

外観もそうでしたが、店内はまるで洋食屋さんのよう。

蛸焼とおでんホリ

出迎えてくれたのは、店主の堀 敏樹さん。細かなことはあとで聞くとして、自慢のたこ焼きを作ってもらいます。

蛸焼とおでんホリ

溶いた粉を流し込んで。

蛸焼とおでんホリ

具材を入れて焼くだけという至ってシンプルなものでした。なんか残念。普通やないの。

蛸焼とおでんホリ

「実はうちのたこ焼きは見えないところでいろいろ、工夫しています」と堀さん。「ポイントは、バリエーションできたて、そしてダシです」とも。
それならばと、まずはバリエーションをチェックするために食べさせてもらうことに。

蛸焼とおでんホリ

昔味 324円
ソースがかかったスタンダードなたこ焼き。お好み焼きもたこ焼きもいつの間にかマヨネーズをかけるのがスタンダードになってしまったので、ソースだけで味わってほしいから“昔味”とネーミングしたそう。羽曳野のツヅミソースはほんのり酸味の甘めの味で、優しい味わい。

蛸焼とおでんホリ

柚子塩 324円
生地の味をダイレクトに感じられるのが魅力。少し大ぶりで、もっちりとした食感を楽しめる。食べ進むうちに口のなかで広がるのが生地に練り込まれたダシの味。ちょいとちりばめられた塩がそれを引き立てる。柚子の風味で上品な味わいに。

蛸焼とおでんホリ

だし蛸 324円
明石焼きのようにダシに浸されたたこ焼き。しっかりめの生地もダシに浸されるとふんわり感が加わり、食感だけでなく味わいも様変わり。ガリと一緒に楽しむことでダシの味がくっきりします。

蛸焼とおでんホリ

カリカリ醤油 432円
食べるラー油+醤油といった新感覚の調味料をたこ焼きにトッピング。ほのかな酸味やゴマの旨み、ネギの風味などが重なる。ビールに良く合うクセになる旨さ。

蛸焼とおでんホリ

名物 どて焼き 842円
人気ナンバーワンたこ焼き。大阪名物のたこ焼きに、こちらも大阪名物のどて焼きをトッピング。たっぷりのせられたどて焼きは赤身部分が多く食べ応えも十分。牛の脂がたこ焼きを包み込み旨さが倍増する。 確かにバリエーションは、豊富ですべてに違った個性が光る。
で、もう一つのポイントができたて

蛸焼とおでんホリ

実はこのたこ焼き、銅板で焼いています。いわゆる家庭用のたこ焼き器は基本的に鉄板。鉄板は、保温性に優れていますが、水分が飛びやすくカリカリになってしまいがち、熱伝導率がよい銅板は、早く焼けるというメリットに加えて、しっとりふんわり仕上がるのです。できたてを食べるのであれば、銅板がぴったり。 そして最後のポイントが「ダシ」。

蛸焼とおでんホリ

生地のおいしさのキーとなっているのがこのアサリダシ。山芋などを混ぜ込んだ小麦粉を溶くのに使用しています。力強いアサリダシを使用することで、生地自体が個性を主張。魚介同士なので、たことも相性抜群なのです。 ということで旨みの強いたこ焼きに仕上がっているのです。細かなヒミツも店主の堀さんに聞いてみました。

たこ焼きにアサリダシを使う発想はおもしろいですね。
もともとこの店は、北堀江にある『蛸焼とおでん くれ屋』から、のれん分け的に独立した店なんです。くれ屋自体は2013年のオープンで、その時からメニューの開発も手伝っていまして、いろいろ試作したなかで作りたかったたこ焼きのイメージに一番合っていたのがアサリだったんです。
独立する際にも、そのノウハウを活かしたんですね。
そうなんです。ただ、くれ屋は堀江という土地柄から早い時間は会社員。遅めの時間は、アパレルなどの販売系、さらに深い時間は同業者でもある飲食スタッフというのがお客さんの中心。肥後橋では、早い時間の会社員さんは想像できたのですが、あとは「観光客が来てくれたらなぁ…」と少しだけ思っていました。
取材時点で、開店2ヶ月ですが繁盛してますよね。
そうなんです、おかげさまで、目の前もそうなんですが周辺にホテルが多いことから、観光客や出張客が来てくれているんです。しかも、都合のいいことに、早い時間は会社員の方が多くて、観光客や出張の方はホテルに戻る前とか小腹が空いたからといった感じで遅い時間に来てくださっているんです。
それにたこ焼きが合っていたと。
やはり、観光客、出張客共に、大阪に来たからにはたこ焼きを食べようと思ってくれるようで、9割近くがたこ焼きを注文されます。
外国人客もですか。
実は、アジア系の外国人客が予想以上に多くてびっくりしています。お客さんを驚かせたいって言うのもあって、付き出しに活きた足"たこの踊り食い"を出しているんですけど、韓国系の方はそうでもないんですけど、中国系の方はかなり戸惑いながら食べています。

蛸焼とおでんホリ

じゃあ、ガッチリ観光客狙いで出店したわけじゃないんですね。
大阪市内出身なので、子供の頃親しんだたこ焼き屋さんが大好きだったんです。そんなお店には"ちょっと一杯"という感じで、お酒を飲んでいるおじさんたちがいたんですよね。それを大衆酒場で実現できればいいなと。その延長線上で、おなかにたまりやすいことから、安上がりに楽しんでもらえるというメリットもあるなとは考えてました。たこ焼き1~2皿+アルコール1杯で、1,000~1,500円。さっと楽しんで帰られる方もけっこういらっしゃいますしね。「大阪に行ったんで、たこ焼きで飲んだ!」という満足感を得られたのかなという風には思っています。 でも、予想以上にたくさん、しかも深夜の1時とか、2時とかの遅い時間に来ていただけているのはうれしいです。我ながら、たこ焼きのポテンシャルと可能性に驚いています。今後は、たこ焼きのバリエーションも増やしたいと思っています。

さて、こちらのお店。たこ焼き以外にもおいしいメニューがそろっているんです。ちょっと、ご紹介します。

蛸焼とおでんホリ

たこ焼きと並ぶ看板メニューがおでん。大根は面取りしてあり、とろろ昆布がのって162円。お皿には、アサリも一緒にのって出てきます。

蛸焼とおでんホリ

じゃがバター162円はバターが入ったマイルドなスープが魅力。このおでんも鶏ガラ&かつお節がベースのダシに、アサリダシを加えて作っているので、アサリバターにジャガイモが浸かっているような感じです。

蛸焼とおでんホリ

それ以外に、大阪のおでんには欠かせない巾着メニューが5種類も用意されていて、こちらは豚汁378円。油揚げを破ると豚汁の具材が入っています。あさりスープとも良く合っていて意外なマリアージュ。

蛸焼とおでんホリ

さらに、アサリごはんの上におでんのお豆腐をのせ、ダシをかけて食べる豆腐のっけ飯626円。濃厚なダシ茶漬けのような想像を超えるおいしさです。

蛸焼とおでんホリ

ほかに、せせりの黒ゴマ胡椒626円。シャキシャキとした野菜とプリッとしたせせりの歯応えのバランスがいいメニューです。

蛸焼とおでんホリ

アサリダシが超強力に感じられる名物 貝汁うどん842円は飲んだあとの〆メニューとして人気だそうです。 ということで、アサリダシをたこ焼きの生地に練り込み、おでんではほかのスープと組み合わせたり、〆のうどんでは濃厚ダシとして、縦横無尽に使用。

蛸焼とおでんホリ

観光客の、「大阪では、おいしいたこ焼きでお酒を飲みたい!」というニーズに、ちょっと進化したタイプのたこ焼きで応える。しかも地元の人間には、たこ焼きなんで、海鮮居酒屋などに比べれば単価が安いということでウケている。今後もこのタイプの酒場が増えそうな予感がします。

蛸焼とおでんホリ

蛸焼とおでん ホリ

住所:大阪府大阪市西区江戸堀1-14-1 肥後橋ビル1F
電話:06-6441-3385
営業時間:17:00〜翌4:00(L.O.翌3:00)
休日:なし

※上記掲載の情報は、取材当時のものです。以降に内容が変更される場合がございますのであらかじめご了承ください。