「村瀬先生のぶらり歴史歩き 大阪・空堀 前編」大阪城の近く、太閤秀吉による町づくりの名残を感じられる空堀エリア

 テレビでもおなじみ、東進ハイスクールの人気講師・村瀬先生による歴史番組。第7回は、近年、若い人たちにも注目されている空堀。古地図と見比べながら、ぶらり歩きしていきます。

まず2人がやってきたのは、空堀商店街

 空堀商店街は、上町筋からに松屋町筋にかけて東西に延びる、およそ800mほどの商店街です。昔ながらの個人商店が多く残り、人情味、そして活気にあふれています!

そんな商店街で村瀬先生が気になった継承碑が。

 昭和19年から南空堀町だったこの場所は、昭和57年の住居表示の実施にともない現在は、谷町六~七丁目に変更されました。近くには千成瓢箪(せんなりびょうたん)も建っています。

空堀の名前の由来とは?

 かつて豊臣秀吉は、大坂城の南側の防御力を高めるために空っぽの堀を作りました。当時の空堀の長さは約3~40mぐらい、高さが約10mだったとのこと。空堀周辺は大坂城外堀にあたると伝えられ、まさに難攻不落と呼ばれた大坂城の名残を、知ることができる場所なんです。

2人はさらに商店街を散策

 やってきたのは、ぜにやふとん店。昔から街の人達に愛され続けている、空堀商店街の中でも一番の老舗なんです。初代は油屋さんだったとのこと。ここで店主の宮崎さんに、昔の空堀について伺います。

 宮崎さんに、お店の歴史がわかる大正時代のお写真を見せていただきました!

宮崎さんの同級生が営む、お豆腐屋さん 岡田屋本店へ

 岡田さんにも、空堀やお店について伺いました。時代が変わっていく中で、これからの商店街のあり方とは……。2人は最後に、お店自慢の豆乳をいただきました!

最後に向かったのは、明治36年創業の名店 こんぶ土居へ

 江戸時代、北海道から物資を運ぶ北前船の終点だった大阪に、昆布などの新鮮な物産が集まりました。そして「天下の台所」と呼ばれた大阪で、昆布は庶民の食べ物として広まりました。こんぶ土居は、そんな大阪の食文化を支えてきた老舗のひとつです。

 四代目店主の土井さんにお話を伺うことに。四代目を継ぐ前はイタリアに住み、料理店で働いていたそうです。イタリアは自分の国の食文化や街を大事にしますが、大阪で家業が昆布屋を営む土井さんには相通ずるものがあったよう。詳細はぜひ動画をご覧ください。

 2人はごはんに合う佃煮を試食させてもらいました。川岸さんは肉厚な椎茸入りのつくだにを、そして村瀬先生は最高級の天然真昆布を使った御上り昆布をいただきました!

 他にもいろいろなお話を伺いました♪ ぜひ動画でチェックしてみてください。

eo光テレビご契約者の方はぜひeo光チャンネルでご覧ください。放送は2022年4月7日から

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eo光チャンネル(地上デジタル111ch)

村瀬先生のぶらり歴史歩き
大阪・空堀(前編)
2022年4月7日 9時~ 放送
(再)4月8日 12時~ (再)4月9日 8時~ほか
次回の放送更新は2022年4月15日
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