eonet.jp > 健康 > 病気症状と予防 > 女性の更年期の症状と治療法

関西の専門医が語る ドクター's コラム更年期症状と更年期障害

      岡本 薫

      執筆:岡本 薫
      かおるレディースクリニック 院長

      更年期症状・更年期障害の治療

      症状 治療法
      ほてり、のぼせ、発汗、めまい、動悸、しびれ感、肩こりなど 自律神経調整薬、ホルモン補充療法、漢方薬
      不眠、うつ状態など 抗不安薬、抗うつ剤、カウンセリング
      萎縮性膣炎など エストロゲン製剤
      腰痛、骨折など
      骨粗しょう症
      骨粗しょう症治療薬

      更年期の症状にはさまざまなものがあるため、それぞれに応じた治療法を選ばなければなりません。
      なかでも多く使われるのはホルモン補充療法。足りなくなったホルモンを補うことで、症状を改善させる方法です。
      飲み薬、塗り薬、貼り薬があり、自分に適したものを選ぶことができますが、乳がん、子宮体がんにかかっていたり、薬でアレルギー症状が出たりなどホルモン補充療法を受けられない場合もあります。
      漢方薬は、副作用が少なく長期間服用できるため、安心して使うことのできる薬。おもに血液の循環不全を改善する効果が期待できます。

      治療費に関しての目安は、初診ではホルモン採血と子宮卵巣超音波検査で4,800円ほど。再診ではホルモン補充療法と眠剤で2,700円ほどかかります。ホルモン補充療法の1カ月の薬剤代は1,500〜3,000円程度で、漢方薬なら1カ月4,500円程度になります。(2011年9月現在の費用です)

      更年期を前向きにとらえましょう

      更年期障害というと、女性にとっては怖い病気のイメージがあるかもしれません。
      しかし女性の平均寿命が85歳、特に80歳以上の女性は男性の2倍以上という現代では、今や女性の更年期は「終わりの時期」ではなく、先に広がる風景を見据えて一息入れる「節目の時期」。
      これからの人生をよりよく生きるために必要な充電期間ととらえていきたいものです。

      ≫次のページでは、「更年期障害のチェックシート」をご紹介します。