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天六 ラーメン きんせい
2018年08月14日

ラーメン好きはこの街へ行け!激戦区 大阪・天六に実力店続々!

この記事の担当ガイド:高田 強

ラーメン激戦区に個性が光るニューフェイスが続々登場!

大阪 天六 天神橋筋六丁目

食通で知られる芸人・シャンプーハットのてつじさんが「麺六」と呼ぶほど、ラーメン店がひしめく街、天神橋筋六丁目、通称天六。ここから周辺の天五中崎商店街やJR天満界隈には、たくさんの人気ラーメン店がひしめきあっています。古くから店を構える「洛二神」や「総大醤」のほか、「フスマにかけろ 中崎壱丁 中崎商店會1-6-18号ラーメン」、「ストライク軒」、「らーめん 香澄」など、挙げていくときりがないほど。

そんな激戦区として、ラーメンファン達が一目置くエリアに、この1年以内にも多くのニューフェイスが加わりました。

どれもがクオリティが高く、舌の肥えたファンたちをうならせています。そこで今回は、『関西ラーメンウォーカー』のメインライターも務める高田が、天六エリアの注目新店を一挙4店紹介します。

大阪 天神橋筋商店街

エリアの中心となるのは、天神橋筋商店街アーケードの北端の地下に位置する大阪メトロ&阪急の天神橋筋六丁目駅。この周辺が特に激戦区になります。今回紹介する4店も基本的にはこの駅の出口から徒歩5分圏内。話題の店がこんな近場にそろうのは奇跡的。前振りはこのくらいにして、そろそろミラクルヌードルタウンに行きましょうか。

1軒目 北摂エリアのレジェンド店がついに大阪市内へ「彩色ラーメン 天六きんせい」

彩色らーめん 天六きんせい 外観

2001年に大阪・高槻市で創業。2004年にKANSAI1週間の「ラーメン大賞」の初代大賞に輝き、その後も数々の賞を受賞したレジェンド店が「彩色らーめん きんせい」。メジャーになってからも、北摂エリアを中心に個性的な新店を作り、チャレンジングな限定麺を連発しています。

彩色らーめん 天六きんせい 中村悟

こちらの総帥ともいえるのが中村 悟さん。「ラーメン人生JET」、「JUNK STORY」に代表される弟子たちの活躍もあり、関西ラーメン界を代表するラーメン職人です。

ただし、高槻周辺エリア以外に、なかなか目を向けなかった中村さんが2017年10月12日「南森町きんせい」、2017年10月20日「天六きんせい」と立て続けにオープン、「ついに大阪市内に進出!」とラーメンファンも歓喜しました。

天六にできた「彩色ラーメン 天六きんせい」も店には立ちませんが中村さんが監修。丁寧な下処理にこだわった鶏ガラの清湯スープや煮干しや節系を使った和ダシなどきんせいイズムを継承しています。

彩色らーめん 天六きんせい こだわりの塩玉子入り
「こだわりの塩玉子入り」850円

「きんせい」を一躍メジャーにしたのが「燻製鶏塩」という塩ラーメン。その遺伝子を受け継ぐのがこの「こだわりの塩」です。ミネラルたっぷりのモンゴル岩塩使用の塩のカエシ(タレ)が味の決め手。鶏ガラと魚介のWスープをクッキリとシャープな味わいにします。もっちりとしたコシが楽しい麺とも好相性。大ぶりなチャーシューやシャキッとしたカイワレなどのトッピングも楽しめます。

ラーメンCHECK!

●スープ
彩色らーめん 天六きんせい スープ

鶏ガラやモミジを約2時間かけて仕上げるのが鶏の清湯スープ。

彩色らーめん 天六きんせい スープ

カツオ節などの節系と煮干しなどから作る魚介スープを合わせるとシャープな和の味わいになります。

●麺
彩色らーめん 天六きんせい 麺

麺は北海道産100%の小麦粉で数種類をブレンドした自家製麺。スープがしっかり絡みつつもツルリとしたのど越しが楽しめます。

●タレ
彩色らーめん 天六きんせい タレ

ミネラルたっぷりのモンゴル岩塩を使用した塩のカエシ(タレ)は、Wスープの味わいをさらにクッキリとさせます。

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彩色らーめん 天六きんせい 鯖香味冷やしらーめん
「鯖香味冷やしらーめん」800円

9月末ごろまで販売予定の夏限定ラーメンです。鶏清湯スープの脂分を丁寧に取って仕上げた一杯。締まった麺のシャキッとしたコシと鯖の香味油がビシッと決まったスープはよく合っています。スルスルと麺ののど越しもよいので、あっという間に食べきってしまいます。

彩色らーめん 天六きんせい 店内

「こだわりの塩」以外に、「極みの醤油」750円、「あわせあじ」800円などもラインアップ。「特製貝塩らーめん」1,000円のように店舗限定も用意しています。また、「鯖香味冷やしらーめん」以外にも、「海老香る冷やしらーめん」800円など、季節限定メニューも常時準備。ファンを飽きさせないよう工夫を怠らないところもこの店の魅力のひとつですね。

2軒目 ベテラン女性店主が輪島素材にこだわる!「拉麺 輪」

拉麺 輪 外観

天神橋筋六丁目駅11番出口から約1分という好立地にあるラーメン店。2017年10月5日にオープンした「拉麺夢道場」が2018年7月15日にリニューアルオープンしたのが「拉麺 輪」。取り仕切るのは以前同様、中野茂美さん。

拉麺 輪 店主

20年以上業界で働く店主・中野さんが経験を生かし作るのは、出身地である石川県・輪島にこだわったラーメン。ラーメンの味を決定するカエシ(タレ)の材料に輪島産を使用。醤油ラーメンのカエシには輪島産の醤油と、よしる(いわしの魚醤)、塩ラーメンのカエシにも輪島産の塩を使っています。女性らしい丁寧な仕事も魅力。パンチのある醤油ラーメンには焦がしのバラチャーシュー、塩ラーメンには低温調理の肩ロースをのせるなど、トッピングを使い分けています。

拉麺 輪 塩らーめん
「塩らーめん」750円

能登揚げ浜式製塩の「大谷塩」を使った塩のカエシ(タレ)が味の決め手。ほんのりコラーゲン感のある鶏清湯スープとの相性もよく、クッキリと塩の風味を感じさせながらもやさしい後味に仕上がっています。アクセントになっているのが飛魚(アゴ)とカツオを使った香味油。この旨みがしっかり存在感を出しています。

ラーメンCHECK!

●スープ
拉麺 輪 スープ

スープは、鶏ガラ、モミジなどをじっくり炊いて作った鶏清湯スープを使用。ほんのりとろみを出すため豚の耳も一緒に炊いています。

●麺
拉麺 輪 麺

麺はツルミ製麺所製を使用しています。中細の丸いストレートタイプで、コシがありツルツルとしたのど越しの良さが魅力。

●カエシ
拉麺 輪 カエシ

塩のカエシ(タレ)は、江戸時代から続く伝統的な能登揚げ浜式製塩がベース。ミネラルとカルシウムがたっぷり含まれています。

こちらもおすすめ!

拉麺 輪 醤油らーめん
「醤油らーめん」750円

能登の2種の醤油に、よしる(イワシの魚醬)をブレンドした醤油のカエシが特徴のラーメンです。鶏清湯スープとガッチリ組み合い、塩と同じスープがベースとは思えないくらい力強い味わい。同様に分厚く切られしっかりコクのある焦がしのバラチャーシューとの相性も最高です!

拉麺 輪 醤油らーめん カエシ

醤油のカエシには、輪島の谷川醸造が作るサクラ醤油の醤油2種と、よしる(イワシの魚醬)を使用しています。

拉麺 輪 店内

また、定期的に限定麺を用意。鶏清湯スープに、アジ・サワラの焼きアラの魚介スープを合わせて作る「極み醤油」には、チャーシューだけでなく、なんと焼きアジの切身がのります。輪島にこだわる骨太感と意外なトッピングのサプライズ感が共存する楽しさもこの店の魅力です。

3軒目 つけ麺界の雄がさらなる革命を起こす!「時屋 L'Espoir(レスポワール)」

時屋 L’Espoir 外観

2009年3月12日に専門店としてオープンし、関西つけ麺界の牽引役となった西中島の人気店「時屋」。今でも行列人気を誇ります。

そのサードブランドが2018年5月11日に開店したのがこちら「時屋 L'Espoir(レスポワール)」です。

「つけ麺の可能性やおもしろさをもっといろんな人にわかっていただきたくてこの店をオープンした」という店主・久保さん。本店の豚つけ麺をベースに、まるでイタリアンのような見た目のクラシックや、鶏つけ麺にチーズを合わせるなど、挑戦的なメニューを用意しています。派手なカスタマイズはしても、つけ麺界のパイオニアらしく、安定感のある味わい。まるでつけ麺という市販車をレース仕様にパワーアップさせたようなつけ麺を提供する専門店です。

時屋 L’Espoir 豚つけクラシック
「豚つけ(濃厚豚骨魚介)クラシック」1,190円

濃厚なトンコツスープに、魚介のスープを合わせたつけ汁が特徴。クラシックは、通常の豚つけ860円に、炙りチャーシュー、レアチャーシュー、味玉(1/2個)がプラス。どの具材もとろりと濃厚なスープが力強く受け止めています。贅沢感が楽しい一杯です。

ラーメンCHECK!

●スープ
時屋 L’Espoir スープ

ゲンコツ、背骨、豚足、背脂で作るスープ。長年の経験に基づいた各部位の配分が時屋のこだわり。このトロリとした濃厚なスープに魚介スープを合わせます。

●麺
時屋 L’Espoir 麺

スープの絡み具合を考えて作った中太のストレート麺は自家製。国産小麦でもっちり感、外国産小麦でしっかり感を出しています。

●タレ
時屋 L’Espoir タレ

魚介を漬け込んだ醤油を高火力で一気に炊きあげて作る醤油のカエシ(タレ)。すぐに使わずしっかり寝かせることも重要なんだそうです。

●チャーシュー
時屋 L’Espoir チャーシュー

クラシックの場合、スープにもコロチャーシューが入っているので、3種のチャーシューが楽しめます。レアチャーシューは、約3時間半かけて低温調理。

こちらもおすすめ!

時屋 L’Espoir 鶏つけチーズソース
「鶏つけ(上湯鶏醤油)チーズソース」980円

鶏のスープのつけ麺は、鶏ガラから作る透明感のある清湯系スープが特徴。ほどよく酸味があり、後から甘味も感じさせます。麺にチーズを加えることでイタリアンのようなテイストに変身。セットで付いてくるだしごはんに、チーズとスープを加えたリゾットのような楽しみ方もおすすめです。

時屋 L’Espoir 店内

テーブル席もあるアメリカンダイナーのような店内に合わせるように、海外のビール6種を用意しています。

時屋 L’Espoir 店長

「つけ麺とショートのビールは、分量的にもよく合うんですよ」と店長の宮元さん。メニューだけでなく、つけ麺を食べるシーンの提案をしています。この店を拠点につけ麺のさらなるムーブメント化を狙っているようです。

4軒目 西中島の大人気店の個性爆発!究極のシメラーメン「名もなきラーメン」

名もなきラーメン 外観

4軒目は、「人類みな麺類」など、Mr.Childrenの存在や曲からインスピレーションを受けて店やメニューを生み出すことで知られる松村貴大さん率いるグループの最新店「名もなきラーメン」です。

2018年2月3日にオープンしたこちらも『名もなき詩』という曲から店名をチョイス。メニューは『彩り』という曲をベースに“色”をテーマに考案しています。

名もなきラーメン 店長

そのミッションを与えられたのが店長の岩田和也さん。同時に、「鍋を食べた後のシメのラーメンのおいしさをカタチにして欲しい」という松村さんの要望を受けてメニューを開発したそうです。

そこで生み出したのが、飲んだシメに食べてもいい感じのあっさりとしたやさしい味わいのラーメン「白」。「白という名前もボクらの便宜上必要なので呼んでいるだけでメニューにも色が塗ってあるだけなんです」と岩田さん。最初は名刺代わりのこの1種のメニューだけで開店。その後に「色を増やしていくイメージで」と、「黒」や「赤」が誕生しています。

名もなきラーメン 黒
「黒」750円

食材の旨味が加わった鍋の時の手元の器の中をイメージ。鶏ガラから生み出す清湯スープに酸味のある醤油のカエシ(タレ)を使うことで実現しています。スープを口にすると、これまでラーメンで味わったことのない酸味。味わいがクセになっている常連客も多いそうです。

ラーメンCHECK!

●スープ
名もなきラーメン スープ

鶏ガラに野菜などを加えた透明感のある清湯スープ。お鍋のダシを意識したスープには、魚介を使った鶏油が後から加わります。

●麺
名もなきラーメン 麺

店内で作る自家製麺は鍋のシメ麺のような細いタイプを採用。鍋の薬味にもある「大葉」を麺に練り込むことで、ラーメンを食べた時に、ふわっとしたさわやかさを感じることができます。

●タレ
名もなきラーメン タレ

グループ店共通のマルハマ醤油などをブレンドした醤油のカエシ。

名もなきラーメン 自家製りんご酢

このカエシを個性的にしているのが、自家製りんご酢。ほかにはない酸味のあるカエシに仕上がっています。

こちらもおすすめ!

名もなきラーメン 赤
「赤」(リゾット用ライス付)900円

トマトの「赤」を基調にスープを製作。しっかりしていながらもさわやかな酸味が心地良く、まるでイタリアンのミネストローネのようです。パスタのように少しアルデンテに茹でられた麺ともピッタリ。トッピングのレアチャーシューや甘いトマトなど、遊び心もあふれています。

名もなきラーメン 店内

旨さにも定評のあるグループらしく現在ある3種のレギュラー麺はどれも個性的。奇抜なアイデアだけでなく、しっかりおいしさを担保している。未だかつて無い酸味の「黒」、トマトと鶏ガラのバランスの良さが光る「赤」など、ラーメン好きを自認するならこの麺を食べるためだけに訪問してもいいぐらいです。

過去にあった「緑」など、不定期ながら限定麺も用意されます。2018年夏の限定麺も8月1日からスタート。夏らしいひんやりしながらもホットな「黄」が味わえます。

周辺には他にも人気店が点在!

「ストライク軒」

ストライク ラーメン

中華そばのストレートと鶏白湯のシンカーの2種の看板ラーメンにつけ麺や限定麺が加わる。有名人のファンも多い。

「ストライク軒」大阪府大阪市北区天神橋5-8-8

「ぬんぽこ」

ぬんぽこ ラーメン

ストライク軒の店主が、故郷宇和島で食べていた「チャンポン」を独自に再現。店主こだわりの中華そばも人気です!

「ぬんぽこ」大阪府大阪市北区天神橋6-2-18

「麩(フスマ)にかけろ 中崎壱丁 中崎商店會1-6-18号ラーメン」

麩(フスマ)にかけろ 中崎壱丁 中崎商店會1-6-18号ラーメン

アサリがトッピングされた貝のダシをメインにしたスープの「塩らーめん」で一躍人気に。醤油ラーメンも魚介を使用しています。

「麩にかけろ 中崎壱丁 中崎商店會1-6-18号ラーメン」大阪府大阪市北区中崎1-6-18

「麺と人」

麺と人 ラーメン

古民家を改装した路地裏の味噌ラーメン店。和食の技法を使いながら豚骨ベースの味噌ラーメンを提供する。

「麺と人」大阪府大阪市北区国分寺2-2-26

「らーめん香澄 中崎町店」

らーめん香住 中崎町

鶏から出る水分だけで炊きあげる鶏白湯ラーメン「とり塩」が看板メニュー。パワフルな「魚介まぜそば」もファンが多い。

「らーめん香澄 中崎町店」大阪府大阪市北区中崎2-1-1

「馬鹿坊(ばかぼん)」

馬鹿坊 ラーメン

濃厚スープを愛する中国出身店主が生み出す超濃厚鶏白湯が名物。夜は本格的な中国料理も楽しめる。

「馬鹿坊」大阪府大阪市北区浮田1-4-10

激戦区で自分にフィットしたラーメン探しをしてみては?

高田強 らーめん

激戦区ではありますが、週末のお昼になると人気店はどこも行列。というのも、阪急梅田駅やJR大阪駅からでもがんばれば徒歩20分ほどで行けるんです。そんなことから、週末には観光客が多数来店。また、平日でも出張ついでに寄ってみたというラーメンファンが。今や全国にも知られる個性的な店がそろう激戦区で、自分にフィットしたラーメン探しをしてみてはいかがでしょうか。

高田 強/フードライター
関西エリアを中心に雑誌やwebで飲食店やフードトレンドについての記事を執筆。現在は「関西ウォーカー」、「るるぶ大阪」、「おとなの週末」、「SKY WORD」、「関西・中国・四国じゃらん」などの雑誌、情報誌に寄稿。約月1回ペースで登場する関西テレビ「よ~いドン!」のほか、ABCテレビ「おはようコールABC」、「おはよう朝日です!」、読売テレビ「朝生ワイド す・またん!」などのテレビ番組にグルメ情報のナビゲーターとして出演。 毎年秋に発行される「関西ラーメンウォーカー」では、メインライターを務める。

※上記掲載の情報は、取材当時のものです。以降に内容が変更される場合がございますのであらかじめご了承ください。