小児科クリニックには「おもちゃ持参」で

2018年2月27日掲載

小児科クリニックには「おもちゃ持参」で

小児科クリニックの待合室には、子どもが待っている間に退屈してしまわないよう、おもちゃが置いてあることが少なくありません。しかし、子どもにはこうしたおもちゃ、特にぬいぐるみには触らせないようにした方がよいかもしれないことが分かりました。

米国小児科学会が昨年、小児科の病院やクリニック向けに発表した声明によると、ぬいぐるみなどのおもちゃは清潔に保つことが難しく、病原菌を媒介する可能性があるというのです。

そのためこの声明では、待合室のおもちゃを触らずに済むよう、患者は自宅から普段使っているおもちゃを持っていくようにすべきだと勧めています。

専門家が推奨するルールは

今回この学会が発表した声明は、2007年に出した声明を改訂した最新版。小児科の病院やクリニック向けに、施設内での感染症を予防するためのさまざまな対策をまとめたものです。

待合室のおもちゃに関しては、次のような対策が示されています。

(1)保護者には自宅からおもちゃや絵本を持ってくるように勧めましょう。そうすれば、待合室のおもちゃを何人もの子どもが触ってしまう機会を減らすことができます。
(2)おもちゃは使用するたびに洗うのが理想です。ただし、それが難しければ毎日診察時間が終わってから清潔にするのでもかまいません。
(3)おもちゃはせっけんで汚れを洗い流してから、子どもに害のない薬剤などを使って消毒し、乾燥させること。

なお、おもちゃの種類に関しても言及しており、「ぬいぐるみなどは清潔に保つことが難しいため望ましくない」としています。

基本的な咳エチケットも大切

基本的な咳エチケットも大切

この声明では、咳やくしゃみのエチケットや手指を綺麗にすることの重要性についても強調しています。

例えば、咳やくしゃみが出そうになったら手ではなく肘で鼻や口を覆うこと。また、病院の待合室にはアルコール消毒液やマスクを用意するべきだとしているので、もし用意してあれば積極的に使用するようにしましょう。

さらにこの声明では、病院スタッフに対し、毎年インフルエンザの予防接種を受けることを指示しているほか、百日咳や、麻疹、水痘、B型肝炎など、さまざまな病気のワクチンの接種歴を病院に報告するように求めています。

この対策は病院やクリニック向けに書かれたものですが、患者が受診するときの参考にもなりそうです。病院にかかったのに、感染症をもらって帰ってくることのないよう、十分に注意したいものですね。(HealthDay News 2017年10月23日)

https://consumer.healthday.com/infectious-disease-information-21/germs-973/kids-don-t-touch-the-toys-at-the-doctor-s-office-727639.html