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プチ断食でカラダをリセット!

初心者OK!プチ断食実践法

プチ断食をやってみよう

では、プチ断食の方法を2つご紹介します。プチ断食が初めての場合は、まずは半日断食から始め、体が慣れてきてから、週末断食にトライしてみましょう。ただし、いずれも体がつらいと感じたら、すぐに中断してください。

まずは短く!半日断食

朝食を食べないで、昼食までは水もしくはノンカフェインのお茶だけで過ごします。前日の夕食を食べてから、最低でも10時間は空けるようにしましょう。どうしてもお腹がすく場合は、酵素ジュースや野菜ジュース(できればフレッシュなもの)を飲みます。慣れていない方は5日間を1セットとし、その後1カ月は普通の食事に戻します。慣れてくれば、毎日続けてもOKです。

POINT

朝食を抜いたら、昼食は脂分を控えた軽めの和食を摂るようにしましょう。半日断食は慣れてくれば毎日続けてもよいのですが、1日2食にすることで、1回の食事量が増えてしまうのであれば、3回に分けた方がいいです。1回に大量に食べるよりも、分けて食べた方が消化はラクで体の負担にならないからです。食事量を考えて、食べるようにしましょう。

コラム「朝食を摂らなくてもいいの?」

半日断食は1日1食を断てばよいのですが、朝食を断つのは東洋医学の考え方に基づきます。東洋医学では、昼12時~夜8時は摂取の時間(食事の時間)、夜8時~朝4時は消化の時間(消化して栄養分に変える時間)、朝4時~昼12時までは排泄の時間(老廃物を出す時間)とされています。老廃物を出す時間にしっかりと食べてしまうと、毒素を出しきる前に再び入ってくることになり、徐々に毒素が蓄積していくことになるため、朝食を断つことがよいというわけです。

慣れてきたら丸一日!週末断食

週に1回、1日1食にし、食事から食事の間を24時間空けます。たとえば土曜の夜7時に食事をしたら、日曜の夜7時までは食事を断つ、ということです。時間はどの時間を空けてもかまいません。
その間、口にしてよいものは、水もしくはノンカフェインのお茶。のどが渇いたと感じたら飲むようにしましょう。つらい場合は酵素ジュースや野菜ジュース(できればフレッシュなもの)を飲んでもOKです。
週末ごとにこの断食を実施し、1カ月を1セットとします。その後2~3カ月は普通の食事に戻し、また1カ月間週末断食を行います。慣れてくれば、毎週末に行います。

POINT

週末断食で大切なのは、断食前と後の食事です。本格的な断食ではスープやおかゆなど胃腸にやさしい食事が理想ですが、週末だけのプチ断食ならそこまでこだわらなくても大丈夫。断食前も後も、脂分を控えた軽めの和食を摂るようにしましょう。
またこれらの食事はよくかんで食べることも大切です。人間の体は、かむことで唾液がでて食事が始まることが体に伝わり、胃腸が動き胃液がでて、というように順番に体に指令がでます。かまずに飲み込むと、指令が伝わる前に食べ物が入るために、胃腸に負担がかかってしまいます。普段よりもしっかりとかむことを意識して食べるようにしましょう。

プチ断食とは「自分をみつめること」

プチ断食でもっとも大切なのは、行った後の生活です。プチ断食を行えば少しはやせるかもしれませんが、その後にこれまで通りの生活に戻れば、すぐにリバウンドしてしまいます。
プチ断食を行うことで、自分の体の状態に耳を傾け、体の調子が良いと感じれば、それをきっかけに食事の内容を見直したり、量を減らしたり、健康に気をつけることに意識がいくでしょう。プチ断食を、体を変えるきっかけづくりととらえ、自分の食生活を振り返ってみてはいかがでしょうか?

要注意!プチ断食に向いていない人

胃腸に潰瘍やがんなどの重い病気を抱えていたり、極端に体力のない人には、プチ断食はおすすめできません。断食は健康な人が、健康維持のためにやる健康法です。断食中に貧血で倒れるなどの事故が起こる場合もありますから、自分の体の状態を見極めて行うようにしましょう。
また、女性の場合、極端な断食をすると生理がとまってしまうことがあります。子どもを産むために体をつくらなければならない10~20代の時期に、飢餓状態に陥るのは大変危険です。普段から食事量が少ない若い人は、プチ断食はやらないようにしましょう。

半日からでOK!プチ断食でカラダをリセット!

※上記掲載の情報は、取材当時のものです。以降に内容が変更される場合がございますので、予めご了承ください。

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