くらしとエンタメ

京都の街を舞妓さんがご案内
酒どころとしても有名な伏見散策の前編は
藤森神社と月桂冠大倉記念館へ!

祗園甲部の舞妓さんが、歴史の浪漫を感じさせてくれる古都・京都の街を案内する『舞妓はんの京まち浪漫』。今回は、京都市南部の伏見を散策。江戸時代に大阪と京都を結ぶ交通の要所として栄えていた伏見は、日本有数の酒どころとしても有名で、数多くの観光客が訪れる人気エリアでもあります。

今回、案内してくれる舞妓さんをご紹介

写真左:舞妓 紗友美(さゆみ)さん

紗友美さんは石川県出身。散歩が好きとのことで、四季折々の表情を見せてくれる南禅寺がおすすめスポットというのも納得。好きなスポーツはバドミントン、好きな食べ物はサバとチョコという意外な二面性も!?

写真右:舞妓 恵利佳(えりか)さん

東京都出身の恵利佳さん。趣味は音楽鑑賞、読書とインドア派かと思いきや、フィギュアスケートが好きという一面も(ただし見るだけ……)。京都のおすすめスポットは朝の鴨川、好きな食べ物はフルーツです。

撮影の合間に見せた紗友美さんと、恵利佳さんのかわいい表情をおさめたオフショット動画もご覧いただけます

MAP

1800年以上の歴史を持つ勝運と馬の神様 藤森神社

まず2人が訪れたのが藤森神社。平安遷都以前、1800年以上も前に神功皇后(じんぐうこうごう)によって創建された歴史を持ち、勝運(しょううん)と馬の神様として多くの参拝者が訪れます。

境内を歩き、お参りした2人は、権禰宜の辻賢一さんにお話を聞くことに。最初に祭神様について尋ねたところ、たくさんの神様が祀られていると辻さん。なかでも中心となるのは八坂神社と同じ素戔嗚尊(すさのおのみこと)とのこと。勝運については、祀られている十二柱(じゅうにはしら)という12人の神様が、いずれも英雄的な逸話を持っていることから。そして馬の神様については、平安京の南西側の守護社であり、昔で言う午の方角であることから馬の守り神となっていることなどを教えてもらいます。

毎年5月5日の菖蒲の節句には、春の祭り「藤森祭(ふじのもりさい)」が行われます。元々は厄除けなどの意味を持つ菖蒲という花が、武道、武芸でいう「尚武」に、さらにそこから転じて勝負事の「勝負」になったとのこと。また菖蒲の節句は、別名端午の節句とも呼ばれます。端午というのは、旧暦の午の月の午の日ということで、その日に駈馬(かけうま)という馬の走る神事が行われます。そういったことも含め、競馬関係の方もたくさんお参りに来られるそうです。

藤森神社について、お話を聞いた2人は、かわいい馬のおみくじをひくことに。紗友美さんは大吉、恵利佳さんは小吉でしたが、その内容に2人は盛り上がります。そして、拝殿で京舞「あけぼの(東山名所)」の奉納も行いました。

二人の艶やかな京舞は必見です!ご覧になりたい方は、是非番組をご覧ください。

エリア情報
  • 場所
    藤森神社
  • 住所
    京都市伏見区深草鳥居崎町609
  • 電話番号
    075-641-1045
  • 営業時間
    境内拝観自由
  • 定休日
    年中無休

酒どころ伏見最古の酒蔵 月桂冠大倉記念館

続いては伏見を代表する酒蔵のひとつ、月桂冠へ。今からおよそ380年前に創業したという伏見最古の酒蔵で、その歴史や貴重な資料などが展示された「月桂冠大蔵記念館」を訪れました。

まずは展示されている大きなガラス瓶の前へ。学芸員・三輪祥智さんによると、この瓶は実際に使われたものではなく、広告用に作られたものとのこと。お酒はその昔、木の樽で運ばれていて、一般のお客さんは徳利を持参して量り売りでお酒を買っていたそう。でも、徳利の中は洗いにくいうえ、汚れていてもわかりにくい、それを衛生的なガラス瓶に変えていくために広告用の大きな瓶を作ったと教えてもらいます。

そして、大きなラベルは現在トラディショナルな月桂冠のラベルとして使っているものと同じであることが説明されたあと、偽物対策がしてあるという驚きの情報が。2人も「え〜、そうなんですね!」とびっくりです。ラベルの真ん中に漢字の「月桂冠」と書かれていて、その周囲にカタカナで放射状に「ゲッケイカン」と書いてあるのですが、裏返って鏡文字になっている行が1つだけあると聞いた2人。「どこやろ?」と探し始め、「あ!ホンマや!逆になってる、おもしろい!」と、またまた驚かされた様子でした。

さらに創業してから384年が経つこと、月桂冠の商標を使いだしたのは明治38(1905)年からで、商標を採用したのが十一代目当主、今の社長の曽祖父であることなどが伝えられます。月桂冠を商標にした理由については、オリンピックのマラソンのチャンピオンが頭上にいただく勝利のシンボルで一等でないとかぶれない、ナンバー1という意味だからとのことでした。

続いて展示されていたのは、小さなガラス瓶、「大倉式猪口付瓶」。蓋の上にガラスのおちょこがついてありますが、これは汽車のなかで飲めるようにしていると三輪さん。瓶詰めのお酒に馴染みがなかった蒸気機関車の時代、徳利を持って行きづらいところということで販売場所に駅を選び、その駅で売れるように、そして汽車のなかで飲めるようにと小さなコップをつけたと聞いた2人は「すごい、おもしろい!」と感心。三輪さんからはこれが最初の特許で、100年ほど前の特許になることも明かされました。ほかにも大正4年、サンフランシスコの万博で出品した瓶も展示されていて、これは当時世界的に流行していたアールヌーヴォー様式のデザインが施されたものであることも説明されました。

三輪さんから、施設の周辺が祇園の花見小路と同じように、電線がすべて地下化されていることを教えてもらったあと、敷地内にある「さかみず」へ。これは月桂冠を作る伏見の名水で、試飲した2人は「すごいおいしい」、「少し甘くてとろみがある」と絶賛。さらに甘酒もいただき「おいしおす」とご満悦でした。

エリア情報
  • 場所
    月桂冠大倉記念館
  • 住所
    京都府京都市伏見区南浜町247
  • 電話番号
    075-623-2056
  • 営業時間
    9:30~16:30
  • 定休日
    お盆、年末年始

おまけ♪ 舞妓はん 豆知識

実は恵利佳さんは舞妓になったばかり。その「お店出し」の様子がこちら。「お店出し」とは「仕込みさん」として約1年の修業を終えて、晴れて舞妓になること。黒紋付の正装でお披露目となりますが、金の糸を織り込んだ「だらりの帯」など、その装いは華やか。男衆さんに先導され、お茶屋さんなどに挨拶まわりをする、一生に一度の特別な日なのです。

オフショット動画

ここでしか見れない紗友美さんと、恵利佳さんの貴重なオフショット動画です。撮影の合間に見せたかわいい二人の姿に、ほっこりなごみますよ~♪

リバーサイドの京町家でワタシらしい時間を KAWA CAFÉ

京阪清水五条駅から徒歩8分。鴨川を眺めながらほっこりとした雰囲気を楽しめる「KAWA CAFÉ」。時間帯によって朝食、ブランチやランチ、カフェ、ディナー、そしてバータイムがあり、ゆったりとした時間が流れるおすすめのカフェです。

「本日のランチ」1,250円は日替り。取材時はハーブソーセージとフライドポテトのサラダ添え

店舗情報
  • 店名
    KAWA CAFÉ
  • 住所
    京都府京都市下京区美濃屋町176-1 2F
  • 電話番号
    075-341-0115
  • 営業時間
    10:00~24:00
  • 定休日
    不定休

今回の番組をご覧になりたい方は・・・

祇園甲部の舞妓さんが、浪漫あふれる京都のまちを案内する『舞妓はんの京まち浪漫』は、全4回で放送いたします。eo光テレビご契約者の方は是非eo光チャンネルでご覧ください。
放送は2021年12月29日から。YouTubeの公開は2021年12月29日予定です。

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eo光チャンネル(地上デジタル111ch)

『舞妓はんの京まち浪漫』
伏見(前編)
2021年12月29日 21時30分~ 放送
(再)12月30日 18時30分~ (再)12月31日 21時~
次回の放送更新は2022年1月21日 14時~
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