朝型と夜型、長生きするのはどっち?

2018年9月13日掲載

朝型と夜型、長生きするのはどっち?

早寝早起きが苦にならない朝型の人と、宵っ張りで朝寝坊の夜型の人がいます。このような活動と睡眠のリズムの傾向は「クロノタイプ」と呼ばれており、これには体内時計の遺伝子も関与することが知られています。

クロノタイプは私たちの生活習慣などに大きく影響していますが、それだけでなく長生きできるかどうかにも関連していることが、最近の研究で報告されました。朝型と夜型、長生きできるのはどちらなのでしょうか?

死亡や病気のリスクに差

この研究を実施した米ノースウェスタン大学などの研究グループは、英国人の男女43万3,268人を平均6.5年間にわたって追跡調査したデータを分析しました。

クロノタイプに関するアンケートの結果から、対象者を「完全な朝型」(27%)、「どちらかといえば朝型」(35%)、「どちらかといえば夜型」(28%)、「完全な夜型」(9%)に分類。年齢や性別、喫煙、肥満度、睡眠時間、収入、持病の有無などを考慮して解析しました。

その結果、夜型の人の方が短命に終わる可能性が高く、「完全な朝型」と比べて「完全な夜型」では調査期間中に亡くなる可能性が10%も高かったことが明らかになりました。

また、「完全な夜型」の人はさまざまな病気になるリスクも高く、「完全な朝型」と比べて精神障害リスクは1.94倍、糖尿病リスクは1.30倍、胃腸/腹部疾患リスクは1.23倍、呼吸器疾患リスクは1.22倍であることも分かりました。

夜型が健康に悪い理由は?

夜型が健康に悪い理由は?

今回の研究では、夜型の人の方が健康状態が悪かった理由は明らかになっていません。しかし、研究グループは「夜遅くまで起きていると、飲酒や喫煙、間食といった不健康な行動をする機会が多くなるのでは」と指摘。また、「夜型の人は体内時計を朝型の社会生活に無理に合わせようとするため、長期的にさまざまな問題につながるのかもしれません」との見方を示しています。

ある米国の専門家もこの説に同意し、「夜間に働くことの多いシフト勤務者では死亡や心臓病などの危険性が高いことが分かっていますし、食事や睡眠のタイミングはホルモンの分泌量に影響するという研究報告もあります。体内のリズムはさまざまな仕組みで健康状態を左右するのです」と説明しています。

夜型の人が取るべき対策として、研究グループは「毎晩少しずつ就床時間を早め、朝型の生活リズムに合わせましょう」と勧めています。また、「シフト勤務をする場合は、健康的な食事や運動、十分な睡眠時間の確保などを心掛けることで、健康上の問題をある程度は避けられるでしょう」とも助言しています。(HealthDay News 2018年4月12日)

https://consumer.healthday.com/sleep-disorder-information-33/misc-sleep-problems-news-626/who-lives-longer-night-owls-or-early-birds-732848.html

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(参考情報)
Abstract/Full Text
http://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/07420528.2018.1454458